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落語Q&A ぶっちゃけ落語入門コミュの改名のケース

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<三流さんからの質問>

御隠居〜じゃなかった師範〜便乗で質問です。

林家○○と言う人が他の三遊亭○○という名前を襲名することもあるのでしょうか?

基本的な質問ですが教えていただけると幸いです。

コメント(2)

うむ!便乗大歓迎じゃ!
おもしろい質問じゃのう。

改名はホントにケース・バイ・ケースじゃからのう。
結論から言えばそういうこともあるのじゃ。

1.一門をたどった場合
可能性から言えば薄いかもしれんが、
たとえば林家何某がいたとする。
その師匠ははやり林家何某である。
その師匠も林家……と思いきや、三遊亭何某、という場合。
こういう場合は、三遊亭を襲名する権利はあるな。

可能性の話でわかりやすい例を挙げるとすると、いまの春風亭小朝を考えてみよう。
その師匠は、春風亭柳朝という人じゃが、柳朝の師匠は「(八代目)林家正蔵」じゃった。
さらにその林家正蔵は、三遊亭三福という人の門人であり、
師事していたのも三遊(亭)一朝という老人じゃった。
その一朝の師匠は三遊亭圓朝じゃ。

と、いうことは、小朝は、「林家正蔵」になってもおかしくないし、「三遊亭圓朝」という名前になってもおかしくはない環境にあるのじゃ。

基本的には、改名にあたっては、(落語界でだけだが)大きい名前にしていくので、条件さえ整えば、亭号も変わることがあるのじゃよ。

ただ、例えば柳家の人が、三遊亭となるのはあまりないケースじゃ。これはどんなに辿っても師匠筋に三遊亭がないからじゃの。
とはいっても、以下のようなケースではそれさえもありえる。

2.師事する師匠が変わった場合
師匠が亡くなってしまった場合や師事する師匠が変更になった場合。
師匠が亡くなった場合などは、二つ目までは「半人前」なので、別の師匠の一門に入る慣わしになっておる。そこで亭号が変わるのじゃ。
(真打ちになってからでも改名することもある)

たとえば、いまの柳家小満ん(やなぎや こまん)は、先代(八代目)桂文楽門下で「桂小勇」という名だったが、二つ目時代に師匠が亡くなったため柳家小さん門下に移り、真打ちになるときに「柳家」になったんじゃ。

また、いま「笑点」に出ている桂歌丸は、最初は古今亭今輔(ここんてい いますけ)という人に入門して古今亭今児という名だったが、師匠が桂米丸に変わってから桂歌丸と改名した。

こうして考えてみると、どんな名前になってもおかしくないようなもんじゃの。
ただ、師匠は師匠で死期が迫ってからは弟子を取らない(一応、真打ちになるまで面倒をみるのが前提なので)ので、あまりないことじゃがの。

名前の変遷をみるだけでも、その落語家がどういう人生を送ってきたのか、意外がルーツをみることもできて面白いぞ!
ま、マニアックな楽しみじゃがの。フォッフォッフォ
回答ありがとうございました。

ということは、こぶ平さんが正蔵を継いだ今、小朝さんは圓朝を狙っているということですね。(笑

名前の変遷で見る噺家のルーツに注目をしつつ落語を楽しみたいと思います。

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