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多摩ブラ(魔法使い仲間)コミュの07/12/16第10回定例会報告書

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遅ればせながら定例会のレポートです
レポート依頼されたのが全てが終わってからだったので、しょーじき細かいことは覚えていません(しかももう一週間経っているし・・・爆)
とりあえず覚えている範囲でつづってみます。

でも・・・多分長いです(汗)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12月16日。日曜。天気晴れ。
田無にあるヒロさんの英語教室が今回の会場です(田無でやる場合はいつもここが会場なのでしょうか?)

最初に集まったのはサブさん、運勢堂さん、もりちゃんさん、そしてヒロさんと私(しのぶ)。そして途中で廿さんとざるさんが着ました。
とりあえずこの数名で基本プログラムの「5分間演技」をすることに。
カメラの準備も整い、演技開始(^◇^)

一番手は運勢堂さんです。
今回はパケット・トリックを二つ演じてくださいました。

一つ目は『インビジブル・マーク』(荒井晋一作)。
まずは普通の4オブ・ア・カインドのカードを見せますが、「実はこのカードの裏側にはマジシャンにだけ分かるマークが記されています」と言います。
と言って裏側を改めていくと、それぞれのカードに違ったマークが記されています。
もちろん最初はその印など見えなかったので、最後全てのカードに印が現れるのは不思議でしたね。
ただ、愛好家から見ると、「っで、その後にまだ何か起こるのかな?」っていう感じがしてしまうので着地感が難しいところ。
ホント、マニアは欲張りです(笑)。

そー言えば同じような感じで最初は無印のバックだったのに一つずつマークがついていき(この場合はそれぞれのバックに現れるマークは全て同じ)
ラストはそれらのマークが一つのカードに集まるというトリックもあったような気がします。
これならエンディングがはっきりしていますね。
色々と研究してみたくなるトリックだと思いました。

続いて同じようなパケット・トリックである『オータム・ティンツ』(佐藤喜義作)。
青裏の4オブ・ア・カインドがありますが魔法をかけると裏の模様が1枚ずつ変わっていきます。
フェイスをジョーカー4枚にせず、ちゃんと4オブ・ア・カインドにしているところがミソ(つまり最初の改めはフラッシュ・トレーションカウントの類ではありません。笑)
色合いが鮮やかなのでこちらは見ていてスッキリしました。
ところで「オータム・ティンツ」ってどういう意味なんだろう???

二人目はサブさん。
演技が始まる前にちょっとしゃべったのですが、彼は今流行りのフラリッシュやマニア大爆発っていうようなトリックではなく
どちらかというとオーソドックスなトリックをキチンとこなしていきたいとのこと。
実際の演技でもその考えがうかがえました。

一つ目は『3/4の談話』(ゆうきとも作)。
デックを四つのパケットに分けていきますが、それぞれのトップからAが現れるトリック。
割りとオーソドックスな解決のトリックですが、最初分けるときにシャッフルを入れ、観客にストップを言わせたところで分けるところがポイントでしょうか。
逆にシャッフル中にストップを言わせる段が間延びしがちなので、この点が注意どころ。
むしろパケットに分ける部分はゆったりと見せて、全てが分け終わったところで
ピシっ!ピシッ!と4枚が現れると、心地よいですね。

こういうトリックって技法自体は簡単そうですが、テンポやリズムの点で結構難しいものなんですよねぇ・・・。
サブさんの場合はこのあとスピーディーなカッティング・ジ・エーセスと組み合わせることで緩急のバランスを取っていらっしゃったのかもしれません。

続いて『カッティング・ジ・エーセス』(ダイ・バーノン作)
愛好家ならご存知の方も多い作品です(あれ?でもこれって何で紹介されているんだろう?)
ちなみにこのトリックで良く使われるスウィングして放り投げてカットする方法。
サブさんは最後のカードを出すときだけにしていました(それまでの3回は普通に両手でコンプリートカットする形にしています)。
そして最後のカットでは一回ミスしたような感じでサカートリックになるわけですが
調子に乗って片手でスウィングして出そうとかっこつけたがために失敗してしまったという演出ですね。
ここは思いっきり慌ててしまってよい部分だと思います(笑)。

ただ、この落差をつけるために前半のスリップカットを三回見せる部分がリスキーになってしまい、その部分は少しみんなでディスカッションしてみました。
スウィングで出させばスリップの瞬間が一瞬で、しかも手が振れているためにカムフラージュできたのですが、普通のスリップカットになるとスリップの瞬間が凝視されるため難しいのです。

サブさんの手順でもう一つのポイントは「6のカードが出てきたので6枚目にあります」と言って裏向きに6枚のカードを出すのですが、このとき脇に重ねて置くのではなく、本来最後のAが置かれるはずであった場所から置き始め、少しずつずらしておいて行きます。
そして6枚目の最後のAを示したあとにそのスプレッドをスゥーッとまとめて行くことで6枚が重なり
テーブルには4枚のAが示されるだけになるというディスプレイになっています。
一般にはテーブルの端の方で5枚をカウントして、6枚目にAが出たらそれだけを並べるという風にやることも多いのですが
これだと数えた5枚がノイズ(見ていてあまり価値のない邪魔者)になってしまいます。
しかしこの方法は「一回失敗してしまい、それを取り繕ったが、最後はその失敗を帳消しにして4枚を示して終わる」というコンセプトが良く現れていました。

三番手は廿さんです。
廿さんは先日もりちゃんさんと子供を観客にしたショーを演じられたとのこと。

今回演じたのはそこで演じたロープ・トリック(緒川集人作)です。
この手順。いかにも集人さんらしいです(笑)
何せおそらくこのトリックの中で最大級にインパクトがある二つのイフェクトがいきなり最初に来ています。
マジックの構成としてはどうかと思うのですが、単発でつかむのには良いのかもしれません。
とにかくロープが途中でどうにもありえない形に変化していくんです。
ロープがループになったり(あ、韻を踏んでる・・・笑)
一本のロープの端が三本になっていたり(もう何を言っているのか分かりません。笑)
このありえなさはシュールです・・・。

また、ロープの持ちかえとかがちょっと難しいのか、廿さんは演技中に少し手こずっていました
「先日のショーの時には上手く言ったのに・・・。」とおっしゃっていましたが、えてしてそういうものです(笑)
ま、ショーで上手くいったのなら良いじゃないですか(^^)v

次はもりちゃんさん(だったと思う)
今回もりちゃんさんはブラックタイガーデックを使い面白い現象を立て続けに見せてくださいました
いわゆるブラックタイガーのギャフセットです「“ギャフ”ン」と言わされます
(・・・気にしないでください・・・爆)

とにかくマークが割れるし、ねじれるし、足し算するし、割り算するし
最後にはハートの4のマークのマトリックスです。
しかもリバースしました!
こういう馬鹿なこと大好きです!
しかもこういう馬鹿なカードを本気で作ってしまう製作スタッフに乾杯です!
何考えてブランクタイガーで作ったんだ!
ユーザーを馬鹿にしてるだろ!!!(笑)

次は私(しのぶ)です。
実は予めここでやる演技をするためにデックをセットしていたのですが、先ほどしゃべっていたときにデックを何気なくシャッフルしてしまい
セットが崩れました(お馬鹿・・・)。

ということで急遽その場で思いついた手順を一つ。
カード・オン・ザ・テーブルの即席バージョンです。
でも、こういったときにはなかなか上手くいかないものでボロボロ・・・(涙)
ということで汚名挽回、じゃないや・・・汚名返上のためにもうひとネタ演じました。

よく混ぜたデックの中から1枚のカードを選んでもらい、それを観客に覚えてもらいます
続いて観客がシャッフルした中から演者が1枚選び、演者だけが覚えます。
それが一致するというトリックです
演出で言えば『Do as I do』だと思うのですが、最近わたしが使用しているフォースを使ったトリックです。

続いてはざるさん。
ゆうきさんの『エニエニ』(エニーカード・アット・エニーナンバー)のアレンジだそうです。
私はゆうきさんの『エニエニ』は知らないのでどこまでアレンジしているかはわからないのですが
サカートリックあり、手練あり、そして不思議さがありというボリューム満点のトリックでした。
しかし、これが奇跡です!
この感動は見た人でないとわからないと思います
そしてざるさんいわく、「もう二度とあれは出来ないよ・・・。」だそうです。
その謎は後ほど・・・(ニヤ)。

最後はヒロさん。
演じられたのは多摩川カルテット(mML。Vol.19参照)。

なんか多摩ブラっぽい演目名です(笑)
とはいっても、現象的には昔からあるフォールスカウントの練習手順ですね。
4枚のカードのうちトップを表返すと全部表向きになり、またトップを裏返すと全部裏向きになるとトリック。
このトリックはどうしても最後に1枚リバースカードが残ってしまうのでそこをどう処理するかが考えどころ(ま、練習手順なら、別に処理しなくてもよいわけですが・・・)

最近流行りなのは最後にアッシャーツイストを加えて終わる感じかも(これならそれこそ練習手順です。笑)
多摩川カルテットでは最後にちょっとした当て物を加えて終わらす感じにしているようです

ちなみに、ヒロさんは前回お会いしたときにもツイスティング・ジ・エーセスを演じていらっしゃいました。
もしかしてカウント系がお好きなのでしょうか?

といったところで五分間演技は終了。
しばしの休憩を挟み、ここからが本番です(え?)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回はヒロさんのお知り合いの方が3人ほどいらっしゃるそうで、その方々に皆さんのお得意ネタを披露して欲しいとのことでした。
お客様は高校生風の女性とモデル風の女性。そしてカッコいい男性で、いずれもマジックを見るのが好きという方たち。
いやがうえにも皆さんのテンションが上がります(ってか、観客よりテンション高くないかい?笑)

男性の方はちょっと遅れていらっしゃるようで、先に女性二人にそれぞれの演者がひとネタずつ演じていき、全員見せ終わったらまた二順目を見せていくという感じになります。

ここからはちょっと演者の順番を忘れたので、それぞれの演者の演技をまとめて紹介します

まずはサブさん。
演じられたのは『ジェミニ・リング』と『カム・トゥギャザー』(ジェリー・サドウィッツ作)。

ジェミニ・リングはリング・アンド・ストリングの良い手順です。
なんとなくトリックは知っているのですが不思議。
エリスのリングより小さいのでその分の特徴が活かされていると思います。
ところで『ジェミニ・リング』って、この名前でネタバレなんじゃないの?(笑)
サブさんの演技もこのトリックは慣れていらっしゃるようで安定した演技でした。

もう一つはカム・トゥギャザー。
えっと・・・カードトリックだったと思います・・・(汗)
ごめんなさい。現象を教えてもらえれば思い出せると思うのですが
今は頭が真っ白です・・・(爆)。

運勢堂さんの演技はバラエティーに富んでいました。
最初は即席マジックの定番。
『クレイジー・マンズ・ハンドカフス』
しかしこれをやり始めたとたん観客から「それ見たことあるー!」の声
ヒロさんがすでに演じられていたそうです。
やはり良いトリックは被る・・・(笑)
でもそこでへこたれず、続いて『安全ピンリンク』。
安全ピンが繋がったり外れたりします(あれ?これだけ書くと当たり前のことかな???)

そーいや、運勢堂さんは輪ゴムのリンクの動画をミクシーにアップしていたし
もしかして繋がる系がお好き?

と、思いきやこれからあとはカードトリック連発でした
『5カードモンテ』、『アルティメット・3カードモンテ』
5カードの方はレギュラーを使ってちょっとしたサトルティーも加味した手順
ちなみにこれは誰の作品なのでしょう?
サトルティーがある分若干観客を選ぶトリックですね。

反対に『アルティメット3カードモンテ』は強いトリック。
あまり、長く引っ張らず、短くまとめたところが光っていました。
強烈過ぎる手順だからこそ、下手に冗長にするより、ポイントを抑えて見せた方が効果的であることが多いと思います。
てか、この現象ありえなさすぎ!(笑)

『Do as I do』はおそらくオーソドックスな2デックを使うトリックだと思います。
こういったトリックは初心者の頃に知り、しばらくすると使わなくなってしまう人も多いのですが
見た目は不思議だし、手順的にも無理がないのですから実際に演じているのを見ると不思議ですよね。

ちなみに運勢堂さんは2次会のインド料理のお店でありえない輪ゴムのリンクを見せてくださいました。
実際に見ると凄いなぁ・・・(いろんな意味で・・・笑)

廿さんの演技はとにかく「これぞウケるネタだ!」といわんばかりの鉄板トリックがオンパレード!
『チャイナリング』、『カーディオグラフィック』、『バルーン・ドリンキング』、
『アンビ→トライアンフ』、『インビジブル・デック』

もうね・・・「これでウケなければ出直してきな!!」って感じです(笑)
ちなみにバルーン・ドリンキングはこの日観客にとって最も印象に残ったトリックだったそうです
そりゃーそうでしょう(爆)
飲み込んだあと「吐き出しなよ!」「体に悪いよ!」と本気で心配されていました。

この発表会からは遅れていらっしゃったおやじさんも参加しています

出だしは『魔法のキャンディー』。
これは昔からあるパラパラ絵本なのですが、普通は白いノートに絵柄を書いていくのに対し、これは最初描かれた絵本から絵柄が「実物となって」抜き出され、絵本からは絵柄が消えてしまうという現象です。
ありそうで意外になかったバリエーションですね。
トリック的にもやりやすそうなので子供相手にマジックをされる方は買いだと思います
つかみとしては充分でしょうね。

『モンキー・イン・ザ・ミドル』(佐藤喜義改作)はいわゆるサンドイッチイフェクトです。
ちょっとミスってしまったようなのでここは軽く流していらっしゃいました

『ザ・ラスト・ゲーム』(デビッド・ブリットランド作)はポーカーデモンストレーション。
これ。多分ギャンブルゲームとか好きな人を相手にしたらウケルと思います。
とても自由度が高く、ごちゃ混ぜにした状況でそれでも演者が勝つというのは凄いですね。
ただ、ポーカーの役がわからないとイマイチ弱いところ・・・(汗)。

『ジャンピング・ジェムズ』も演じていらっしゃいました。
これって本当にオーソドックスなのですが、見た目に面白いですよね・・・。
もっともこの道具自体が恐ろしく怪しいのですが・・・(笑)

ちなみに
最後に残った一本を手に握り「この棒にはいくつの宝石があったか覚えていますか?」という質問をして
続いて「その色は覚えていますか?」と聞いたところは面白い思いました。
最後の色変わりの変化がはっきり理解されますものね。
もっともあんだけ怪しい棒の先にある宝石の色が変わっても「どれだけ不思議なのか?」って問題もあるのですが
そこは最後にジャンボ・エンディングで帳消しになりますね(笑)

ついでにおやじさんは今回の終わりのほうでマジックではありませんがちょっと不思議に思えるクイズのようなものを紹介してくださいました
詳しくは紹介できませんが
普通に計算していったつもりなのに、どうにも計算が合わなくなるというものをストーリー仕立てで紹介したものです
私はすでにこのトリックを知っていたのですが、突然出されると、ちょっと引っかかるだろうなぁ・・・って思いますね。

さて、おやじさんは途中からの参加だったせいか、一次会だけではなく、二次会でもいくつかのトリックを演じてくださいました
それも、今回テンヨーで発売された『マジックワールド』というセットの中で解説されているトリックが中心でした
『レディーバグ・ファンタジー』や『輪ゴムの不可能な通り抜け』などです(先の計算トリックもここに紹介されていたそうです)。

このセット。メチャメチャ良いよなぁ・・・。
何せね。スベンガリデックとダブルXが入っているわけですよ。
しかもテンヨーの絶版品も入っているわけですよ。
更に120個のマジックが出来る解説書があり
模範のDVDもついているわけですよ
これだけ揃えて4千円ほどって安すぎません?

今はクリスマス。
お父さんがデパートで面白がってこのセットを買い、子供にあげたとします。
そしてその子供がこのセットでマジックを楽しんだとします
数十年経ってその子供プロになったとき・・・
「子供の頃親父に買ってもらったマジックのセットが、僕のマジシャンとしての始まりなんです・・・」
って言っている姿が目に浮かぶようです(笑)
世のお父さん。買いましょう!(o^∇^o)ノ

もりちゃんさんの演技は今回サロンっぽいものが多かったです
『シンブル』、『ナード』、『1コイン』、『水晶玉コンタクトジャグリング』、
『ミリオンカード』、『縦じま横じまハンカチ』 など

しかし、これだけのスライハンドよく出来ますねぇ・・・。
特にマニアックなナードやワンコインの手順など普通一般の人の前では演じられませんよ・・・。
でも今回はクリスマスシーズンなのでBGMでクリスマスソングをかけながら出来たので、良い雰囲気でしたね。

他の方がやはりクロースアップ一辺倒だったのでこういったサロン系が適度に入ると観客も気分が変わってよいと思いました。
私も即席で出来るサロンネタを持っておいた方が良いよなぁ・・・。

ヒロさんは今回司会進行に専念してくださり、演目は二つだけでした
『スプーン曲げ』と『6カードブレインウェーブ』(ニック・トロスト作)
スプーン曲げはシンプルにまとめ
6カードブレインウェーブもサラリとしたトリックです。

でも、こういったシンプルなトリックをサラッと見せられるほうがわかりやすく印象にも残りやすいのではないかと思います
今回のように幾人ものマジシャンが山ほどマジックを見せるような場でなければ・・・(笑)
ちなみに6カードブレインウェーブって、このあと第二段ってありませんでしたっけ?
「もしお客さまが違うカードを選んでいたら・・・」という段です。

私(しのぶ)は発表会では二つ演じました
『タイニーリング』と『ワンコインルーティーン』です。
くしくも私のレパートリーの中でしゃべれない演技二つ。

一つ目は例によってケータイでアンチェインド・メロディーをBGMに流しての演技。
そしてここでちょっと面白いことがおきました。
演技の最中に観客が一人遅れていらっしゃったのです。
せっかくですからその方が来るまで少し演技を止めます(ただしBGMは流しっぱなしです)
そしてその観客が落ち着いた頃に演技を再開。
止まっていた時間は数十秒でしょう。
しかし・・・演技が終わったとき。
BGMの終わりとピッタリ一致します!(^^)v

このアクトのテーマは『曲ピタ』。
途中でトラブルが起きようが、中断しようが、最後は曲ピタで終わらせるのが目標なんです。
そして、もう一つのこだわりは手順で長さを調節しないこと。
つまりいかなるときでも手順を飛ばしたり、逆に加えたりはしません。
全部演技のテンポだけで調節するようにしています。
ですから、このマジックは途中でトラブルがあったときの方がウケます(笑)

さて、もう一つの「ワンコインルーティーン」。
実はちょうどその直前にもりちゃんさんが3枚コインを演じたので(しかも最後はジャンボ・エンディング)私は別のトリックにしようと思っていました
今更コイン1枚だけが出たり消えたりしても仕方ないし・・・。
ですが、ヒロさんから「しのぶさん。ワンコインにしてください」と無茶ブリ!
ま、「表現が違うから良いか・・・」ってことでワンコインを演じました。

このとき先ほどもりちゃんさんがBGMにクリスマスソングを流していて
その曲が今も流れています
せっかくですから私も即興でその曲に合わせて手順をやってみました。
流れているのが割りとスタンダードのクリスマスソングですからどこでどういうテンポになるか大体読めます。
そこでそのBGMのテンポでワンコインを演じてみたのです。

しかしまたもやここで・・・途中参加のおやじさんがいらっしゃいました
なんで私が演じているときに限って人が入ってくるの・・・(涙)
ま、今回は別に即興で演じている手順なのでさして問題なし。
と思ったら、ちょうどBGMの曲が終わりに近づいています
そこで最後にコインをバニッシュして、胸ポケットにラッピング!
最後は手をパンとはたいて終わりのポーズ!
そして「ありがとうございました」と言ったら・・・
そこで曲が終わり曲ピタ達成!(^^)v
観客から「あ!またピッタリだ!」という声が上がり盛り上がりました(笑)

ぶっちゃけ、偶然ではあるのですが、さっきのが伏線となり、まるで最初から狙っていたかのような段取り。
しかも二回とも途中でアクシデントが起きているところがまた面白かったです。
しばらく、曲ピタにはまりそう・・・(クス)

ざるさんの演技はオーソドックスですがわかりやすいトリック。
『ロープカット』と『アベックピアノ』(ゆうきとも作)です。

『ロープカット』はやはりウケますねぇ
「物が復活する」というのはインパクトが強いのでしょう。
しかも切るのは観客自身なのですから、そりゃー驚きます。

『アベックピアノ』は古典である『ピアノトリック』のバリエーション。
良く出来たトリックだとは思いますが
せっかくベースのトリックにサトルティーを使っているのに
現象にギャフを使うのはちょっともったいない感じもしますね。
ギャフを使うならもっと実践的でストレートな方法がありそうですし・・・。
ピアノトリックは「錯覚だけで現象が成立してしまう」という点がもっとも価値がある部分だと思うのです。
どちらかといえばこの作品は研究作といった感じかもしれませんね。

さて、随分上で書いた「奇跡のエニエニ」。
一次会が終わり二次会のお店に行く間、ざるさんがいたたまれなくなり真実を白状しました。
『エニカード・アット・エニーナンバー』とは観客が好きなカードを言い、次に好きな数字を言います。
そしてデックを調べると、観客の言ったカードが観客の言った枚数目から現れるのです。
愛好家にしてみればこれはかなり驚きの現象です。
しかも今回のざるさんの演技では不自然なところがないのです。
本当に観客が自由に言ったカードが、自由に言った枚数目から出てきました。
奇跡です。だれもが驚きました。

でもね・・・。
「実はあれ・・・一番凄く見えるアウト(修正手順)なんです・・・」
「まさに52分の一の確率でおきた偶然なんですよ・・・」
「多分、もうあれと同じ不思議は出来ないですよ・・・」
とおっしゃいました
そうなんです。今回はたまたま最適なカードと数字が言われたために、まったく無理がなく自然な奇跡が生まれたということだったのです
マジックをやっているとたまにこういうときがあるものですね。

今はクリスマス。
奇跡が起きてもおかしくない時なのかも知れません。(⌒-⌒)

では皆さんメリークリスマス(^∇^)

コメント(7)

しのぶさん
素晴らしい報告書ありがとうございます m(_ _)m
じっくり読ませていただきました
読み応えがあって最高の内容っすね♪
さすが しのぶさん♬♡

しのぶさんの「曲ピタ」全員、驚愕でしたね!!!
しのぶさん、詳細なご報告ありがとうございます。
皆さんが演じられたトリックのさりげなく良いところとか、
課題の部分とか、的確にチェックされてるのは、さすがしのぶさん。

一日にこれだけの量のマジックを堪能したのは久しぶりでした。
ジャンルのパラエティーの豊富さでいうと、過去最高のマジックデー
だったかも^^

発表会では、しばらく非カードマジックが続きましたね。
示し合わせたわけではないですが、みなさん、素晴らしいセレクト
だったのでは^^

私のアウトは、自分でも準備していなかったアウトだったので、
予定外のことが起こった瞬間に、一瞬、表情が固まったと思います。
ビデオ映像を見るのが楽しみです。。。(^^;
しのぶさん、レポートありがとうございました。
あやうくドタキャンの途中参加で、どうなるかと思いました。
私の到着までの演技、いつも以上にすごいものばかり。
特に、もりちゃんさんのギャフン、観たかったぁ〜
DVDを観るのが楽しみです。

今回の私は、テンヨーものが多かったですね。観客(特に女性の観客)がいるときは、ついつい多用しちゃいますわーい(嬉しい顔)
ポーカーは、やはりマニアックでしたね。
ジャンピングダイヤは、一番、安心してできるんです。
ありがとうございました。
○もりちゃんさん

>読み応えがあって最高の内容っすね♪

長いッスけどね・・・(^^;)
アップするまでの一週間で一日に少しずつ書き溜めたものを繋げただけなので
本当はもう少し要約しようと思ったのですが
取り急ぎということで、そのままアップしちゃいました。

>しのぶさんの「曲ピタ」全員、驚愕でしたね!!!

やっぱり曲ピタはそれだけでポイントアップですね(^^)v

○ヒロさん

>年内に読みきる予定です。

夜遅くの一気読みは健康上よろしくありません
適度に小分けしてお読みくださいませ。
(もう少しセンテンスを区切って書いた方が読みやすそうですね)

>実は田無会場は来年度から市の施設(駅から徒歩10分以内)も含めて考えています。

了解です。

>オータム・ティンツとはカードがカラフルに変化するのでautumn tints(紅葉)だと思います。

なるほど。そうなると色合いの変化も
青(青々しい葉)→黄(やや色落ちし)→赤(赤く染まり)→黒(枯れ落ちる)
なんて感じで少しセリフつきで言うのも良いかもしれませんね。

>「着地感」。言いえて妙な言葉ですね。

「着地感」という言葉は元々音楽用語から拝借しました
作曲のときなどに使うことがあるそうです。

この「着地感」は私が演じる上でとても重要視しています
特に連続現象の場合は終わり際は難しいですしね
終わり良ければ全てよしとも言いますから
「これで終わった!」っていうアピールがあると見ている方も拍手しやすいと思うのです。

「曲ピタ」もその一環ですし
以前お見せしたツイスティング・ジ・エーセスで「9がキュウ」に変わるものこの考えからです。

>でもアッシャー中々うまく行かなくて。誰かコーチ願います

たしかキタローさんがお上手でしたよね。

>一番好きなのはよく運勢堂さんが演じられる小物を使った手品とかメタルベンディングのようなマリック風のものなんです。

あ、そういったものはヒロさんの雰囲気に合っていますね(^^)

>多摩ブラの「国立公文書館」として今後も報告書担当よろしくお願いします。

いえいえ。
バーノンのカッティング・ジ・エーセスの出典すらわからないのですから
とてもとても・・・(汗)

>分量的には今回の半分位が読みやすいかと思いますが…これも宜しく願います。

分量調節は半分だろうが十分の一だろうが、文字数指定だろうが
大概は対応できると思います。
今回は初めてだったので、一人一人に対するコメントをちょっと多めに取ってみました
ってか、今回もともと演目多すぎません?(爆)
○廿さん

>いやもうご指摘の通り、このネタチョイスは我ながらヒドイw

ま、ネタなんてウケればいいんですから(笑)
ってか、元々の手順がシュールですしね。

>自分的にはではざるさんの奇跡のアウトとしのぶさんの曲ピタコンボが最高でした。

私的にもこの二つは印象的でした(笑)

将来的には観客が適当に選んだ曲を流してもらい
それに応じて即興で演じて曲ピタで終わらせるようにするのが目標になりました。
J−POP系ならいけるような感じもする。

>BGMにあわせた演技は前々からやりたかったので、そろそろ挑戦してみようかと考えてます。

私はタイニーリングで感じましたが、BGM選びは結構めんどくさいですよ。
意外に手順にマッチした曲って見つからないんです(上で言ったように、曲に手順を合わせた方が楽なくらい)
また、途中でトラブった時の修正も大変ですしね。

>さて、今の自分のスキルでどこまでできるやら。。

ま、ぶっちゃけ慣れだと思います(笑)

○ざるさん

>皆さんが演じられたトリックのさりげなく良いところとか、
>課題の部分とか、的確にチェックされてるのは

さすがに時間が経つと細かいところは忘れてしまうのですが
私は大概その日見て思ったことなどは家に帰ったらパソコンに打ち込んだりしているので
それが幸いしました。

『虚構の理』自体もそういったものの積み重ねで出来たものなんです。

>一日にこれだけの量のマジックを堪能したのは久しぶりでした。

まさかそれをレポートで描くことになるとは夢にも思わず・・・。
メモでも取っておけばよかった・・・。

>発表会では、しばらく非カードマジックが続きましたね。

やはり、観客が一般の方ですと自ずと最初から「カード全開!!」っていうのは控えられますね
この辺のセレクションは皆さんさすがだと思いました。

ただ
最初の演目が廿さんのチャイナリング
続いてサブさんのジェミニリング
そして運勢堂さんのクレマンに安全ピンリンク
更に私のタイニーリング
って、「いつまでリンク系が続くんだろう?」ってちょっとドキドキでした(笑)

>私のアウトは、自分でも準備していなかったアウトだったので、

いやー。観客側からすればベストの現象でしたよ。
二川先生ではありませんが
「このまま不思議なことがおきてしまったらどうしよう・・・」
って思ったところに、そのままクライマックスですからね(^^)v

○おやじさん

>特に、もりちゃんさんのギャフン、観たかったぁ〜

笑います。笑えます。笑ってください(爆)
あそこまでやられたらもう何も言うことはありません
言いたくもありません(爆)

>今回の私は、テンヨーものが多かったですね。
>観客(特に女性の観客)がいるときは、ついつい多用しちゃいます

魔法のキャンディーは良いトリックですね。

>ポーカーは、やはりマニアックでしたね。

私個人的にはとても興味深かったです。
どちらかといえば賭け事好きの男性向けのトリックなのかも知れませんね。

>ジャンピングダイヤは、一番、安心してできるんです。

ジャンピング・ダイアは私も覚えて見たい演技の一つです
手ごろな大きさだし、ビジュアルだし。
魔法の小物として趣もありますからね。

またちょっと触ってみようかなぁ・・・。

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