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ミクシ大学医学検査学部輸血学科コミュの輸血問題支援センター

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輸血検査、輸血療法でお困りの方、ご相談ください。

安易なご質問には、「指定文献紹介」扱いとすることがあります。
また、内容によっては、時間がかかることがあります。
どうぞ、あしからずに・・。

コメント(87)


>あーやさま

稀な検体はなかなか経験できないので、どこの施設でも少なからず同じ悩みを抱いておられる方も多いかと思っておりますもうやだ〜(悲しい顔)

談話室に偽Bm(笑)の作成方法が出ていましたが、mfを作って判定したりスポイトを傾けて量のコントロールなどトレーニングできる事もあるので挑戦してみてください。
凝集の弱いものは自家製で作ったクームスコントロール(輸血検査の実際:黒)は、ほどよく凝集が弱いのしか作れなかったので、それで逆に判定の練習したりしてましたねー。 大昔に (笑)
>あーや さま

> 自施設では、結構あいまいにすごしてしまってる部分が多く、試験管はある施設は新品しか使わないのに対してうちでは水道水洗浄で再利用してることがあったり、

新品の試験管は、血清や血球浮遊液を入れた時、管壁の荷電状態が強いのか、一度使って洗ったものより血球の落ちが悪いので要注意です。血液型でもクームス試験でもそのことを意識しておく必要があります。とりわけ、クームス試験は血球がよく洗えない、落ちないと思った方が間違いないでしょう。管壁が乾いた状態の時、血清を入れる時に管壁に伝わらせて落とすと余計血球が管壁に残りやすくなります。だから、試験管の底の一気に落とすようにするべきだと思われます。


>一滴の滴下量が同じとはとてもいえない、使い捨てのスポイ
>トを使っていたりととても疑問に思うことは多いのです。
>ですがやはり責任者ではないので提案はしても却下されてし
>まいます。

出来れば、ピペットは折れにくい少し肉厚のガラスのキャピラリーピペットを使ったほうがいいように思います。ポリの使い捨てのものでも何でも通常使っているピペットの一滴の液量を事前に知っておく必要があります。垂直にした時、45度に傾けた時、ほぼ水平に近い角度にした時の量の違いを検べておきます。

しらべ方は、正確の1mlの生食を吸い上げて、何滴で落ち切るかを数えて、その数で1mlを割ればわかります。
ディスポであれ、ガラスであれ、一滴の液量がどのくらいあるかを知っておかなければならないのは、抗原抗体反応の最適比率(1:80)になるように、血球浮遊液の量と抗血清の量の割合を落とす時の一滴の液量を変化させて、理想に近づけるためです。
ピペットの管口の径が変われば液量に差がでます。また、角度によっても一滴の量はかわります。

>そんな不安もあり、もし難しい検体がきてしまったときには
>対処できるか??自分の能力不足と合わせてとても不安に感
>じてしまいます‥

そうですね。気持ちはよくわかります。
血液型検査の場合、普通の検体については抗原量は充分にあるので、血球浮遊液の濃度が少しくらい濃くても、薄くても凝集の有無を見逃すことはないのですが、話題にした抗原量が少ない検体や亜型を疑う検体は、基本に忠実な正確な手技でやらないと凝集を見逃してしまう危険性があります。

コメントNO37でも、輸血担当者は弱いBの凝集を見てますが、ダブルチェックをオモテ試験だけでやっていた技師はA型と最初判定していて、Bの凝集を見逃しています。
だから、オモテウラの両方の検査を実施していれば、不一致になることが多く、やり直しをしたりして弱い凝集があることが発見することになります。オモテだけの検査はそれだけ誤判定のリスクが高くなります。本当は、オモテだけでも弱い凝集を見逃さない技術が求められるのですが・・・。

弱い凝集を見逃す原因として考えられるのは、
1)適正な濃度の血球浮遊液を作っていない。(濃すぎ??)
2)血球と抗血清の割合が合っていない。(血球浮遊液量が多く抗血清量が少ない)
3)抗血清に血球浮遊液を加えたあと、遠心前によく振って混ぜていない。(血球抗原と抗血清抗体が充分反応するだけの時間がないうちに遠心だけで反応させている)
4)遠心後の沈殿ボタンをほごす技術が粗雑か強く試験管を振ってしまっている。

意識的に訓練していない人は、1)から4)のすべてに問題がありそうです。

訓練した人かどうかは、試験管に抗血清を入れたときのラベリングの仕方を見るとたいていわかります。抗血清を入れる試験管にAとBを記入しないで、青色か黄色かで遠心後に区別しよとする人。抗A、抗B、Cont、抗D、A球、B球とはっきり分かるラベルをしないで、12345と番号で簡略化しようとする人など認定試験の時は減点対象になっている可能性があります。
初歩的な質問で恥ずかしいのですが、教えてください。
「抗Lea、抗Lebには量的効果が無い」のはなぜなのでしょうか?
Lewis式血液型は加齢によって変化するもので・・・
赤血球膜の構成成分ではなくて・・・
Lea、Lebは対立遺伝子によって発現するものではなくて・・・
等、色々考えてみるのですが、具体的に説明できません。

よろしくお願いします。
>もも さま
>Lewis式血液型は加齢によって変化するもので・・・
>赤血球膜の構成成分ではなくて・・・
>Lea、Lebは対立遺伝子によって発現するものではなくて・・・

考えていることは大体同じですね。
Lewis系に何故、量的効果が無いかあまり考えたことはありませんでした。
血球上に存在していないことと、漠然と糖鎖抗原であるからでないかと思っていました。


Lea抗原は1946年、Leb抗原は1948年に発見されたようです。
  
表現型と遺伝子型との関係は詳しくは無いのですが・・・。
間違っているかもしれませんので詳しい方の訂正や補足をお願いします。

  Lewis抗原は赤血球膜に存在しているのではなく、Lewis物質が赤血球表面に吸着されたものであり、分泌型と呼ばれる(Se,se)とABH抗原との関連があり複数の遺伝子が関与している。下記の表現型と遺伝子型を見てもらえれば、お分かりになると思いますが、
Le-aとLe-bの関係は、対立遺伝子ではなく、RhにおけるCDe/cDeのようにCcがヘテロでeeがホモ接合というようにならないからだと思います。それに、Lewisは糖鎖抗原であることも反応強弱に影響していると思います。糖鎖コアのGlcNacの存在する形状(?型糖鎖か?型糖鎖か)の割合などでも抗原の強さは変化すると思われます。いずれにしても、Le遺伝子とSe遺伝子の双方が関与していることが、量的効果とみなせる状況が発現しない理由なのではないかと思われます。あまり、根拠だって説明できてませんが・・。


------------------------------------------------------------
表現型     遺伝子型     備考
--------------------------------------------------------------
Le(a+b-)    LeLe sese  ABH 非分泌
        Lele sese  Le-a 分泌

------------------------------------------------------------
Le(a-b+)    LeLe SeSe  ABH 分泌で
        LeLe Sese  Le-a 分泌
        Lele SeSe  Le-b 分泌
        Lele Sese  

-------------------------------------------------------------
Le(a-b-)    lele SeSe  ABH 分泌で
        LeLe Sese  Le-a 非分泌
        lele sese  Le-b 非分泌
-------------------------------------------------------------
Le(a-b-)    lele sese  ABH 非分泌
               Le-a 非分泌
               Le-b 非分泌
-------------------------------------------------------------
   Lea抗原  :Le遺伝子が存在してSe遺伝子が存在しない。
   Leb抗原  :Se遺伝子がLeとともに存在する。
   Le(a−b−):leがホモ接合体。
   Leab抗原 :Lea抗原またはLeb抗原陽性者。
   Le(a−b+):分泌物中にLeaおよびLeb型物質が存在する。

新生児のときにLe(a+b+)になることも有るといわれています。
>ももさま、こうめいさま

遺伝子型と表現型との対応は、上の表のとおりで、
あと、少し追加させてください。

ルイス抗原はABH抗原と同様にトランスフェラーゼによって作られます。
Se: フコシルトランスフェラーゼ2 (FUT2)
Le: フコシルトランスフェラーゼ3 (FUT3)

前駆体糖鎖 + FUT2 + FUT3→ Leb抗原: Le(a-b+)
前駆体糖鎖 + FUT3→ Lea抗原: Le(a+b-)
前駆体糖鎖 + FUT2→ H抗原: Le(a-b-)

おそらくSeやLe遺伝子がホモかヘテロかによってFUT2やFUT3の酵素量は異なると考えられます。
しかしヘテロでも、基質である前駆体糖鎖に対して酵素量としては十分過剰なのかもしれません。
その結果、ルイス抗原に量的効果が認められないのかなと推測します。

あと、胎児、臍帯、新生児は一般にLe(a-b-)を示し、幼児は一過的にLe(a+b+)を示すことが知られています。

Cord, fetal Le(a-b-)
birth 〜3 months 80% Le(a+)
infants common Le(a+b+)
2 years〜6 years 20% Le(a+) adult level

この現象はLe-トランスフェラーゼの方がSe-トランスフェラーゼよりも先に機能するようになるためと考えられています。

また、妊婦は一過的にLe(a-b-)を示すことがあります(血漿リポタンパク濃度の上昇に伴い、リポタンパクに吸着するルイス抗原コピー数が減少するため)。
>ぽりも さん
補足及びフォローありがとうございます。

>おそらくSeやLe遺伝子がホモかヘテロかによってFUT2やFUT3の酵素量は異なると考え>られます。
>しかしヘテロでも、基質である前駆体糖鎖に対して酵素量としては十分過剰なのかもし>れません。

なるほどね。そうかんがえられるのですね。ありがとうございます。

>その結果、ルイス抗原に量的効果が認められないのかなと推測します。
>こうめいさま、ぽりもさま

丁寧な解説ありがとうございます!
5回くらい読んで自分で書いてみて、やっと分かった気がします。
分からないことが多すぎて・・・
まだまだ勉強です!!
 >ももさま

 そうですよ〜!
 いつも画面でなく印字してじっくり読まないとなかなか理解できず・・(汗)
 でもわかると楽しいですよね♪

 >ぽりもさま

 いつもありがとうございますぴかぴか(新しい)
 まだかまだかと書き込みお待ちしていました(笑)
 それから印字しようと・・

 >こうめいさま

 やはり管理人さんがいないと(笑)
 近畿ではまたこちらのコミュでもオフ会を募りましょうぴかぴか(新しい)
副作用対応のために血液バッグを保管している病院も多いと思いますが、
輸血セットを抜いた後のバッグの無菌的な保管方法についてお悩みかと
思います。
こういう製品(画像)があると、聞きつけたので早速資料を取り寄せてみました
現在では兵庫医大しか使ってないので、注文に即応は出来ないらしいですが
参考までに
ちなみに私はニプロの回し者ではありません(w
>ken01 さん

情報ありがとうございます。やっぱり、あるんですね。
副作用対応のための血液バックを保管している施設は多くなってきたのでしょうか??
当院ではまだ保管を実施してません。
そろそろ考える時期なのかもしれないですねあせあせ
緊急時のO型赤血球輸血について教えてください。

マニュアルを作成したいのですが、
わからないことばかりなので教えてください。

「輸血療法に関する指針」や「危機的出血に対するガイドライン」等を読んでみたのですが、
指針では、O型赤血球を相当量輸血後に患者同型赤血球に切り替える場合は
新たな検体で交差試験の主試験を実施するとなっていますが、
危機的出血のガイドラインでは、輸血量については触れず、患者同型に切り替える場合は
新たな検体で交差試験の副試験を実施するとだけなっています。
O型赤血球の輸血量と、新たな検体で交差試験を実施する必要性は関係しますか?
また、この場合、主試験と副試験どちらが重要なのでしょうか。
知識不足で申し訳ありません。

それから、O型赤血球製剤による異型適合血を用いる際になにか基準などを設けた方がよいのでしょうか。
払い出し単位数の限度数や、患者血圧値等、なにかありましたら、是非教えてください。
よろしくお願いします。
O型血の安全性は以下を参考にしてください

RCC-LRは血漿の90%を取り除き、MAP保存液を添加した製剤であるが
製剤内の希釈された血漿の抗A,抗B抗体価は最も力価の高いO型での
中央値2倍(最高16倍)で、A型患者にO型RCCを100パック一気に
輸血するような場合でない限り抗A,抗B抗体による溶血は心配はない。
また、そのような状況では元の血球がほとんど残存しないので
移行した抗体による溶血の心配はなくなる。

A型,B型血漿による抗体中和
血漿に含まれるA型,B型物質が、高力価の抗A,抗B抗体をどの程度
中和できるか調べたところ64倍程度まで中和出来ることがわかった。
移行した抗A,抗B抗体は患者血漿中の型物質で中和され溶血を起こす
ことはできない。また血液型物質は血管内皮から分泌されるので、
一時的に減少してもすぐに回復する。

不適合日赤血の安全性評価 松原賢弘, 森岡仁, 岩城浩, 稲葉頒一
神奈川県赤十字血液センター検査部検査一課
日本輸血学会雑誌, 52(2) : 242, 2006

緊急時日赤異型適合血の安全性 稲葉頒一(神奈川県赤十字血液センター所長)
日本医事新報  No.4349(2007年9月1日)
>ミリ さま
>それから、O型赤血球製剤による異型適合血を用いる際になにか基準などを設けた方が>よいのでしょうか。

緊急度によるグレード(レベル)を3〜4クラスに別けて、対応基準を設定している施設が多いようです。

O型血の使用は、血液型検査実施する余裕のない場合や血液型を確定できない時に限るようです。

下記などを参考にして、施設内で協議して輸血療法委員会としての基準を決めるのがいいと思います。

http://homepage3.nifty.com/htsuji/5surv.htm
http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/safe/0404/0404safen.pdf

http://www.hospital.yaizu.shizuoka.jp/sinryogijyutu/kensa/hakkousi/yuketu-dayori/vol11.pdf



>払い出し単位数の限度数や、患者血圧値等、なにかありましたら、是非教えてください。

払い出しは、初回はとりあえず4単位とか一度に10単位以上出庫しないとかの決め事をしているところが多いようです。

血圧は、一律の基準というより麻酔科医や輸血責任医師の判断にゆだねるのが一般的と思います。

ショック・インデックス

shock index=脈拍数/収縮期血圧
【例】
脈拍数120,血圧60/40mmHgのとき,
shock index=120回/60mmHg= 2 → 2,000mlの出血
脈拍数150,血圧50/30mmHgのとき,

shock index=150回/50mmHg= 3 → 3,000mlの出血
  S.I. 重症度出血量
  0.5〜1.0 軽症約1,000mlまで
  1.5前後中等度約1,500ml
  2.0以上重症約2,000ml以上


さっそくの書き込みありがとうございました。

ken01さん
O型の安全性について、とても参考になりました。
一番心配な溶血について理論的に知ることができ、とても勉強になりました。
医師や看護士に質問されることもあると思うのでまるまる引用させていただきます。
ありがとうございます。

神奈川赤十字の方々がこのような報告をされていたなんて・・・。
神奈川で働いていながら知りませんでしたあせあせ
もっといろんな文献に目を通すようがんばります。


こうめいさん
さまざまな参考資料をありがとうございます。
プリントアウトしてしっかり読み込もうと思います。
基準については、麻酔科医や責任医師にゆだねるべきなんですね。
すべて、輸血部門から提案しなければならないのかと
気負ってしまっていました。
とても参考になりました。
ありがとうございます。

わからないことが出てきたらまた教えてください。
どうぞよろしくお願いします。


>ミリ さま
>基準については、麻酔科医や責任医師にゆだねるべきなんですね。
>すべて、輸血部門から提案しなければならないのかと

マニュアル作成は、検査技師が「たたき台」を作成し、医師や看護部等とも相談協議しなければなりません。輸血に関する基準は指針やガイドラインを基礎にするものの輸血部門から基準などの提案も、医師たちの動向、判断や意見を抜きに基準は決められるものではありません。

上記の基準について、書いたのはあくまでも、術中の患者の血圧のによる輸血開始の決断などはマニュアルでは規定できることではないという意味で、麻酔科医や輸血責任医師に判断にゆだねるべきだとかきました。その時の患者の状態によって、ケースバイケースだからです。

>気負ってしまっていました。

臨床検査技師が臨床医や麻酔科医に働き掛けするのは、大いにやってください。気負って取り組むことも、時には必要です。

ただ、医師には裁量権があって、検査技師にはそれを否定する権限はないことを忘れてもいけません。知識があるからと言って、無遠慮に「正論」をいうときは、謙虚を持つ必要もあります。

言い方を間違えて、医師に「俺が決めることだ」と言わしめては失敗です。検査技師は信頼関係に基づいた提言やサポートができるだけです。相談できる医師を見つけ、方向性を話し合えるように良好なコミュニケーションがとれることが望ましいですね。

がんばってください。

 AZUさまの投稿を修正いたしました。(副管理人)
 
 緊急時のRho(D)陰性患者へABO同型のRho(D)陽性血液を輸血する場合に対してのマニュアルを作られている施設さんがおられればどんなマニュアルか比較の為、概要を教えてもらえませんでしょうか?できれば書類面も含めてお願いします


 
 (副管理人)
 これはちょっと突っ込んだ内容が必要にになるので
 詳細を教えていただける方、AZUさま、私にメッセでお願いいたしま-す!


 
こうめいさん
ありがとうございます。
良好なコミュニケーションはチーム医療において一番根底となるもので、
最も大切にすべきことですよね。
輸血関連について臨床側と話す際には
立場をわきまえて話すように心がけてはいるのですが。

当院には血液内科がなく、輸血専門医もいないので、
なかなか輸血業務に理解をしてもらえない状況です。
それなりに輸血件数も多いのですが。
兼任医師として、検査科の病理医が名ばかりの責任医師となっていて・・・。
院内の輸血療法委員会もあまり有意義なものではありません泣き顔
血小板の発注をはじめ、血液の適正使用などについての理解が薄く
お互いよいイメージがない関係になっているかもしれません。

もっと知識も増やし、臨床側から信頼してもらえるようになれるよう努力していきたいです。
知識とともに人間性も磨かないといけませんよねウッシッシ
質問が2つあります。

(1)未クロスの製剤の交差試験結果はどれくらいの時間で出していますか?
  また、払い出し単位数に制限を設けていますか?
(2)専任の輸血検査技師はいますか?


先日、当院で未クロス同型RCC製剤を20単位払い出し、FFPを10単位解凍し、更に追加でRCC10単位の注文を受けました。
検査は再検があって最終的に結果を出したのは輸血依頼があってから2時間後でした。
ドクターからは遅いと言われました。
皆さんはどう思われますか?


また、ドクターからは専任の輸血検査技師がいないからいけないのではないかとも言われました。
現在3人がローテーションして1人で輸血を行っています。
今回の問題のときは、緊急時でしたので2人で対応しました。
今のところ専任輸血検査技師を置く余裕がありません。
皆さんの所ではどうでしょうか?

ぜひ教えてください。よろしくお願いします。

 ♪はっさくё さま

 1) 生食法で連絡後、約20分の予定になっています。
       (実際のカウントはしていないですが)
    
    詳細はメッセにて

 2)います。(専任は1名。他3名が血液部門とのロ-テ―ションで運営)

    コチラも詳細はメッセにて

 輸血管理料取得には専任のしばりがありありますね。

 早いか遅いかの議論は、その時の状況や施設の立地などの諸条件も
 あるのでここでの議論は一般論に願います。
 (参加者を特定しない共用スペ−スですので、込み入った話はメッセで)

 
 >ドクターからは専任の輸血検査技師がいないからいけないのではないかとも言われました

 これは人員増員のチャンスでもあると思いますが。。
 
 クレ−ム発生の場合には、誰がやっても同じ結果なのか
 システム・手続きなどの仕組みの問題なのか詳細に検討する必要があります。
 療法委員会があると話しは早いのですが、そうでない場合も
 「困るといわれた」だけでなく問題点を明確にして話し合うことで
 他の業務も円滑にいく気がします。

 
 

 
>ばっさくe様
当院では輸血予定のある患者様すべてに対して不規則抗体スクリーニングを実施し、陰性ならば手術患者はクロスマッチせずT&Sで出庫してます。
もちろん製剤の型は確認済み。
当院は心外が院内の輸血の7割ほど使用量があり、
使用時は手術が多い、また予定されている輸血依頼より増えることがよくあるのでこの体制でないと人員的に無理なのもあります。
人員も1〜1・5人
3人で血液と輸血をぐるぐる一ヶ月単位で回ってます。
当院に関しては私自身は輸血固定の人が一人いたほうがと感じますが‥
レスありがとうございます。
返信が遅れまして申し訳ありません。

>kaoriさま
メッセありがとうございます。
kaoriさんにはメッセにてお伝えしましたが、こちらでも当院の立地条件を。
RCC・FFPの到着に20〜30分、PCは基幹センターから来るので2時間以上掛かります。

生食法のみでしたら、製剤が来てから15分程で結果が出ます。
今回はクームス法に偽陽性が出て再検したので時間が掛かりました。
クームス法のみ再検との連絡が臨床に出来ていなかったので、その点を今後改善しようと思っています。

>AZUさま
T&Sをされているんですね。
当院では、事前に抗体スクリーニングとクロスマッチを両方しているため使わなかった場合に在庫が増えてしまい廃棄率も高いです。

輸血担当はほぼ毎日違います。
主に血液と輸血でローテーションしているのですが、他の部署との兼ね合いもあり午前と午後で違う部署へ行くこともあります。
今晩は。
輸血前・後の感染症検査について質問です。

現在、当院では輸血前・後の感染症検査と検体の冷凍保存をしていますが、輸血前を検体保存だけにして、感染症検査は輸血後だけにしようという意見がでています。

しかし輸血後3ヶ月検査を徹底するのは難しく、
もし2〜3年たって輸血前の保存検体を廃棄した後に、感染症を発症して輸血以外原因が考えられないと言われたとき、輸血前検査をしといた方が因果関係をある程度証明できるのではという反対意見もあります。


皆さんの施設ではどうされてますか?


それと、『生物由来製品感染等被害救済制度』なのですが
適用について、入院が必要な場合からになっていますよね。
輸血が原因で肝炎などの感染症を発症し、通院治療をする場合は適用にならず、自己負担ということでしょうか?

りんごはっさくёさま

 >輸血後3ヶ月検査を徹底するのは難しく

 そうですね、そのためだけに来院するのも患者さんにとっては負担でしょうし。

 >輸血前検査をしといた方が因果関係をある程度証明できるのではという反対意見もあります。

 現場にいないので、現状がどうかは詳しくわかりませんが、以前聞いた限りでは
 保険(費用)の問題だけだと思います。
 輸血後感染症の検査費用については、私が聞いた時は都道府県ごとに保険算定が異なる
 ようでした。

 遡及調査で陽性になっても不要な検査をしなくていいように「輸血後」をまず検査してから
 「輸血前」を検査するようなことも聞いたような気がします。

 >『生物由来製品感染等被害救済制度』
 通院治療をする場合は適用にならず、自己負担・・・

 詳しくないのでお調べして、当院の検体保管とあわせて後日UPしますね。



横レスすみません。

私も分からなくて、今日パンフレットを読んでみたのですが、
入院加療が必要だが、やむを得ず通院する場合は適応になるようです。
何を以って病状を軽症と取るか、重症と取るかはよく分かりませんでした。
主治医や、認定する側の裁量なのでしょうか・・・?

また、感染が確定した場合、発症を予防する為の治療も適応になるようです。

『生物由来製品感染等被害救済制度』 については下記HPを参照しました。
 http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai/kansen/qanda.html

 Q&Aにもありますし、現場の方にも伺いましたが、
 通院治療でも認められる場合があるようです。

 
Q「入院を必要とする程度の医療」とは、具体的にどのような場合ですか。
A;生物由来製品を介した感染等による疾病について、必ずしも入院治療が行われる場合に限定されるものではなく、入院治療が必要と認められる場合であっても、諸事情からやむを得ず自宅療養を行っている場合でも、救済の対象になります。
なお、入院している場合であっても、生物由来製品を介した感染等による疾病だけをみると入院治療を必要とする程度であると認められないときは、救済の対象になりません。
 
 給付の種類にも通院の部分の記述がありました。
 http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai/kansen/benefit.html

 >軽症と取るか、重症と取るかはよく分かりませんでした。
  主治医や、認定する側の裁量なのでしょうか・・・?

 この件によらず全てのことにおいて医師の裁量だと個人的に考えます。
 もちろんセカンドオピニオンで複数の医師に判断していただくことは
 可能だとも思います。

 ケ−スバイケ−スという事もあるかと思いますので
 個々のケ−スで該当にあたるかどうかがわかりにくい場合は医師を通じて
 
 直接、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 へお問い合わせいただくのが
 最良かと思います。
 

 輸血前後の検体保管に関してはメッセいたします。
 
>kaoriさま、トミーさま
レスありがとうございます。

都道府県によって保険査定が異なるのって困りますよね。
ガイドラインで調べることになっているのだから、なるべく認めて欲しいのですが・・・

救済制度の件、トミーさまからのレスを見て慌ててパンフレットを見直したら、書いてありました(^^;
肝炎の治療は通院で出来る場合が多いと思っていたので、入院程度との記述で「えっ、全然救済にならんやん!?」と思い込んでしまってたようです。
早とちりですみません。

みなさん、こんばんは。
はじめて質問させていただきます。

皆さんがお勤めされている病院では、貯血式自己血輸血はされていますか。
されている病院の方で、もし、自己クリオ(自己フィブリン糊)を作製されているのであれば、その製造方法を詳しく教えていただけないでしょうか。

ちなみに、当病院では、自己FFPを一晩4℃で解凍し、遠心分離し、クリオと、脱クリオFFPに分けています。

何かわかればと思い、質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。
ほっとした顔
 イックさま

 
 こんばんは。

 当院では貯血式自己血輸血は行っておりますが、
 自己クリオは作製しておりません。
 大学病院か臨床からの強い要望がないとなかなか中小の病院では
 難しいですね。。

 一度まわりに作製している施設がないか聞いてみますね!

 また、イックさんの施設では作製されているようですが
 質問されている意図は何でしょう?
 よりよい作製方法をお知りになりたいとか??かしらほっとした顔

 

 イックさま


 付近の大学関係者にお尋ねしてみましたが、
 みなさん「やってない」そう。

 うちは当然やっていないのでよくわかっていなかったのですが
 保険が通っていないの(赤がらみなら方向を変えての余地はありそうですが)
 と手間がかかるとのがネックらしく
 臨床からよほどのアプロ−チがないと難しそうだなと
 いう印象でした。

 
>イックさま

私の勤務している大学病院では作ってますよー。

作成方法は、イックさんの所と一緒です。
通常の凍結血漿と同様に凍結した後、
冷蔵庫で低温解凍します。
その後遠心(3100rpm・40分)し、
フィブリン糊(クリオ)と、脱クリオ血漿に分け、
再度凍結保存しています。
クリオ血漿は、10〜15ml程度になるように調整しています。


参考にした本(なんだか忘れました…病院に行って見つけたら書いておきますね)に書いてあった条件としては、

「4℃で24〜48時間、低温で解凍した後、
遠心して分離する」といったものだったと思います。

参考になれば良いですが。
>kaoriさま

ご返答ありがとうございました。
確かに、自己クリオは全国国立大学輸血部会議のアンケート調査でも
作っている施設はだんだんと減少傾向にあるようです。
作り方も手間がかかるので・・・。
私がこの質問をした経緯は、自分のところの作り方以外の作り方をされている
病院があれば、その方法を参考にしたいと思ったからです。

>pixyさま
ご返答ありがとうございました。
ちなみに、クリオと脱クリオに分離されるときは、
分離台を使って、手で分離してますか?
それとも、自動分離機か何かですか?
イックさま

分離は自己血も全て分離台でやっています。
なのでクリオの分離も手動です。


あと、遠心条件は2500rpmで40分の間違いでしたあせあせ

作っている施設、少ないのですね。
確かに手間はかかりますが…
でも要望のある科がけっこうあるので、作っています。
ABO不適合妊娠時の検査について質問  (ダイレクトな質問からの代理投稿です)

母子間不適合妊娠時の検査について教えて頂きたくメールしました。
親がO型 子がA型でIgG型の抗A抗体を疑い、抗体価を調べる為に外注検査に出しました。外注先ではメルカプトエタノール法で検査を行っているようですが、これを院内で実施できるものなのか疑問に思いました。
実は以前院内でメルカプトエタノールを調整して実施しましたが大変煩雑で、次回からは外注にしようと担当同士で決めました。
しかしながら、今回また不適合妊娠の疑いがあるとの事で検査の依頼があり、上司である同僚が生食法とクームス法(IgGカセット)で抗体価を測定し、臨床側へ報告をしていました。Drの方からこれはIgG型の抗体価なのか?と問い合わせがきまして、私は母親血清をME処理しないとIgG抗体価は測定できないと思っていたので、母親血清の外注検査を勧めました。 児血球の直接クームスは陽性で血球解離液でも8倍以上あるようです。
上司の検査方法で報告していいものなのでしょうか?
IgGカセットに反応するのはIgGしかないから生食法との差で抗体価が出ると言うのです。理屈はわかるのですが、どうも納得いきません。そんなに簡単に検査での報告していいものでしょうか。私が以前試薬調整までして行った検査の意味はなかったのでしょうか…
母子間不適合の母親のIgG型抗A抗体価を調べるにはIgMをキレートしてから検査するME法で行いますよね?
どう考えればいいのか、またどのように検査を行っているか教えて下さい。
うちの病院は産科がなく、上記の質問は未知の領域で興味があったので自分の考えを書いてもいいでしょうか。まだまだ勉強中の身でしてわからないことだらけなので間違ってたら指摘してください。

血清をDTTもしくは2−ME処理してIgMを失活させたあと検査しないとIgGの抗体価は測れないのではないでしょうか?
クームス法であってもIgMが存在すれば血球と血清が混和した時点で抗原抗体反応は起こり、凝集するのでは・・・
生食法との差で抗体価がでるという理屈がわからないです
うちは試験管法なのでカセットもどういうものなのかあまり分からないですが、自分は処理後の血清で検査するのが文章を読んでて正しいと思いました
間違ってますか?

 MILLER さま

 補足ですが

 一般的にはカラム法は比重こう配法なのでIgM抗体には反応しない事に
 なっていると解釈しています。

 なので冷式抗体の影響を受けにくい(反応しない)と。

 もちろん力価が高ければ反応しますが・・。

 この上司の方はIgMがトラップ
 されないならそれでIgGだけと反応すると考えられて
 おられるかと思います。

 
ABO血液型不適合の場合、下記のことは基礎知識として重要です。

ABO血液型不適合の診断基準(厚生省特発性造血障害調査研究班、1992年)

(1) 早発黄疸を伴う間接型高ビリルビン血症
(2) .母児間にABO不適合の組合せが存在する
(3) .母親血清中IgG 抗A 抗B 抗体価が512 倍以上
以上の3 条件を必要として、確認のために下記を行う。

(4) ABO式同型成人赤血球による間接クームス試験陽性
(5)児の抗体解離試験陽性
(6)児血清中の抗A,抗B 抗体価が8 倍以上

付) 血球からの抗体解離試験により結合IgG サブクラスを同定することも可能である。

(出展 オリンパスhttp://www.olympus.co.jp/jp/lisg/analyzer/idnews/pdf/059.pdf

※ ABO型の不適合によるIgGクラスの抗A,抗B抗体によるもの

  母児間のABO型の組み合わせが、O-A、O-B、O-AB、A-AB、B-AB、A-B、B-Aで起こり、発生頻度は高いが重症例はほとんどない。
  これは、胎児・新生児赤血球のA抗原/ B抗原が未発達なため、抗原・抗体反応がが強く起こらないことによる。また、A抗原/ B抗原は赤血球以外の体細胞にも存在するため、児に移行した抗体が赤血球以外の細胞に吸収されてしまうことも影響している。
                「実践輸血マニュアル」北海道社会事業協会帯広病院 からの抜粋

 ※ 大阪の船戸正久先生(淀川キリスト教病院小児科) 文献参照
   http://www.yuketsu.gr.jp/gakkaishi/47-6/047060837.pdf

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