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ワイン&レストラン日記コミュの南アフリカワイン勉強会

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アカデミー・デュ・ヴァン時代にお世話になった、H先生の
勉強会に参加をしてきました。

この勉強会は毎回4本のワインがラベルのない同じボトルに
移られ、すべてブランドでテイスティングします。

今回のテーマは「南フランス」。

南フランスのイメージと言えば、ヴァン・ド・ペイやターブルの
多いカジュアルなワインが主で、フランスにありながら、ボルドー
やブルゴーニュの銘醸地と違い、新世界と同じか下手をすればそれよ
りも認識度の低い地域。人によって「南仏の典型」もその基準も人
によりバラバラ。
よって、売るほうも買うほうも大変難しい地域と言えます。

ところが、最近はこだわりをもった作り手や、有名な
プロデューサーが南仏に目をつけ、品質が飛躍的に向上して
います。
先生によると、南仏は土地が安く、AOCの規制も緩やかなので、
醸造家が作りたいワインが作れるのでは・・・?とのことでした。

で、4本を早速試飲。「グランヴァンとセカンド」がテーマの時は、
どれがグランヴァンか当てたり、ブルゴーニュがテーマの時は
地域を当てたりしますが、今回は生徒のみなさんも馴染みのな
い地域なので・・・

1.それぞれのワインにどんな感想をもって

2.どれが好きで

3.どれが一番高いか

を考えることに。

ちなみに一番安いワインは1200円、一番高いものは5500円。


まず4本の色合い。。。全部濃い赤、エッジは赤紫。色調での判別は
不可能(;^▽^A



≪一本目≫
香りはグルナッシュの果実溢れる香りがしっかりします。
そしてやや樽香。この印象は時間が経ってもあまり変化はなし。

味わいは、グルナッシュの味がしますが、安ワインによくある
変な生臭さはありません。
濃い苦で、コーヒーっぽさもわずかに感じられ、良い作り手の
グルナッシュ?と言うのが第一印象。
そしてバランスが良くて、長く飲みつづけられるワインでした。


≪二本目≫
酸の強い、ややクセのある香り。そして、キャンディー香。
ガメイを連想させます。

味わいは、南仏らしく、渋々の収斂性と非常に強い酸。しかしながら
しばらくすると、あっという間に、味わいが落ちてしまうんですね。
これは安いワインだな。


≪三本目≫
薬くさいです。そしてその中に生臭さ。真っ先にシラー
を連想。薬くささはシラー特融の生臭さを消す為で
しょうか?個人的にあまり好きな香りではありません( -“-)

期待をせず、一口含むと・・・あれ?意外にまろやか?これはもしや、
テクニカルなワイン?時間が経つと、ブルゴーニュの下のほうか、
新世界のピノのような味がしてきました。これは絶対シラーと確信。


≪四本目≫
オーラス4本目・・・スッキリした香り、そして鉄っぽさ、埃っぽさ。
メルローかネッビオーロ?

味わいは渋いけれどエレガント、若いボルドーかバローロの伝統
ある濃い作り手のようです。南仏らしいカジュアルさはありま
せん。
鉄分も強く感じます。時間が経つと果実味が出てきました。

4番目は明らかに他と違い、一番高いのでは?と予想。でもそれでは
面白くないし、南仏らしさもあまり無かったので、私は好きなワイン
・高値のワインに南仏らしさが出ていながら、小綺麗にまとまった
1番のワインを選びました。

他の生徒さんも意見や好みは様々でしたが、共通点は4番は高そうだ
と言う事、そして2番は安いだろう(笑)という事。



そして正解。

● 1番 ミネルヴォア マリークロード2002

18世紀から続くミネルヴォアを代表する作り手。

皮の旨みと上質のタンニンを抽出するセミ・マセラシオン・

カルボニックというオリジナルの技法を使っています。

またスキンコンタクトを増やす、ルモンタージュをしない、

除梗をしない等の醸造方法で、皮の旨みと良質のタンニンを

取り込むことに成功しています。

セパージュはグルナッシュ・カリニャン・シラーが3/1ずつ。

価格は2500円

(あら?グルナッシュが80%以上入っていると思っていました(;^▽^A
しかも一番高いと予想したのにはずれた・・・・)




● 2番 ランシアン・クーリエ コルビエール 2004

1600年からコルビエールで続く家系。

元々害虫の付きにくい地域なのを生かし、1992年からオーガニック

に力を入れ、近隣の畑からの殺虫剤等が流れてくるのを防ぐ目的で

自社畑の周りに植林をするなど、強いこだわりを見せています。

セパージュはカリニャン50%、メルロー20% 、シラー20%、残り

はグルナッシュ。

価格は一番リーズナブルで1200〜1300円

(一同の意見と一致。やはし、これが一番安かった!でも醸造は結構がんばって
 いるのね〜。他の方は「このジャムみたいな感じ、絶対カリニャンだと思った。」
 とおっしゃっていました。)




● 3番 コルビエール ドメーヌ・グラン・クレス 
  キュヴェ・マジュール 2002

元DRCの栽培責任者であるルフェヴュール(?)が1989年に設立した

新しいドメーヌ。

モン・ペリエ大学出身の彼は南仏に精通し、南仏でフェミニンかつ、

エレガントなワインを作ることを目標としています。

新樽3/1、後は1年落ちの樽を使っていますが、それはマルゴーで使った

もの。

セパージュはシラー85%、グルナッシュ15%

(うむ、やっぱりシラーでありました。しかしこれはエレガントな
 のか?とにかく技法的な感じがする。)



● 4番 リムー ドメーヌ・ド・バロナーク 2003

バロン・フィリップ・ロートシルトとシュールダルクのジョイント。

バロン・フィリップにとって、ジョイント第3段のワイン。リムーは

2002年まで赤はヴァン・ド・ペイだったが、このワインがAOCにあ 

げる牽引力になったのでは、と言われている。

セパージュはメルロー51%、他カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン

グルナッシュ、シラー、マルベック

価格5500円〜6000円



バロン・フィリップきたー!!!!Σ( ̄▽ ̄;)
なるほど、ボルドーぽい理由がよくわかりました。

しかし・・・やっぱりこれが、高いのか・・・。つまらん。。。。
南仏の作り手よ、君たちに地元らしさを残す、プライドはないのかーーーー!!
などと思ったのですが、そうですよね、南仏ワインで5000円出すなら、
濃くエレガントなボルドータイプの味わいでなければ、消費者は買わ
ないかもしれません。。。

今回も勉強になりました。H先生ありがとうございますM(_ _)M

しかしながら、、、南仏のワインはやっぱり濃い!品質があがっているとは
いえこの濃さが苦手という生徒さん多数。

私も翌日の昼まで口の中に渋みが残っていました。

やはり、南仏はボリュームある料理と一緒に飲まないときつい・・・^^;

コメント(7)

面白い試飲ですね。当社のワインがふたつも入ってるところなど。。。

1番目のワイナリーはこの前訪問してきました。いいでしょ?
一番下のメルロー1400円がかなり良いです。

バロナークはちょうど買ったとこです、2003年。
おそらく半額以下で。
ああああ!題名が間違ってる〜ぅ。(..)
「南フランス」です。みなさまごめんなさいっ!!!
それから3番のワインは3500円くらいで、2番目に高いワイン
でした。

ウコンのチカラ君>あらら。御社製品が二種類も?
1番ともう一つはどれだろう?
マリークロード、美味しかったです!

バロナークが2000円台ならお得だね!!
あと10年は寝かしたものが飲んでみたいな。
酷評された2番目です。

題名はあえてふれておりませぬ。
>酷評された2番目です。

あ”あ”あ”あ”・・・(・・;)
ごめんなさい〜、悪気はないんです!
カリニャンが苦手なんです、きっと。。。
いえ、私もあれは微妙だと思ってますから。

ちなみにカリニャンのことを色々今回の南仏出張で勉強したのですが、カリニャンはやはり難しい品種で、美味しいワインは出来ないようです。

ただ、樹齢が50年以上、100年以上ならなおよしですが、古い樹齢のものならようやく良いカリニャンができるようです。

わが社のル・ニ・ド・マというワインのカリニャンは安いながらそういう悪いところを除去しています。希望小売1200円ですが、これ飲んでいただければカリニャンへの先入観も少しは変わるかもしれません。

私もカリニャンは嫌いです。ロゼなら好きですけど。
樹齢50年でようやくモノになる・・・。そこまでしてカリニャンを
使う理由ってなんだろうね?
元々は補助品種?
丈夫で育ちやすい・・とか、あるのかな?

ル・ニ・ド・マ、見つけたら買って、H先生の勉強会に持参してみ
ます。
生徒さんの一人がカリニャンを毛嫌いしていたから、もしも飲める
ワインだったら、衝撃が走るかもしれない。
カリニャンはラングドックの大量生産用の品種なので安ワインに多いですがそうゆう品種でも良いワインができることを示したい一部の優良な生産者が頑張ってるみたいですね。

ガメイのイメージが一部変わったように変わればいんですがね。

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