ニュージーランドのロックコミュのローカルトピック５月号

「５月と言えば…」

そう、NZでは５月はNZ MUSIC MONTHということで、TVやラジオ、雑誌でもNZの国内音楽が大きく取り上げられ、街中の洋服店ではおなじみの黒白Tシャツが並びます。
そこで、今回はこのメディアミックス「NZ Music Month」の歴史や概要を簡単にご紹介します。

起源：
１９９７年に導入されたMusic Weekが２００１年Music Monthに進化

主催：
New Zealand Music Industry Commission

目的：
国内音楽の注目度を高め、国内ミュージシャンの成功を後押しする

成り立ち：
Music Week導入の背景にはNZ音楽の不振があった。１９９５年まででNZ音楽が商業ラジオ放送で占める割合は１．６％にすぎなかった。
キャンペーンはラジオ局にNZ音楽の放送割合を増やすよう義務付けることから始まり、９７年にはMusic Weekとして導入された。
２０００年、NZ政府が出資して発足したNew Zealand Music Industry CommissionによってNZ国内音楽がNZ文化の発展に貢献していることが認められ、委員会は国内音楽がより多くのNZリスナーに聴かれるように努める。ここでMusic WeekからMusic Monthへと生まれ変わる。

効果：
商業ラジオでの国内音楽のオンエア率が２０００年では１０％程度だったのが、２００５年にはほぼ２３％になり、国内音楽の売上は２０００年は５．４５％だったのが、２００４年までに１０％を超えるまでになった。

http://www.nzhistory.net.nz/node/4506より