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山&花コミュのNo.6 デジカメ講 レンズのお話し(2)

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デジカメで草花を撮ろう/講座もどき

デジタルカメラ撮影講座もどき No.6
**** デジタルカメラ基礎知識編 ****
No.6 レンズのお話し(2) 絞りとボケ

もうひとつレンズに組み込まれている重要な機構、
絞りについてお話したいと思います。
絞りとは、レンズを通過する光の量を調整する機構のことです。
絞り羽根という光を遮る黒色の薄い板、数枚〜10数枚を組み合わせて
構成されています。羽根の枚数が多いほど絞られた時の光の通過する
穴の形状が円形に近づきます。この穴の形は、撮影画像における
輝点ボケの形状となりレンズ固有の味にもつながります。
絞りの調整は、F値で表します。
F1.4 , F2 , F2.8 , F4 , F5.6 , F8 , F11 , F16 ・・
数字が小さいほど、レンズを通過する光の量は、多くなります。
ひと絞り絞る、または一段絞ると良く表現しますが、それは、
この数字をひとつ大きくすることを意味します。
穴の面積は、半分となり、光量も半分になります。
この数字は、どうしてこう中途半端で覚えにくい数字列なのでしょうか
それは。。。それぞれの数字を2乗してみると
2 , 4 , 8 , 16 , 32(31) , 64 , 128(121) , 256 ・・ 
多少誤差のあるところもありますが、2のべき乗となっているのです。
光の量は、絞りで作られる穴の径ではなくて面積に比例するので
このような数字列となっているのです。
絞りは、カメラにとって主に光量調整ともうひとつ被写界深度
調整という重要な役割があります。
被写界深度とは、収差も含めてピントが許容範囲内に収まっている
範囲(距離)を言います。
つまり点を写したとき、ボケて写るその大きさ(錯乱円という)が
デジタルカメラの場合、1画素以下となる範囲になります。
被写界深度については、次の大原則が成り立っています。

(1)焦点距離が小さいほど、被写界深度は深くなる。
   (望遠よりも広角の方が被写界深度は深い。)
(2)絞り込むと被写界深度は深くなる。
(3)被写体との距離が遠いほど被写界深度は深くなる。
(4)被写界深度は、ピント位置の前後にありますが、
   後ろ側の方が深い。(前側の方がボケ易い)

このことは、写真を撮る上で、主体以外をぼかすのに参考になると
思います。

まとめ
 ・絞りは、光量調整と被写界深度調整という重要な役割を持っている。
 ・被写界深度の4つの大原則。

コメント(4)

masa_araさん、ご苦労様です。こうして整理して頂けると素人カメラマンには大変有り難いです。
 絞り(光量調整の意味で)と、シャッタースピードの関係は後日どこかで触れられますかね?白飛びする場合の光量調整はどのように考えていけば良いのか知りたいのですが・・・。
こぐまクラブさん
こんばんは、
デジタルカメラの場合は、ネガフィルムに比べて残念ながら
ラチチュード(明部と暗部の表現幅 デジカメでは
ダイナミックレンジという場合が多い)は、半分以下です。
よって、明暗のある被写体を撮影する場合、撮影者が以下の
3つの選択をしなければならなくなります。
(1)明部の白とびを無視して、暗部の表現(階調)を
   優先する。(露出+補正)
(2)暗部の黒つぶれを無視して、明部の表現を優先する。
   (露出−補正)
(3)白とび、黒つぶれは、無視して、中間の階調を優先する。
   (露出補正なし)
  露出補正の表現は撮影条件、デジカメの特性によりますがここでは
  例としてのおおよその表現です。
JPEGで撮る場合は、その時表現したいものを優先して選びます。
RAWで撮る場合は、JPEGと同じ様に考えますが、後で補正が効くので
(2)を選択する場合が多いです。ただし、極端に行うと暗部にノイズが
現れることがあります。
撮る時に迷ったら、露出条件を幾つか変えて撮っておくことを
お勧めします。ヒストグラム表示機能も露出を判断するのに便利です。
このような条件で撮影した写真をディスプレイまたは
プリントアウトして見る場合、ガンマ補正などについても
知って置くと表現の自由度が広がります。
説明することが多くありますので、改めて機会を作りまとめた方が
良いかもしれませんね。
こんにちは、露出補正には誰もが苦労するものです。
masa araさんの仰るように、段階露光で3,4枚撮ることを
お奨め致します。

私は、晴天の日はアンダー側に曇天の日はオーバー側に
ふって、だいたい4枚は撮っています。
最もこれはポジについてなので、カメラの癖などで
十色とは思いますが、デジカメの利点を生かして
いらなきゃ捨てるで良いのではと思います。

それよりも、被写界深度をより理解すると同じカットでも
色々と面白い写真が撮れますよ、お試しあれ!!
尾瀬河童さん、コメントありがとうございます。
ポジフィルムは、ネガフィルムよりもラチチュードが
狭いのでデジカメと似た感じですね。ただし、ポジフィルムの
露光条件は、撮影時の一発勝負で後処理が望めない分、
より神経を使いますね。デジタルはその分ありがたいですね。
(厳密に言うと、デジタルでも撮影時の露出選択は重要なんですけれども)

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