忠臣蔵（1996：ﾌｼﾞTV）コミュの第２話　刃傷松の廊下

殿中　松の廊下で刃傷に及んだ浅野内匠頭は、梶川与惣兵衛を始めとする数人にその場で取り押さえられる。

右肩と眉間に手傷を負った上野介は早々にその場を引き上げる。
それを見た脇坂淡路守は、わざと上野介にぶつかり、袂の家紋を汚し「我が家の紋所、不浄の血で汚すとは何事ぞ！無礼者！！」と上野介の眉間の傷を目がけて扇子で打ち付けるのだった。

また梶川与惣兵衛に脇坂淡路守は
「武士の情けを知らぬ奴っ！　…　武士の…　情けを知らぬ奴めがっ！」
と言い放つのだった。

殿中において刃傷沙汰を起した浅野内匠頭は、勅使ご接待のお役お召し上げ、その身は田村右京大夫に預けられることとなった。
時間を置くことなく、内匠頭には田村家お庭先での即刻切腹の裁決が下る。

同時に、浅野家江戸屋敷は公儀へ引き渡しとなり、内匠頭の弟　浅野大学長広は屋敷に閉門、正室阿久里は髪を落とし名を瑤泉院と改めるのだった。

そして、それは浅野家断絶を意味していたのだった。

田村右京大夫の屋敷門を叩く者がいた。主君の最期に一目暇乞いしたいと切望する側用人・片岡源五右衛門である。
断っての願い、情けに縋りたいとする源五右衛門の願いに、田村右京大夫らは無慈悲にも耳を貸さなかったが、浅野内匠頭に同情を寄せ、ご公儀の採決に不満を抱いていた多門伝八郎の計らいで一目会うことが許されるのだった。

切腹に向かう内匠頭は庭先に咲く満開の桜の下、片岡源五右衛門の姿に気付く。そして「辞世の句」と「お肉通しの刀」を国許の大石内蔵助へ渡してほしいと言葉を残すのだった。

『風さそふ　花よりもなほ　我はまた　春の名残を　いかにとかせむ』

早駕籠に乗り、赤穂へと戻ってきた原惣右衛門等から、内蔵助は内匠頭すでに御生涯の報を受ける。

阿久里でもなく、大学でもなく、自分にだけ残された「辞世の句」。そして内蔵助の震える手に「お肉通しのお刀」が握られている…。

コメント(4)

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[1] mixiユーザー 05月12日 13:33

管理人のゴンです。

第2話のストーリートピですが、第1話の修正・補足もまだまだ受付中ですので、何かいい案があればコメントして下さいね。（できれば追記する文章ごと提案して頂けると嬉しいです）

で、本題の第2話です。
管理人は、脇坂淡路守がわざと上野介にぶつかっていき袂の家紋を汚して、
「何ゆえにわが家紋を血で汚したか、この慮外者めぇ！！」
と上野介を扇子で打ち付けるシーンや、梶川与惣兵衛に対して言い放った、
「武士の情けを知らぬ者めっ！　…　武士の…　情けを知らぬ者めがぁぁっ！(#｀Д´)」
がこの回で一番好きですね☆　

今やハリウッド俳優：渡辺謙の演技にシビレマス☆

[3] mixiユーザー 05月22日 16:19

ゴンさんトピありがとうございます！
きちんとビデオを見直してから書き込もうと思って、
なかなか時間がとれずにいます。
（もしも私がストーリートピを作ったら、好きなシーンばかりで
うまく要約できずに読むのが６０分以上の大作になりそうです。）

この回で印象的なのは、ゴンさんやごまねぎさんとも同意。
あと、取り押さえられた内匠頭が烏帽子の歪みを気にするところ。

片岡源五右衛門が無刀無言ならといわれて桜の下に控え、
それを独断で許可した多門伝八郎が
春の名残の桜でござる、と指すのも好きです。

あと、阿久里改め瑤泉院の台詞
「大学どの。お情けない。」
これがすごくいいです。麻乃さんの演技が光ってます。

バラバラですみません。
また書き込ませてください。

[4] mixiユーザー 01月10日 09:38

『忠臣蔵』全話を通して好きなシーンは沢山ありますが、
前半の中でも、本田さんの片岡源五右衛門と内匠頭が
最期に会う、暇乞いのシーンは....最高です。

『風さそふ　花よりもなほ　我はまた　春の名残を　いかにとかせむ』
この辞世の句は、私がはじめて　5・7・5の中にこんなにも想いが含まれているのか！！と
感動したものです。...それ以来、いろんな人物の辞世の句調べ　ました...。

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