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山&花コミュのNo.3 デジカメ講 JPEGとRAWのお話し(3)

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デジカメで草花を撮ろう/講座もどき

**** デジタルカメラ基礎知識編 ****
No.3 JPEGとRAWのお話し(3) ホワイトバランスについて

今回は、ホワイトバランスについて、お話ししたいと思います。
サブタイトルからどんどん話が、逸れて行くように思われますが
しばらくの間、ご勘弁を。
前回、カラー画像は、RGBそれぞれの成分を合成して作ることに
触れましたが、この合成するときのRGBの割合を
ホワイトバランスと言います。撮像素子から出力されるRGBの
データ(補間処理後)をそのまま、合成すればOKと思われるかも
しれませんが、そう単純でもないのです。
その理由は、主に2つあります。
1つ目の理由は、撮像素子の特性にあります。
光の色(波長)によって、持っているエネルギーの大きさが変わるために
光電変換素子の変換効率が少し異なるのと、RGBそれぞれのフィルターの
透過率がやはり異なるため、同じ強さのRGBそれぞれの光を撮像素子に入射
しても、同じ値のデータが得られません。
これについては、撮像素子の波長特性に依存するので比較的容易に補正可能
であると思われます。
2つ目の理由は、被写体を照らす照明の色(色温度)によって変化するから
です。これが、とても厄介なことなのです。
なぜ厄介な問題なのかを例を挙げて説明します。
例えば、被写体に綺麗な白壁があったとします。
この白壁を真昼間の太陽光の下で撮影した場合は、素直に白壁は、白色に
色を合成すれば基本的には良いのですが、夕日を浴びた白壁は、どの様な
色に合成すれば良いのでしょうか?
(1)白壁は、飽く迄も白色に合成する。(色の恒常性)
(2)夕日を浴びて赤く染まっているので、忠実にその色に合成する。
答えは、どちらも正解なのです。
人間の視覚は、色に対してとても曖昧、いや融通が効いて、様々な
照明光下でも無意識に記憶の色を頼りに補正して見てしまっている
のです。
白熱電球や蛍光灯など色温度の異なる照明の部屋でも、目に映る物の色に違和感を抱くことなく見ることができているのはこのためです。
また、写真が出来上がってきて見てみると、記憶色と
異なり、青っぽく感じたり、赤っぽく感じたりすることがありますが、これも同じ
です。(他に原因がある場合もありますが。)
ここに、ホワイトバランスの最大の難しさがあるのです。
実際のカメラには、オートホワイトバランス機能が搭載されていて
(1)と(2)の間(カメラメーカーの考え方による)で自動調整される
様になっています。(コンパクトは、どちらかと言うと(1)より、
一眼は、多少(2)重視かなぁ? 手動調整可能になっているものもある)
本当の正解は、撮影者自身の感じ方、想いによるのです。
写真を綺麗な思い通りの色の作品として仕上げる場合、このホワイトバランスの
調整は、とても重要となるのです。 続く。

まとめ
 ・色を合成するには、ホワイトバランスが必要。
 ・ホワイトバランスは、本来撮影者の感じ方、想いにより決定するもの。
 ・カメラのオートホワイトバランスは、撮影者の想いを予想して
  決めている、あるいは、色の恒常性重視で決めている。

コメント(7)

大変ためになり申した。
JPEGの
「J」ってjapanだと思ってたし…
(笑)
ジャパン・ピクチャー・エンジニア・グラフィク!?
(爆)
アホでスイマセン。
リアルで恥かかなくて
ヨカッタ。
遅刻大使さん
こんばんは
ありがとうございます。
お役に立ててうれしいです。
こんばんは。いよいよトピが立ち上がって期待して読んでます。
 最近はなるべくRAWで撮影して居るのですが、このW.Bの所は考えさせられますね。肉眼が虚構なのかレンズが虚構なのか物思いに耽ってしまいそうな所でもあります。

 masa_araさんのおっしゃるように
>・ホワイトバランスは、本来撮影者の感じ方、想いにより決定するもの。<
 そう思いたいのですが、その裏付けとなるスキルも必要ですしね、難しいものです・・・。
こぐまクラブさん
こんばんは、
ありがとうございます。
私はよく撮ってきた写真を後から見て、こんな筈ではと
思う3大要因が、
1.ピンボケ
2.手ぶれ
3.こんな色でなかった
なのです。
その内、3については、デジタル現像による色調整で完璧では
ありませんがかなり克服できるようになったと思えるのです。
フィルム時代には、高度な暗室技術でしか得ることのできない
ようなこともこのデジタル現像で身近なものとなったと思います。ですから、まず自分のイメージする色(こんな筈だった色)をなるべく再現するところから始めれば良いのではないかと思うのですがどうでしょうかね。
役に立つ情報を大変ありがとうございます。
特にこのWBの問題はすごく知りたかったことでありがたかったです。
夕景や、真っ青な空の下、近くに反射をしている大きなものがあるようなときなど仕上がりをみてがっかりすることがあります。
むしろ今のカメラが過剰にWBを修正しているという気がします。
WBを意識して変更したことはありませんが、写真の明るさを変えるだけで色が変わってくるのはちょっとわからない現象です。

ところで一つ教えていただきたいのは、蛍光灯の補正などという補正の仕方をもったカメラがありますが、これは色温度を全体として補正しているのではなく、もっと細かく波長部分での補正も行っているのでしょうか。この手のカメラを手にしたことがないので、すごく気になっています。
赤い風車さん
こんばんは
花のトピの方では、楽しく写真を拝見させて
いただいています。
こちらこそありがとうございます。
また、レスが大変遅くなり申し訳ございませんでした。
色調整は、デジタルカメラになって撮影者が比較的容易に
その意図を写真に反映することが可能となりました。
このメリットを有効に利用していきたいものですね。
さて、ご質問についてですが
デジタルカメラにおけるWBは、RGBのゲインを
調整することで行っていますので(多分)、
波長ごとに細かくは補正していないのではと思います。
ただし、その後の処理となる色合い調整で色相を
回転させる等して色を整えていると思われます。
私もそれ以上の事は残念ながら判りません。
曖昧なお応えで申し訳ありません。
masa_araさん
ありがとうございます。
一つ一つ、実験しながらデータを取っていくということでしょうね。
ちょうど今日は、Mixiと他で使っているブログの画面上の色調の差が気になって同じ写真をMixiとブログに掲載して比較していました。
他のブログでは画像ソフトで見ているのと同じ発色ですけど、Mixiではちょっと独特の発色するようで、かといってMixi用にファイルを別に作るのも面倒だし。
あまり悩まないことにしました。

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