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SONGSコミュの第85回 松任谷由実 第1夜

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写真は、おととしのシャングリラ3の代々木第一体育館公演ファイナルで
「SONGS」からYumingに贈られていた花束です。
3年越し?に待ちに待ったYumingの登場です。

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(映像:立科中学校)

こんばんは。松任谷由実です。
私は、この春、忘れられないすてきな経験をしました。
今夜は、私が出あった中学生たちとの触れ合いを通して、私の音楽の世界を
皆さんにお届けしたいと思います。

2週にわたってお送りする松任谷由実「SONGS」
1曲目は、私の一番新しい曲。
私が今、感じていることを歌にしました。
聴いてください。

るんるん「まずは どこへ行こう」

長野県の立科町。
30年前から、曲づくりのためによく訪れていました。
ここは、茂田井間の宿。
旧中仙道沿いに古くからの宿場町の面影が残っています。

 ほら、こういうちょっとした道がいい感じ。
 ほらほら、ここから見ると、山の頂がすごいきれい。

2007年は、私はシャングリラ3を行いました。4年に一度の大がかりな
ステージとなるこの公演で、私は全力を出し切りました。

シャングリラが終わって、私は新しいアルバムの構想を練るために去年5月、
この立科町を訪れました。
のんびりとこれからどんな音楽を作っていけばいいのか、考えてみようと
思いました。
そんな時、この宿場町で地元立科中学校の3年生たちと出会いました。

こげ茶と白壁の真っ赤なジャージのコントラストが抜群で、ひたむきに絵を
描いている彼らの姿に心を奪われました。
写生会とかだと自分の絵を描いていたころの思い出も重なって、普通に、
ランニングとかをしてたら、声かけなかったかもしれないけど、絵を描いていた
ので、どんなふうに描くのかなって、のぞいたりして。
すごく素直な、人を疑わないっていうか、そういう子供たちだったので、普通に
フラットにしゃべってて。
 (補足:Yumingは、多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業です。
    ご存知の方も多いと思いますが。一応)

純朴な彼らと出会って、私にもこんなころがあったんだなぁとしみじみ思いま
した。
十代の頃の私は、早熟な少女でした。14歳で、曲を書き始め、18歳で
シンガーソングライターとしてデビューしました。

続いてお送りするのは、「やさしさに包まれたなら」です。
私が19歳の時に書いた曲です。
今にして思えば、「目にうつる全てのことはメッセージ」という歌詞に少女の
ピュアな気持ちが込められているような気がします。

るんるん「やさしさに包まれたなら」


  語り:武内アナ>松任谷由実さんは、これまで人との出会いを大切にし
  て曲作りをしてきました。
  長崎県五島列島奈留島。人口およそ3000人のこの小さな島では、
  ここから旅立つ若者をユーミンの曲で見送っています。

  1974年 荒井由実時代のユーミンが作詞作曲した「瞳を閉じて」です。
  今年3月25日、進学や就職のために4人の女の子が旅立ちました。

  長崎県立奈留高校。
  「瞳を閉じて」は、35年前、この学校に通う女子生徒が、分校の校歌を
  作って欲しいとラジオの深夜番組に手紙を送り、誕生しました。

  「瞳を閉じて」は結局は校歌にはなりませんでしたが、この学校の愛唱歌
  となり、現在でも歌い継がれています。

  「校歌を書いて欲しい」と手紙を送ったのは、当時奈留分校2年生だった
  侭田あつみさんでした。侭田さんは、高校を卒業後、進学のために上京して
  現在、東京で暮らしています。
  ふるさと離れた侭田さんにとって「瞳を閉じて」は特別な曲となりました。

  侭田さん>いつでもふるさに帰れる、気持ちが帰れる曲ですね。
   それぞれの心の中に、この曲が住んでいてくれたらいいなって思います。

  1988年、島に残った侭田さんの同級生たちが、「瞳を閉じて」の歌碑を
  高校に寄贈することになりました。 
  高校で、行われた歌碑の除幕式には、この日のために松任谷由実さんも
  参加しました。

  手紙を書いてから14年。侭田さんは、この日初めて、ユーミンと出会い
  ました。

  Yuming:以下 Y>映画を見ているみていですね、
  (映像:除幕式)
  Y:どうもありがとうございました。 
   お手紙をいただいて、この曲を書いた時は、無心に行ったことのない
   場所を、イメージして黙々と書いた覚えだけがあって・・・。
   これからずっと音楽をやっていくのに今日のこの感じを絶対に忘れたく
   ないなと思いました。

  語り>侭田さんの同級生で21年前に歌碑を寄贈した一人大久保憲二さん。
  現在奈留島のフェリー会社に勤めています。
  大久保さんは卒業生が島を離れている時、「瞳を閉じて」のテープを今も
  流しています。

  今年の春も奈留高校の卒業生、全員が島から旅立っていきました。
  村木達郎さんは、4月から、愛知県にある自動車部品の工場で働きます。
  (映像:島を離れるフェリー)
   村木さん>行ってきます。
   同級生の皆さん>がんばれよ〜 
    フレー フレー 達郎!フレー フレー 達郎!

  村木さんは、この日、18年間暮らしたこの島を生まれて初めて離れます。

  大久保さん>就職をする子を送る時には、親の気持ちを思うとね。
   じんときますね。子供たちを送る歌があって良かったって思いますよ。
 
るんるん瞳を閉じて
  

  語り>「瞳を閉じて」から30年以上。
  去年、長野県立科中学校の3年生から松任谷由実さんへ、1通の便りが
  届きました。送ったのは、生徒会長の森屋駿さん。
  去年5月写生会でユーミンと出会い感激した森屋さんは、秋の文化祭の合唱
  コンクールに来て欲しいと直接ユーミンのホームペ−ジにメールを送ったの
  です。

  森屋さん>最初は来てくれないんだろうなという駄目もとでの気持ちで
   言ったんですけど、実際本当に来てくれて、とてもうれしかったです。
 
  Y>中学生の合唱なんて聴いてみたいなぁって。いろいろと有名なコン
   サートは行く事ができるけど、逆に生中学生のを聴く事なんて、
   できないと思ったので、ちょうどご縁というか、いい機会だなあと思っ
   て。すごくピュアで心が洗われるような気がしましたよ。
    講評とか求められて、結構マジになっちゃって。
   それでまずきっかけになった赤いジャ−ジを。そのセレモニーの後に
   プレゼントしてもらって。
   大人のジャージの着こなしを見せてやるなんてね。白ポロを家から用意
   してきてて、案の定、大ウケでね。「足、長〜い」なんて言われて。

ひょんな事から生まれた出会いから私は思いがけず、幸せな時間を過ごすこと
ができました。

(映像:立科中学。合唱リハーサル)

  語り>立科中学の3年生は、ユーミンとの出会いをきっかけに、中学校の最  後の思い出として、卒業式でユーミンの「卒業写真」を歌う事にしました。

みんなが卒業式で「卒業写真」を歌ってくれると聞き、私は内緒で、リハーサル
を見に行きました。

(映像:立科中学校:「卒業写真」のリハの教室)
 (Yuming そっと教室に入る)
 生徒たち>ざわめき
  びっくりしたんだけど!
 (拍手)
 Y>イェ〜イ!半年ぶり。半年ちょっとぶり。
  確かに違う。態度が。
 生徒>受かったから余裕の態度。

みんなと再会して、変わらないきらきらした表情が、とてもまぶしくて感じ
られました。

  Y>じゃ 続けて練習。
  (「卒業写真」の合唱)
  Y>いいわあ〜。
    私のピアノの方が下手ですよ。
   (ピアノを弾き始めるYuming)
  
歌声を聞かせてもらったので、私もお礼に、みんなと一緒に歌う事にしました。

  Y>指揮者 誰さんだっけ? 中島さん?
  Y>えーと。1・2・・ですか?
  生徒>はい、お願いします。
 
  語り>指揮を担当する中島里香さん。
  中島さんは、5月の写生会でユーミンと出会い感動しました。
  それ以来、ユーミンの曲を聴くようになりました。

  中島さん>松任谷由実さんが、ピアノをやって、自分が指揮というのが
  光栄なことだったので、緊張しましたけど、いい思い出になりました。
  最後ということもあるので、気持ちを込めて指揮をして、みんなと
  松任谷由実さんの歌を歌ってる事とか、最後に気持ちが一つになれた事と
  かが、いい思い出になるように心を込めて、指揮をしたいと思います。

  語り>吾妻愛美さん。歌手にあこがれている吾妻さんは卒業式で、
  ユーミンの曲を歌う事をとても楽しみにしています。

  吾妻さん>自分も歌うことが好きなので、そういう機会があれば歌いたい
  です。すごく明るい人で本当にすばらしい人だなと思いました。
  私も将来ユーミンを目指します。
 
ひたむきなみんなと声を合わせて歌っていたら、私の心の中に眠っていた少女
の気持ちがよみがえってきました。
みんなと心を一つにして、歌いたいと思います。

るんるん「卒業写真」聴いてください。


平成20年度 立科中学校卒業証書授与式。
 Y>おはようございます。
いよいよ、卒業式当日。みんなにとって、中学校生活最後の日。
私は、期待と不安で、まるで保護者になったような不思議な気持ちで出席し
ました。

  立科中学校 第51回 卒業証書授与式を挙行いたします。
  卒業証書 森屋駿。
  卒業証書 ヤナギサワ タク
 
  ここで、松任谷由実さんより、卒業生にメッセ−ジを頂きます。
  在校生 着席。
 
  Y>平成20年度、立科中学校3年生 卒業生の皆様、おめでとう
  ございます。
  私は子供がいないので、中学生の卒業式にこうして立ち会うことなどないと
  考えもしなかったのですが、本当に人生で素晴らしい機会を皆さんのおかげ
  で、与えて頂いて、とても感謝しています。
   そして、昨日、合唱の練習に参加させて頂いて、とても感動しました。
  子供はいませんが、自分の作品が我が子のようにいつに間にか35年の間に
  成長して、皆さんのもとに届いて、ひたむきな歌声に乗って、また私の所に
  届いて、私自身が音楽をやっている意味を改めて感じさせて頂きました。
  皆さんから頂いたこの勇気を、また私は自分の中で育てて、また誰か多くの
  人にこんな形で届けるように、明日からまた進んでいこうと思っています。
  本当に本日は、おめでとうございます。

 (映像:生徒たちによる「卒業写真」合唱。見守るYuming。頬つたう涙)

  Y>中島さん かっこ良かったよ・ありがとう、おめでとう。
  生徒>ありがとうございました。
  Y>おめでとう
  生徒>ありがとうございました。
   3年生全員で寄せ書きをしたので。
  Y>ありがとう。
  生徒>ありがとうございました。
  Y>おめでとう。
  生徒>いい思い出になりました。ありがとうございました。
  Y>ありがとう。こちらこそ。

私は、この4月 3年ぶりとなるニューアルバム
「そしてもう一度夢見るだろう」と発表しました。
この中に、「ハートの落書き」という曲が入っています。

  (映像:教室を歩くYuming)
  給食みたいな食べ物のにおい。

ひたむきなきらきらした中学生たちの表情に私は、たくさんのパワーを
もらいました。何か忘れかけていた大切な気持ちをもう一度呼び起こすことが
できました。

最後に感謝の気持ち尾を込めて。
聴いてください。
るんるん「ハートの落書き」
  

コメント(7)

手前ミソですが、06のライブと、07のシャングリラ3の日記を
書いています。よろしければ、どうそ。

06/8/12 代々木競技場第一体育館
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=196612834&owner_id=3840316

07/9/17 シャングリラ3・ファイナル 代々木競技場第一体育館
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=568243970&owner_id=3840316
来週も観てから…カキコしようかとおもいましたが…桜わーい(嬉しい顔)

待ちきれず(^^♪

今週のは…拡大版…盛りだくさんな内容で、かるあきさん大変でしたね!(^^)!

新曲は初めて耳にしましたムード
まだ耳に馴染んでいませんので…旧曲と比較はできない感じで…♪…素敵なジャケットのニューアルバムも耳にしてみたいと思います(^^♪


「やさしさに包まれたなら」は弾き語りかと思いきや…素敵なアレンジでしたね(^^)v
きちんとアルバム単位で意識して聴き始めたのはだいぶ後の『パールピアス』という作品から遡り…ムード…という感じなのですが、おそらくYumingという存在を僕が知ったのは●二家のTVCM曲だった「やさしさに包まれたなら」だったと記憶しています(^^♪


「瞳を閉じて」…懐かしい映像でしたね(^-^)
学校の校歌として作られた…という逸話は存じ上げていましたが…当時そしてその後:現在でも、このような形で一つの楽曲が様々な方たちの生活の中に生きているというのは素晴らしいことですね(^-^)v

ラジオに投稿…リクエストのオファーがあった…わーい(嬉しい顔)
中島みゆきさんの「ファイト」という曲…ラジオに投稿されたリスナーの叫びのようなことからインスパイアされて作られたと聞いたことがありますが、情報がとても少なかった時代…ラジオはとても貴重な情報源でした(^-^)v


人々に夢を見させる職業:スーパースターのYumingムード
そんなYumingであっても生身の人間…【大人のジャージの着こなしを見せてやるわーい(嬉しい顔)
こんな感性で「裸の王様(女王様)」になることは決してなく手(チョキ)わーい(嬉しい顔)
いつまでも素敵な曲、歌を聴かせて頂ければ(^^♪


クローバーとても感動しましたクローバー

「卒業写真」は説明不要で桜

わーい(嬉しい顔)
素晴らしいSONGSでした。30年以上前にトリップした感じです。
「卒業写真」やっぱぁ〜〜最高です。
55歳の年齢を感じさせない歌声、昔より素敵になっていらっしゃいます揺れるハート
on-the-roadさん
 今回は、なかなか盛りだくさんでした。

 以前の「瞳を閉じて」が今も歌い継がれていることに感動しましたし
 新たな「卒業写真」の触れ合いなどもなかなか良かったです(^^
 卒業式で、涙するYumingの姿に、こちらまで、じんと来てしまいました。
 
 「やさしさに包まれたなら」はそうですね、フジヤのCMソングでした(^^
 『パールピアス』も素敵なアルバムですね。その頃はYumingノリノリの時代
 でした。でも、それからも変わらずにアルバムを出し続けて、いくつもの心
 に残る歌やライブを繰り広げてくれていて、それはとてもスゴイことだと
 思います。

 Yumingをはじめ、みゆきさんも他のアーティストもみんな、深夜放送で
 リスナーとの交流をもっていましたもんね。懐かしい時代です(^^;
 この前、Yumingのオールナイトニッポンなる番組をやってましたが
 相も変わらず面白かったです(^^

ふーとんさん
 ほんと素晴らしいSONGSでした(^^
 30年以上前にトリップした感じもよくわかります(^^ 
 まさか「瞳を閉じて」を当時のYumingの映像を使うとは、参りました(^^

 NHKに「新日本紀行」という長寿番組があって、時々見ていたのですが、
 今は、「新日本紀行・ふたたび」というタイトルになって、以前に取り上げ
 た映像と今現在ををリンクさせて、番組構成をしています。
 当時のモノクロの映像を活用して、それこそタイムトリップしたような感じ
 で、なかなかお気に入りの番組なんです。

 今回は、まさにそれに近い構成でした。なかなかやるなぁと思って見てい
 ました。来週も楽しみです(^^
 今年のライブ、お近くでは、9/17(木)にあるようですよ(^^
 

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