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波照間島・照島荘のある風景コミュのムシャーマ その2【照島荘の関わり】

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家照島荘とムシャーマ
 旧盆期間は帰省した親族が泊まるため、あるいは多忙で食事の用意ができないといった理由で営業を避ける宿が多いです。照島荘でも、この日は食事など通常の対応ができないことや、そのため特に子連れのお客さんにはしんどい思いをさせてしまうかもしれないこと、盆の飾りつけで部屋が減るため1人旅の方には相部屋をお願いする可能性が高いことなど困難があり、それでもよければという条件付きで宿泊をお願いしてきたようです。

 そのうえでムシャーマの日に照島荘に滞在する宿泊者で希望者は、宿のある東組(北部落と南部落)の一員として行列に参加します。無形民俗文化財でもある島の重要な祖先祭祀「ムシャーマ」に宿泊者が参加できるのは、宿主である阿保勢イクさんと代々のヘルパーさんの尽力と地域からの信頼、そして毎年の宿泊者が島や宿のある北部落、行事に対して深い理解を持つことで実現しているものです。


家イクさんとヘルパーさんへの信頼
 イクさんは、その元気さとかわいさと優しさは年齢を超越するものがあります。「その1」のコメントで森本ジョ−さんが書かれているように、島の神行事を卒業された、地域では非常に尊い方です。テレビや雑誌の影響で「おばあ」という呼称が勝手に流通してしまっていますが、観光客がイクさんを「おばあ」と呼ぶことはちょっと失礼にあたるかもしれません(本島でも、首里など年配女性が神行事を仕切る地域では、軽々しくおばあと呼ぶことは憚られています)。私的には、できれば「イクさん」と名前で呼んであげた方がよい気がします。

 無形文化財にも指定される神行事に観光客が参加できるのは、島の人口の減少や高齢化により炎天下で高齢者が行列に参加することが難しくなっていること、高齢化に伴い親族の不幸も多い(親族に不幸があった場合は行事に参加してはいけない)などの背景があり、道ズネーが寂しいものになってしまう可能性があります。そこで部落構成員のひとつとしてイクさんの照島荘に声がかかり、照島荘としても北部落の道ズネーの歴史が継承され祭りが盛り上がるよう、この日はお客さんが北部落のメンバーとして主体的に参加するというわけです。



カメラ写真
左=照島荘の宿泊者が全員男子ばかりだったため、男組での参加となった04年ムシャーマ(04年、ボリビア在住橋口さん撮影) 
中=ムシャーマ出発の前、着付けをしてくれるイクさん(03年、愛知県在住戸田さん撮影) 
右=行列参加のバソーにアイロンをかけるヘルパーさん(04年)
  

    

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