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飛びにいこうかな。コミュのゴードン・ベネット レース

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ガス気球の世界大会「ゴードンベネットレース」。
一昨日に始まって、今なお飛行中の気球があります。
昨日、気球のMLに流れた丁寧な解説メールがあるので、
投稿者に事後承諾で(笑)転載します。

WEBサイトのLIVE TRACKINGを見てみて下さい!
グーグルマップの航空写真で見ると、ワクワクしますよ!!


▼▼▼▼以下メール原文ママ▼▼▼▼

サブさん八戸さんが参加している、
今年のゴードンベネットレースは特に面白く、見所一杯だったので、
まだまだ4機飛び続けていますが、興奮さめやらづ、
ココでちょっと押し売り解説を。
(僕は日本で応援していました。)

まづは基本のWEBサイト 
http://www.gordonbennett2010.com/
ココを起点にしていきましょう
基本ルールは1000m3の容積のガス気球です(よくある熱気球が2000m3前後)
今回は水素を使用
制限時間は無し、競技エリアの中で1番長距離を飛んだら勝者です。
今年の競技エリアは左メニューのcompetition area から
またそのページの最後にbristol からの距離ガイドがあります
  http://www.gordonbennett2010.com/about/map/distances これね

今年のエリアの特徴としてイタリア空域制限があります
競技エリアに入っているものの、イタリアはATC(Air Trafic Contorol) の制限があり夜間の気球の進入を認めませんでした。(入ると失格です)

これが今年のレースを見ている分には面白くした一因です
詳しくは後ほど

このレースは100年以上の歴史があり、今回が54回目です
シンプルなルールで同じ規格で続けているので過去の結果を比べても面白いです
ちなみに今までの最長フライト時間は1995年の92:11時間、最長距離は2005年の3400.39km
開催国は前々年の勝利国です
今年イギリスなのは2008年に英国人(現在もフライト中の David
Hempleman-Adams) が勝ったから
つまり日本が勝つととても面白いレースが設定することが出来ます

では本題左メニューの Live Tracking を見てください
ここで全気球の航跡図がほぼリアルタイムで見れます
それぞれの気球をクリックすれば速度・進行方向も出ます
全体のフライトをコースとしてみても面白いのですが、今回非常に良い地図となっていてズームしても面白いです
たとえばフランスの端に着陸したBEL1をズームしてください
どんどん、どんどん、そして航空写真にしてみるととんでもないところに着陸してるのがわかります

同様にルーマニアに着陸した現在1位のSWI2もすごいところに降りてます
(これもズーム、ズームしてください)

では、時系列に沿って
離陸は現地時間26日0:00〜 1:00 英国ブリストル近郊
ガス充填、離陸準備など時間の関係で地上風穏やかな深夜行われます。

左メニューの News も時系列であるのでこれも見てね
初めのころはエントリーとかですが
今回、着水対策についてかなりシリアスに指摘しています
海水が冷たいので、溺死ではなくすぐに低体温で駄目になる、必ずライフラフトとレスキュースーツを持つようコメントがありました。
今回は南に進路を取りましたが、これはもちろん天気のせいで、北に行く可能性もありました
とりあえずこの最初の進行方向で一安心
参考に2006年のトラックを張ります
  http://gb2006.gasballon.be/tracking/overview.php
とんでもない航跡です
ニュースの6ページからレーススタートです 時々写真・天気データがついてます

前半はSWI 1とJPNがスタートダッシュをかけました
2機とも最初から高度を取り(8000ft〜10000ft)速いスピードで南下しました
News Update6〜26日17:19までは日本がトップでした
  http://www.gordonbennett2010.com/node/371  これね。
ガス気球は夜はガスの収縮・球皮に水、氷がつくアイシングなどでフライト効率が悪くなります
その中で高高度を飛ぶためには、バラストを多く消費してしまいます
離陸後は総重量も重いため効率も悪くなります
今回はイタリアの進入制限があるからこの南下作戦はいいなーと思っていたのですが、残念です。

JPNは夕方に着陸しました
ガス気球は長時間飛べますが、夜を迎える時に判断ポイントがあります
夜の浮力低下に耐えられるだけのバラストがあるか
夜間着陸できそうな場所があるか(風が強い夜間着陸は大変以上)
地面の高度がどれくらいか
こんなことを考えて夜を越せるかどうか判断します
(これは僕の推測なので、興味がある人はサブさんに聞いてください)

他の気球は離陸後おとなしく飛び続け、日の出とともに高度を取り始め、スイス・日本チームを追いかけ始めました
日が出た後のスーパーヒート(太陽熱による浮力ゲイン)を利用して高度を取っていきます

JPNが着陸した後最初のフルナイトが来ました
最初の予測より遅かったのですが、このあたりでトラックが東にシフトし始めましたJPNと競っていたSWI1は夜を越えられづに朝の3時頃着陸でした。

夜が明けてゾクゾク気球が着陸します
フランスの陸地で多くの気球が着陸してしまいました
これが先に触れたイタリア空域制限のせいで、夜間の進入が出来ないために多数の気球がここでフライトを終えました。たぶんバラストが余っている気球も多くあったと思います。

6機がイタリア越えに挑戦しました
SWI2はその日中に越えきり、大きなリードを広げました
http://www.gordonbennett2010.com/node/990
この時点ではFRA2の2機がバレアス海に出ています
その後4機が洋上に出てCRTが始まりました
(熱気球の競技のようだ)
今までのフライトだとイタリアによる侵入してしまうので、スピードを落とし5機がバレアス海上で位置取り合戦みたいな感じになりました。
しかもすごいのはFRA2で彼らはサルデーニャ島(イタリア領)にかかってしまったので、島から5nm離れ
かつイタリアに近づかないというすごいフライトをガス気球でやってのけました
http://www.gordonbennett2010.com/node/1182
http://www.gordonbennett2010.com/node/1316
未確認ですがシーアンカーを気球からたらして速度を調整したと書いてあります。
このあたりはWEBをみてて盛り上がりました
トラッキングシステムと地図のマッチングがすごく良く、レースの醍醐味堪能させていただきました。
  
そのごスイスが先行して競技エリアの際に着陸
フランスは力尽き日中のイタリアに着陸
現在3機が風を探しながらスイス追撃に入っています
風の様子、天気そのものもちょっと悪くなって来てます。今後どうなるのか。
みんなギリギリのフライトをしてる緊張感が伝わってきます。

今残っているパイロットたちを検索すると面白いですよ
歴戦のつわもの達です。
あ、そうだチーム紹介のページにそれぞれのBlogなどもあり着陸写真とかもあります。

参考までに、
これも面白かった2009のトラックを添付します
アフリカに行ってしまったチームは競技エリア外で失格となりました。
このトラックはいかに西に曲げるかがすごかった。

以上長々と書かせていただきました。
このすごいレースに参加している全てのパイロット、チームに
 Good Flight and Soft Landings

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