[dir] 動物・獣医療コミュの4/27 犬引きずり走行：車所有者が後悔の言葉

犬引きずり走行：車所有者が後悔の言葉

朝鮮日報日本語版 4月27日(金)10時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120427-00001015-chosun-kr

(写真：朝鮮日報日本語版) トランクを固定するひもと、トランクの内部を見せる「悪魔エクウス」騒動の当事者O氏（写真左）。右の写真はO氏が作った犬の墓で、警察はこの墓を掘り返して犬の死骸を確認した。／写真＝キム・ヒョンウォン記者

　「代理運転まで呼んでそんなことをするだろうか」

　高級車「エクウス」のトランクに、死んだビーグル（犬）がひもにつながれたまま引きずられている写真がインターネットに掲載され、車の所有者に対するネットユーザーの非難が殺到した。これは、いわゆる「悪魔エクウス事件」と呼ばれているが、実際に車を運転していた代理運転業者のA氏（37）は上記のように語った。A氏は26日に本紙との電話インタビューに応じ「今月20日夜11時ごろ電話を受け、京畿道でエクウスの所有者O氏（45）に初めて会った」「出発するときにO氏は犬をトランクに入れて、犬が息をする隙間をつくるため、トランクのカバーをひもでしっかりと縛って固定していた」と語った。

　事件当日、漢南大橋の入り口付近でほかの車がクラクションを鳴らすのを聞き、初めて問題に気がついたというA氏は「犬の死骸を抱えて帰宅する途中、O氏は終始“私が間違っていた”と独り言を言っていた」「非常に落胆した様子だったため、逆に私が慰めた」などと語った。パソコンをほとんど使わないというO氏とは異なり、SNS（ソーシャル・ネットワーク・サービス）をよく利用するというA氏は「数日後、ネットでこのことが強く非難されていたのを知り、O氏のことを心配した」と話した。
　一方、O氏に犬をプレゼントしたL氏（67）は電話で、当日犬を車のトランクに入れた経緯について「あの日、私はある集会に出掛け、車の後部座席に（O氏にプレゼントする）犬を乗せたが、犬が車内で動き回っていたため運転しにくかった。そのため集会でほかのメンバーたちと“犬を後部座席に乗せるべきか、あるいはトランクに入れて隙間を少し開けて運ぶべきか”相談した」と説明した。

　代理運転を頼まれO氏に初めて会ったA氏も、6年前からO氏と知り合いだったというL氏も「O氏は悪魔ではない」と語る。A氏は「代理運転をしていると、時には本当にひどい客もいるが、O氏はマナーがよかった」と話す。また、L氏は「心優しいO氏がネットでの批判を通じてショックを受けていないか心配だ。家庭や職場を持つ人間を、軽々しく悪魔などと言うべきではない」と話した。