ＳＯＮＧＳコミュの第１１７回　今井美樹　第二夜

Goodbye Yesterday

おはようございます。

こんばんは。今井美樹です。
私が今音楽にどう向き合っているのか、ゆっくりとお話していきます。

おはようございます。
ちょっとギブアップ気味になってる。

　今年９月、今井美樹さんはニュ－アルバムの仕上げにかかっていました。
　この日は、予定されていた最後の曲のレコーディングします。

ちょっとお弁当食べる間、カメラ止めてもらっていいですか？
あまりにもかわいそうな感じで　こんなのでレコ－ディングすんの～？
という感じだからちょっと・・・。

　体を開かせて自分の気持ちを声にｍ乗せていきたい。
　美樹さんは歌う時、こう考えています。
　実は、美樹さんは小さい頃から一前歌いたいと思ったことはありません
　でした。

歌、下手だと思ってた。まぁ今でも決して上手じゃないですけど。
声が低いと思ってたり、初めてレコ－ディングをして、ヘッドホンでレコーディ
ングしている時の声を聴いて「誰が歌っているんですか？」って言ったぐらい。

何度かお願いします。

もうちょっと続けて歌ってみてもいいですか？

ねえねえ　もう１本歌わせて。
ごめん、もう１本だけ歌ったらそっち行きます。

　美樹さんが歌詞やサウンドからイメージする自分の歌になかなか声が重なって
　きません。歌っては聴くを何度の繰り返しますが、納得がいきません。
　
　まあ　言うわ易し小野ヤスシ
　小野ヤスシなんだけどね。いっぱい言ってよ。カメラ回ってる時に、いつもの
　つまんない事。場が和むからさ。

　じゃこの方向でがんばります。たぶん余力がなくなってくるとすぐ変わるんで。
　その時は休憩しながら。
　自分の気持ちはこう歌ってるのに声はこう出ちゃう。というか声をこっちで聴く
　と、こういう温度差で表現されている。　
　う～ん、違うなあ。もっとこんなつもりなのに。
　それが自分の思いと表現された声の声の温度がフィットするまで。時間が・・。
　この曲は特に時間がかかる。

こんなレコーディングから生まれたとても軽やかハッピーなナンバーを聴いてく
ださい。私のバンドメンバー。彼らと一緒に作るグルーブが今は何より気に入っ
ています。

Beautiful Life

　８６年にデビューした今井美樹さん。
　２３年間のキャリアで歌手として成長する大きなきっかけになったのは、
　ミュ－ジシャンであり夫である布袋寅泰さんとの出会いでした。

なぜ布袋さんと出会ったかというところがやっぱり私にとっては、自然なことでは
無いけれど「あっ、これ！」という感じだったんですけど、周りにとっては衝撃だ
ったんですね。「どうして？」って。

　９６年に発表された「PRIDE」は布袋さんの作詞作曲。
　当時、美樹さんは３３歳。ちょうどデビューから１０年たち、シンガーとして
　新しい自分を探していた時でした。

布袋さんのメロディーって独特ですから最初はメロディーは難しかったです。
メロディーを理解することが。だったら、そこを味わい尽くしてみたかった。
自分がその中で何ができるか、知りたかったし、今まで私にたくさんの音楽の愛を
教えてくれた人たちからの音楽がいっぱい私の中に詰まってるとしたら、それが
どんなふうに新しい音楽の中で融合していくんだろというのを、私はすごく
知しりたかった。なくてもいいから、今の自分を知りたかったんです。
布袋寅泰という人と出会ってからは、シンガーとしてとても鍛えられましたね。
たぶんうちのスタッフは痛々しいほど、私は頑張ってていたと思います。
でもだからこそ、血肉となったことｗが多いです。
　
　何度も何度もトライしてうやっと自分の気持ちにフィットする歌が聴こえて
　きました。
　
もうちょっと笑顔が見える歌にしたいんですよ。
だから、今必死こいてるから、まだこうなっていない。もう少し上がってスコンと
けていいなと思ってるんだけど。

果たしてこれがどこまで私ができるかわからないけど。探しています。
まだまだ探しています。コンプレックスとまでは言わなくなったかもしれない
けど。自分の声がだんだん分かってきたというか、自分の声から逃げられない
から。やっと逃げなくなったというのは、ありますね。
歌を歌うという事に関しては多くは努力はしています。布袋さんに出会い、１３年
間歌ってきたこの歌が歌うという事の難しさそして楽しさを私に伝えてくれました。

聴いてください。

「PRIDE」

　この冬、今井美樹さんが発表した「corridor」
　４６歳の美樹さんの思いがまっすぐに歌われています。
　美樹さんが最近出会ったソングライター川江美奈子さん。
　新曲を提供しています。間kで感じた今の美樹さんの女性としての強さを歌に
　込めています。

　美樹さんの喜怒哀楽自体が、今お母さんであることで炸裂してるって感じが
　して、すごくパワーがみなぎっていて。

「SONGS」今井美樹。最後にお送りするのは、川江さんが作ってくれた歌です。
歌詞が胸に突き刺さりました。思わず手をさし伸べたくなったそんな気持ちを
込めて歌います。

「ひとひら」