ヨーロッパの田舎　探検隊！コミュのほぼノーマル編・8月9日の２

ほぼノーマル編　8月9日の２

○ロウアースローター

　Lower・Upper　二つのスローター村を目指して山道をかっ飛ばすと、標識にもSlaughtersと一くくりにされていました。
　Upper　Slaugterめざしていたはずなのに、ふと気付いたときにはLower　Slaughterに到着。
　川沿いの道端に車を停めてしばし川辺を散策。
　
　ああ・・・いいところだ・・・

　緑豊かな町の中を、狭い川が流れているのですが、その風情がなんともいえずいいのです。
　近づいてよく見ると、川はごく浅く、流れが急です。
　川底は細かい石がきれいに敷き詰められ、泥でにごることもなく透き通った水がすいすいと流れていきました。
　川では5歳以下の男の子が二人、両親に見守られながら遊んでいました。
　水はかなり冷たかったのですが、大丈夫だったのでしょうか。
　心配になって声を掛けてみたのですが、全く平気みたいでした。

ここは村自体がとても小さくて、水車小屋で買った絵葉書の航空写真を見ると、ちまっとまとまっていてとってもラブリーです。
ちょっと歩けば終わってしまうくらいの小さな小さな集落です。

○アッパースローター
　
やはりアッパーにも行きたいので、道を戻ってよ～く探しました。
紅山さんの本には、ロウアーから歩いて20分とあるので、車では5分とかからない距離のはずです。

ありました。
村というより、車であっという間に通り過ぎてしまいそうなごくごく小さな集落です。通りの脇に何軒か家があったな・・・というところが、実はアッパースローターなのでした。
ここでは町中心の大きな木の広場に車をとめ、川の方へ。
ここでも小さな子どもが遊んでいました。
メイン通りから川へ下っていくと橋がかかっているのですが、車も通れないほどの幅で、ちょっと水が上がったら水没しそうに低い橋です。
橋の脇は川にむかって自然にスロープがついており、おそらく牛などは川を歩いて渡ったものと思われます。
今でも、車は橋ではなくこのスロープをおり、川をじゃぶじゃぶと越えて渡るのでしょう。

ここでも水は足を切るように冷たく、流れは速く、萱か葦の中に吸い込まれていくようでした。

子どもたちが無心に遊ぶ姿がかわいくて、ついついのんびりしてしまいました。

わたしもいっしょに川に入りましたよ。
こんなときはサンダルが便利です。