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ダンス動画資料館コミュのVOGUEING

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1960年代、当時人種差別の酷かったNYで、そうした性差別・人種差別の問題を抱えるゲイ達が自分を受け入れてもらう所がなく、自分の居場所を強く求めた。こうした認められたい願望の強い人間達が、ドラッグ・ボールという場で自己表現をする事で、自分の居場所を確立していった。
これが、ドラッグ・ボールの誕生であり、その中で発展していくのがヴォーギングなのである。
 
ヴォーギングという踊りは、そもそもリーディング(スタイルや髪型・服装など、何か普通と違う事を探して言う、凝った侮辱の仕方の事)の延長であって、罵り合いを身体表現化したも のだという。
毒々しさを笑いに受け流しつつ、相手の急所をつく。分かりやすく言いかえると喧嘩のダンスである。が、喧嘩といっても本当にに殴りあうのではなく "私の方が綺麗なのよ"とか"このポーズできる?"などと相手を罵り 自分自身をアピールする方法として始まった。

この時期のニューヨークのゲイ・カルチャー――クラブ、ダンス、言葉、ドラァグクイーンなど――の、どれを取ってみても、そうしたゲイ・テイストが根幹にあることが分かる。
毒づき合いの時の身振りを大げさにしていき、踊りにまで昇華したのがヴォーギングなのであるその動きや歩き方が、ファッション雑誌のVOGUEのモデルさんがするウォーキング・ポーズに似てることからヴォーギングという名前が生まれたといわれている。
このヴォーギングを取り上げて、さらなる昇華をしたのが、言うまでもないが1990年に公開されたマドンナの傑作「VOGUE」である。
マドンナのVOGUEは世界中のゲイにいまだに愛されつづけている。
この映画は、先に話した人種の問題もセクシュアリティの問題も同時に示したが
ゆえに, その後議論を呼んだ。マドンナは黒人ゲイの文化を盗用したという批判がでたのである。
黒人が白人による搾取の対象となったというのである。
しかし、もちろんマドンナはアンダーグラウンドなクラブ・カルチャーを、メインストリームに持ち上げる天才であり、彼女なくしてはVOGUEがこれだけ世界的な知名度を得ることはなかったに違いない。
その意味で、マドンナの功績はとても大きいのではないだろうか。
他にも「ゲイ以外のセクシュアル・マイノリティを排除した映画」であるなどの批判は一通り提出されたが、今となってみると、やや屈折しながらもどこかで自分らしく生き、その結果評判を勝ち取りたいという人間の本性がスクリーンに映し出されるように見える。

こうして広がっていくヴォーギングもだんだんエスカレートしていくと、ゲイ同士で群れているようなただのドラッグ・ボールだけでは満足いかない者が出てくる。
そして、「何か残したい」というメジャーへの憧れが強くなるにつれて、過度の装飾を好む者達も増え、自分の稼ぎでは足りないものを盗んだり犯罪への道に走る者が多くなった。
またこの映画の中では、ボールに通うゲイの9割が売春婦として働くという現実もあり、そういった性行為の乱れからエイズの感染が急速に広まったとして、ゲイ社会のより一層ダークな印象が拭い去れなくなっていく。
また彼等の中でも、古いものに嫌気をさしてきた若者達がヴォーギングの枠の中で新しい試みをするようになると、ヴォーギング誕生当初からいた者達は「ストリートっぽさが無くなった」と批判し、お互いが潰しにかかるので、ヴォーギングの発展は見られず、自由の利かなくなったヴォーギングから離れていく人も多くなり、ゲイの中でも一部の人間が踊るのみになっていった。1度はムーヴを起こすほどのヴォーギングであるが、今のダンスシーンではほとんど踊られなれていない。

ASIENCE公式ホームページより



ASIENCE(雨宮、モニカ、白鳥、スグル、Lily、滅子、Koppi)

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=35394858&comm_id=2207203


【海外ダンサー】
JAVIER NINJA(The Legendary House of Ninja )

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=34716074&comm_id=2207203

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