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落語Q&A ぶっちゃけ落語入門コミュの落語家の亭号

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<きんぎょさんからの質問>

三流さんに便乗の便乗なのですが、
落語家さんの一門には、主にどんな名前がありますか?
私が知っているのは、林家、三遊亭、桂、、、、ぐらい?

よろしくお願いします!

コメント(14)

うむ!ナイスな質問じゃ!

落語家の名前の「苗字」にあたるものを、「亭号(ていごう)」というが、これはこれでまたいろんな亭号があるんじゃ。

東京には、まず大きくて歴史のある一門で、
「柳家」「三遊亭」、
「林家」
「金原亭(きんげんてい)」
「古今亭(ここんてい)」
「桂」
「立川(たてかわ)」
「橘家(たちばなや)」
「春風亭(しゅんぷうてい」
「三笑亭(さんしょうてい)」
「入船亭(いりふねてい)」
といったところがあるのう。
ほかにも
「柳亭(りゅうてい)」
「五街道(ごかいどう)」
「蝶花楼(ちょうかろう)」
「三升家(みますや)」
などいろいろじゃ。
名前にも「林家系」の二つ目の名前だった「春風亭」が大きな一門をなし名前が巨大化した、というようなケースがあり、東京では亭号のバリエーションがいろいろあるようじゃ。

一方大阪(上方)では、
「笑福亭(しょうふくてい)」と「桂」がほとんどで、
あとは「林家」「露の」「月亭」といったところかの。
ほかにもあることはあるんじゃがの。

ちなみに、「桂」という亭号はもとをたどると大阪の名前で、
三代目から江戸に渡って以降、江戸・上方双方で使われる亭号になったのじゃよー

亭号もいろいろじゃ。
「○○○○」という名前の人は、どういう経緯でこの名前になったんですか?などといった質問もどんと来い、じゃ!
みなの衆からの質問も待っておるぞ!

きんぎょ、とりあえずはこんなところで満足していただけたかの?
 こんにちは。更に便乗させてもらっていいですか(笑)?


> 「林家系」の二つ目の名前だった「春風亭」が大きな一門をなし

 この辺のとこが、とっても面白かったです。各亭号の系統について教えてもらえたらうれしいのですが
ろきしいさん>
こちらに落語家の系図が載っているので、ご参考になさってください。決して襲名が血族によってなされるわけでないことがわかりますよ。
http://www.cyborg.ne.jp/~akio01/rakugo/keizu/
>シャオセンさん、
感謝じゃ!
師範も増えておるのう。

>ろきしぃさん、
基本的には、江戸のほうは、
「柳家」と「三遊亭」が二大勢力、というのが歴史的に見た流れじゃのう。
それぞれ滑稽噺が専門の「柳家」、人情噺などが得意な「三遊亭」、という家柄もある。
ま、しかしこれも最近では境界線がなくなってきてるのであくまで知識として知っておけばいいくらいのものじゃ。

その二大勢力の丁度真ん中に「馬派」と言われる一派があり、
それが「金原亭」、「古今亭」じゃの。
それぞれ名前の下に「馬」という縁起のいい字が入っていたから「馬派」と呼ばれる。
古今亭もそもそもは金原亭の分派だった名前じゃが、時代とともに大きな亭号になった。

亭号には、それぞれどこかの亭号からの分派、というような形で上下関係があるが、分派のものでもその人物が有名になれば、結局はその亭号のほうが大きくなっていくのじゃよ。

また、それぞれの亭号には、二つ目専用の亭号もあったりして、名前を見るだけでも出所がわかったりするものじゃ。

系図をみて、意外にその落語家の芸風のルーツがわかったりするときなぞは、楽しいものじゃの。
瀧川は、「鯉かん」(りかん)という名跡があり、
おそらくはいまの春風亭鯉昇という落語家が襲名するじゃろう。
弟子にはすでに「瀧川」を名乗らせておるからのう。

亭号は、いろいろあったほうが覚えやすくていいのかもしれんの。
師範!
はじめて参加させて頂きます。
よろしくお願いします。

質問なのですが、師範が古今亭を金原亭の分派とする根拠がよく分からないのですが?

初代古今亭志ん生は初代三遊亭円生の弟子で、円生の名跡を2代目円生と争って敗れ、自分こそが真の円生である、との意味を込めて“真生”と名乗り、それが古今亭の始まり。
金原亭は同じく芝居噺を得意とした初代円生の弟子が、地名にちなんで初代金原亭馬生を名乗ったのが始まり。
ですので、古今亭を金原亭の分派とするのは違うような気がするのですが?
田舎家甚八殿!
書き込み感謝じゃ。

いやはや、よくご存知で恐れ入谷に鬼子母神じゃ!
甚八氏のような師範代クラスの猛者がいればワシもようやく隠居できるわい。

ご指摘の通りじゃ。
「古今亭」と「金原亭」は、いずれも初代三遊亭円生の門人が名乗った名前で、金原亭の弟子が古今亭を名乗ったわけではない。
これは申し訳ない。

これは専門家の解釈も分かれるようじゃが、そうはいっても同じ一門から出た名前で近しい関係にある亭号。
初代の馬生のほうが発生は早いが、真に名前として交流を持ったのは、四代目志ん生が志ん生になる前に六代目馬生を名乗ってからかのう。

古今亭には志ん馬という名前もあるように、「馬派」というのをどの時点からくくるかにもよるが、一応は「馬」の名が入る一派を馬派とするなら、古い順でいうと一番大きい名前が「金原亭」となる。
いまではご存知志ん生のほうが大きな名跡になっておるがの。
というわけで、現時点から「馬派」をくくると、「金原亭」が宗家っぽいことになっておる、ということを言いたかったのじゃよ。
 皆様、御回答ありがとうございます。うっかり、見に来るの忘れてました(苦笑)

 三遊派と柳派は知っておりましたが、それ以外の亭号の派閥(?)が知りたかったもので
 シャオセンさんに御紹介いただいたページなぞ、好き者にはたまりませんね。てっきり柳派だと思っていた立川の亭号が三遊派であった時代もあったり、読めば読むほど面白いです

 そういえば鯉昇師匠は、既に瀧川に亭号変えてませんでしたっけ?
>ろきしぃさん
>そういえば鯉昇師匠は、既に瀧川に亭号変えてませんでしたっけ?

鯉昇師匠が高校の大先輩にあたる私がお答えします(笑)
そうです。鯉昇師匠は既に「瀧川」ですね。
「鯉かん」襲名云々の事情は、モチ肌師の方が詳しそうですが…
シャオセンさんが紹介して下さった系図大変参考になりました。

でも上方で抜けている人(廃業者)や故人で数名抜けているような気がしましたので
メールしようとしましたが、使われておりませんでした。
連絡先わかりませんか?

私が気がついたのは

笑福亭里鶴さん(ショウキョウから改名 廃業)
笑福亭鶴瓶さんも2代目だと思うのですが。
噺家さんの代数は、自分で決めて良いという不文律があるみたいです。
名人と呼ばれた先代文楽は本当は六代目なのに、八は末広がりで縁起が良いからと二代飛ばして八代目を名乗っています。
そうじゃのう、
左内さんの言う通りじゃ。
談志も実は七代目じゃが、本人も世間も五代目、というのが通例になっておるし、
先に亡くなった古今亭志ん朝も、実は二代目ではなくて三代目じゃ。

実際には存在したけれども芸道では頭角を現さなかった人物を、いなかったことにしたり、
縁起のいい数字にするために勝手に数字を足したり……。
まあ、もともと名前を襲名するという行為も、歌舞伎のパロディみたいなものじゃて、大目にみてやっとくれい。

しかし鯉昇は瀧川と襲名しておったか。
ちょっと現場に行かなくなると時代の変化についてゆけぬものよのう。

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