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SONGSコミュのスペシャル(11/22) 松任谷由実

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更新する予定でいますが・・未定です

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語り:守本アナウンサー>フランスパリ オランジェリー美術館。
松任谷由実さんは大好きな絵を見るためここにやってきました。
印象派の画家クロードモネの「睡蓮」モネが晩年86歳に亡くなるまで「睡蓮」を描き
続けました。
去年デビュー40周年の節目を迎えてユーミン。今月発表したニューアルバムは自らの
ルーツを強く意識した作品となりました。「ひこうき雲」今年映画「風立ちぬ」の主題歌
となり大きな話題となりました。
自身も原点である「ひこうき雲」と 40年を経て向き合ったユーミン。
新たな作品に込めた思いとは。命の意味を問いかけた「ひこうき雲」から40年。
生きるということを見つめ作品作りに挑んだ日々 。そして生まれた新しい歌。
ユーミンの今の思いに迫ります。

9月ユーミンはニューアルバムの録音を行うためアメリカ、ロサンゼルスやってきました。
キャピトルスタジオ。数多くの世界的ミュージシャンに愛されたこのスタジオで最後の仕
上げを行います。長年共にアルバムを作ってきて世界屈指のミュージシャンやスタッフが
ユーミンのために集まりました。クィンシージョーンズやマイケルジャクソンの作品で知
られるドラム。・・ベースはリーランド・スカラー。ジェームス・テイラー、Phil Collins
など2000以上の作品で演奏してきました。数多くのグラミー賞受賞を誇るレコーディング
エンジニア。
今回のアルバムは40年に及ぶキャリアの集大成。
ユーミンは新たな決意を胸にレコーディングに臨みました。これまで培ってきた感性を凝
縮して取り組んだ今回のアルバム。ユーミンはモネの「睡蓮」からインスピレーションを
受け「MODALE」という曲を作りました。流れるような旋律を描くリーランドのベース。
ユーミンも心惹かれるサウンドです。絶大な信頼をおいているミュージシャンたちとのレ
コーディング。アルバムの完成が近づいていました。

帰国後ユーミンは新曲のミュージックビデオの撮影。
新しいアルバムタイトルはポップだけどクラシカル。一見相反する2つの世界を融合して
新しい音楽を生み出したいと言う思いが込められています。
ユーミンは去年デビュー40周年を迎え荒井由実時代から現在までを網羅したベストアルバ
ムを発表「POP CLASSICO」はデビュー41年目の新たなスタートを飾る作品です。
アルバムのビジュアルを担当したのはMr.Chirdrenなど多くのアーティストを手がけてきた
今注目のクリエイターです。
一見文字を並べただけのように見えるジャケット。しかし、よく見ると 一文字一文字
ユーミンがCollageされています。シンプルだけど複雑。.「POP CLASSICO」という2つの
相反するを1枚の絵で表現しました。

命の誕生は希望の象徴。ユーミン自身の未来への思いを込めた曲です。


高校生の頃、美術大学を目指していたy−ミンにとってここは思い深い町です。
ユーミンは家庭教師からデッサンなど美術の基礎を教わりながらこの予備校に通っていま
した。実家が呉服屋さんのユーミン。専攻していたのは日本画でした。表現を追い求め手探
りで生きた10代の日々が蘇ります。
中学生になった頃からブリティッシュロックに夢中になったユーミン。当時ヒットしていた
プロコルハルムの「青い影」に衝撃を受け独学で作曲を始めます。
そして次第に音楽で自分を表現したいと思うようになりました。
音楽とともにユーミンが愛していたのは文学でした。ここは予備校の帰りに本を読むために
立ち寄っていた公園です。
憧れたていたのは20世紀を生きたフランスの国民的詩人プレヴェールです。
生と死。そして愛。プレヴェールは普遍的なテーマを庶民の視点で描いた詩人でした。
「夜のパリ」 街の灯だけで愛を誓う男女を描いたこの詩はユーミンのお気に入りでした。
イギリスのロックとフランスの詩に影響を受けながらユーミンはオリジナルの曲を作り始め
ます。「ひこうき雲」を書いたのは高校1年の時。ユーミンは友達の死をきっかけにこの曲を
書きました。発表から40年、今年「ひこうき雲」が宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」主題歌と
なりました。震災、不況そして戦争。激動の時代を描いた映画「風立ちぬ」
ユーミンが鎮魂歌として描いた「ひこうき雲」は時代を超えて響き合い日本中に感動与えま
した。
ユーミンが10代の頃アートや音楽そして文学からたくさんの刺激多くて作った「ひこうき雲」
40年の時を経てポップスのスタンダードとなり新たな輝きを放っています。
ひこうき雲

10月、ユーミンはアルバム制作の合間をぬってフランス。パンを訪れました。
パリの秋を感じて思わず口ずさんだのは「枯葉」。プレヴェールが作詞したシャンソンの名
曲です。「言葉の天才」と呼ばれたプレヴェール。第二次世界大戦中ナチスドイツの占領下
のフランスで自由を求め精力的に創作活動を行いました。
戦争や権威を憎んでたプレヴェール。生涯を通じ、人間性の解放を訴え続けました。
プレヴェールは作曲家ジョゼフ・コスマと共にシャンソンを発表。イブ・モンタンが歌った
「枯葉」など数多くの名曲を世に送り出しました。
そんなプレヴェールは今でもフランス人の心の中に生きています。
パリの下町ピガール地区。赤い風車のキャバレー「ムーランルージュ」の近くでプレヴェール
が暮らしていました。今回ユーミンは普段は公開されていないプレヴェールの自宅を見せてもらえることになりました。迎えてくれたのはプレヴェールのお孫さん。 1977年に亡くなったプレヴェール。ウージェニさんは晩年を共に過ごしました。ピカソが描いたプレヴェールの肖像画です。プレヴェールはピカソやミロなど数多くのアーティストと交流を重ね常に新しい芸術を追い求めました。
このアパルトマンにはプレヴェールと親交のあった芸術家の作品が数多く残されています。
娘ミッシェルの写真を使ったCollage 。プレヴェールは様々なモチーフを組み合わせて多くのCollageを作りました。
プレヴェールが脚本を手がけた映画「天井桟敷の人々」パリの劇場を舞台に繰り広げられる人間模様を壮大なスケールで描いた作品です。シーンの多くがナチスドイツ占領下で撮影されたフランス映画史に残る対策です。
映画の脚本力に使われた貴重な資料が今も残されています。プレヴェールはセリフだけでなくイラストでシーンのイメージを描きながらシナリオを作り上げました。
アパルトマンのテラス。ジャック。プレヴェールお気に入りの場所です。
10代の頃出会った詩人ジャック・プレヴェール。
新しいアルバムに取り込もうとしたときに心の甦ったのが青春時代に読んだプレヴェールでたいた。
「夜のパリ」。第二次大戦中、人々が身を寄せ合って暮らしていた頃のパリを描いた作品です。

三本のマッチ 一本ずつ擦る 夜のなかで
はじめのは きみの顔を隈なく見るため
つぎのは きみの目を見るため
最後のは きみのくちびるを見るため
残りの くらやみは 今の全てを思い出すため
君を抱きしめながら

「夜のパリ」は暗闇の中に息づく生きる希望を描いていました。そこから何かを感じたユーミン。そして書き上げたのが「シャンソン」
「限りある日々 生きてること 分かち合おう
 苦しみさえも 美しく やがて藻くずに還るとも。

生きている喜びを噛み締めながら美しく歳を重ねたい。リアルな思いを歌詞に込めました。
ロサンゼルスでのレコーディング最終日。最後に行われたのは「シャンソン」のストリングスパートの録音でした。「シャンソン」が完成に近づいていたその時・・ユーミンは涙をこらえきれませんでした。
「ひこうき雲」から40年。ユーミン追い求めてきたアンセムが誕生しました。
生きる喜びをたたえる讃歌です。

シャンソン


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