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山&花コミュのNo.4 デジカメ講 JPEGとRAWのお話し(4)

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デジカメで草花を撮ろう/講座もどき

**** デジタルカメラ基礎知識編 ****
No.4 JPEGとRAWのお話し(4) RAWのメリット

前回は、ホワイトバランスについて触れましたが、この調整って
撮るときに決めるのは、難しいものです。
後から画像を確認しながら行う方が写真を自分のイメージに近づける
近道だと思います。
そこで、話はJPEGとRAWデータに戻ります。
JPEGデータは、画像を生成した後、1回目のお話で触れたように
非可逆圧縮を行いますが、実は離散コサイン変換の前処理として
画像を輝度情報と、色差情報(2種)に分解し、各8ビットで表現し
直しているのです。RAWデータはと言うと、撮像素子からの信号を
RGBそれぞれ12ビットもしくは14ビットで表現されています。
一方、PCの周辺機器(ディスプレイやプリンタ)は、sRGBという
規格の色空間で各8ビットにて表現できるようになっています。
よって、JPEGデータは、周辺機器とマッチングがとれているわけ
ですが、余裕度が無い事になります。
後で、調整を行う場合余裕度が無いということは、どこかを犠牲にしな
ければならないことを意味しています。
(ホワイトバランスを修正するとある色の階調が劣化する。)
RAWデータは、各4bit分の余裕度がありますので調整しろを
持ち合わせていることになります。
(調整しろ内で修正を行えば劣化しない。)
RAWデータのもうひとつのメリットは、ここにあります。

ビスタ(次期ウインドウズ 来年末リリース?)でも、RAWデータは
扱えるように、マイクロソフトは発表していますので、どんどん環境は
整っていくと思われます。現在、各カメラメーカーでバラバラな
RAWデータフォーマットも共通フォーマットとして将来策定される
かも知れませんね。期待しましょう。

まとめ
 ・JPEGで撮影したものを後処理で調整する場合、調整しろが無い
  ためどこかが、犠牲となってしまう。
  撮影時にしっかり撮らなければならない。
 ・RAWデータの最大のメリットは、後処理の調整しろを有している。
  後で、ゆっくりと画像を確認しながら調整できる。

補足
 人の眼には、杆体(かんたい)と錐体と呼ばれる2種類の視細胞がある
そうです。杆体は、薄暗い状態での視覚に関与していて、
 錐体の方は、明るい状態での視覚に関与しているそうです。
 錐体には、やはり、R、G,Bそれぞれに感度を持つ3種類がある
 そうです。人の眼も撮像素子と同じような原理になっているようですね。
 階調認識分解能は、8ビット256階調で充分の様です。
 ですから、8ビット×8ビット×8ビット= 16777216で
 フルカラーと言われているのです。

 JPEGとRAWのお話しは、これで一先ず終わりです。

コメント(6)

私は今、コンデジを使っているので、撮影も殆どがJPEGデータです。
でも、撮影時のホワイトバランスの調整は難しくて...~~;
手当たり次第に撮った写真をPCに入れ込んでから見てガックリ...
これが、いつも、いつものこと〜^o^ヘヘ

私も、いつか・・・
  このチューリップみたいな美人のお花が撮れるようになりたいな〜♪
mikoさん
こんばんは、
スナップ的な写真は、カメラ任せのオートホワイトバランス
でも結構いけて便利なのですが、植物や風景写真では
思った通りの色を現すのには、RAW現像が有利です。
良いタイミングで、今日発売の週刊アスキーに
RAWで撮る&現像する という記事が掲載されましたので
ご参考に。
masa_araさん
ありがとうございます。
写真の週刊誌はあまり買う、見る習慣が無いので、当然、週刊アスキーも・・・
マニュアル等を読むのと違って、内容も読みやすいかなぁ。。
興味を持ち始めたところで、たまには購入して勉強してみようかな!
   (あ、値段を見てからね..~~;)
mikoさん
こんばんは、
週刊アスキーは、PCや情報家電の話題を中心とした雑誌です。
通勤途中に眺めるのに調度良いので、購読したりするのですが
今回、たまたま5〜6ページを割いて紹介されていたのです。
ぱらぱらっと見てみてください。
>人の眼には、杆体(かんたい)と錐体と呼ばれる2種類の視細胞があるそうです。<

そうなのですか。カメラを通した画像の不満はここにあるのですね?
 先日のW.Bでいいたかったことの一つはこれに関係するような気がします。例えば明暗の極端に違うものを一つの画像に入れた場合、必ずどちらかを犠牲にせざるを得ないですよね?(部分的なレタッチを施す場合は別として)肉眼は無意識に二つの視細胞を駆使してこの調整を行うと考えると、納得できるような気がします。
こぐまクラブさん
こんばんは、
確かに人間の視覚は、注視点に対して虹彩によるダイナミックな
光量調整もありますし、ダイナミックレンジは、
それを含めるとデジカメ画像よりも広いと言えるでしょうかね。
ただ、こぐまクラブさんも書かれているように、
部分的ガンマ補正などを加えることにより、誤魔化しですが近い表現はできるのではないかとも言えますね。
所詮、リアルには敵いませんが。

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