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ネトゲ男コミュのエピローグ

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一通り書き終わって安心したのか、綾子の記憶が蘇ってくる。
蛇足かもしれないが、すこし書き足し。



告白したての頃、
『私と一緒に死ねる?』
「死ねない。助ける」
熱かったね俺ってばwww口だけは達者だったorz
電話の向こうの綾子は答えを聞いて何を考えていたんだろうか。
どんな表情をしてたんだろうか。未だにわからない。


夏、綾子が帰って行き、その余韻をかみ締めていた頃、俺は四六時中思い出しオナニーしていた。
エロサイト巡りでPCがウィルスに感染しまくった。まさに「PC蛾爆発した」状態で困り果てていた。
綾子には言いたくなかったがPCの知識に乏しい俺にはどうすることもできず、迷った末、相談した。
そんな時期に俺はひとつ歳をとった。その日、荷物が届いた。中身はノートン様と一輪のひまわり。

『圭くんのイメージにぴったりな花だよね。大事にしてね。あとエロも程々に(・∀・)
誕生日おめでとう』

すぐに花瓶を買い、枯れてしまうまでの約1ヶ月間、部屋に飾った。
PCは復活した。以前よりガリガリ言うようにはなったが使えないよりはマシだ。

まあその後俺はオナホを買ってしまったわけだが(ノ∀`)
秋になり就職活動を始めたころ、綾子から、荷物送ったよーと連絡が入った。
なんだろうと少し期待していると、山盛りの履歴書。
ノートン様と言い、この履歴書と言い、ちょっと面白い。
「ああ、こういう人なんだなー」


時は流れ、綾子との関係も終わり、引越しの荷造りをしている時。
綾子からもらった物は全て捨てようと思っていた。忘れないと。
あの履歴書もほとんど手付かずで残っていた。
そいつらを黙々とゴミ袋に放り込む。”ゴミ”として。

このときサボテンをどうしようかかなり迷った。
結局処理しなかった。できなかった。
今でも実家のベランダで元気に生きている。
綾子にこいつを見せれる日は来るのかなー、なんて考えたりしたある昼下がり。


今度こそ終わり。

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