ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

日本家屋コミュの【番外編】ストーブ列車(青森・津軽鉄道)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ストーブ列車http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96%E5%88%97%E8%BB%8A&hl=ja&lr=&c2coff=1&start=10&sa=N

津軽鉄道とストーブ列車 
 津軽平野のほぼ中心に位置する五所川原市から、北津軽の平野を北上する鉄道が私鉄の津軽鉄道である。ちなみに地元民は略して「津鉄」(つてつ)と呼んでる。超ローカル線。もちろん単線で電化はされていない。運行距離20.7km。停車駅は始発の津軽五所川原駅から終点の津軽中里駅まで11駅。内無人駅はほぼ半数の5駅。これを40分ちょいかけて走る。ちなみにその距離で運賃は840円(2002年8月時)。車窓からはのどかが風景が眺める。
 開通してからは北津軽地方の地元民の足となってきた。著者も小さい頃は、よくお世話になったものである。が、結局は地方路線。自動車と道路が普及すると共に、悲しいかな経営難である。乗客が減ったとはいえども、地元の発展を支えてきた路線である。

 近年、客車の老朽化に伴い、新型レールバスを導入した。このオレンジ色の車体には「走れメロス」のヘッドマークが掲げられている。太宰治のふるさとである金木町を走っていることから命名されている。もちろんワンマン運転。

 さて、ここの名物はなんと言っても冬期間運行される全国的にも珍しいストーブ列車である。運行には経費がかかるため、一時は廃止の案も津軽鉄道側から浮上したようだ。しかし、津軽鉄道はこのストーブ列車で親しまれているのも事実。全国のファンの廃止を惜しむ声と地元自治体からの要請で継続運転となったようである。実際にストーブ列車の運行時期に合わせ津軽平野の地吹雪も体験できるツアーも企画されているくらいだ。


 ストーブ列車の車内には2台の石炭だるまストーブが設置されている。ボックス座席の一部を撤去したスペースに設置されている。ストーブからは煙突がそのまま屋根に向かって伸びている。なおストーブの上には網が載せられている。ここでスルメを焼くのもオツなもの。ただ間違いなく地元民はしない。観光客向けである。というのも赤々と燃えるだるまストーブ前の座席は予想以上に熱いのだ。それに1日2往復しかないので、これを目当てに来る観光客がストーブ前の座席に優先的に座るからである。ちなみに、ストーブの周りは石炭の補充や火加減は車掌が行う。もう一つちなみにだが、クリスマスの時期にはサンタクロースも登場するらしい。
 しかし、この車両、ものすごく年期の入ったものである…。なんと昭和29年製造!!


 さて本来は冬の風物詩である「ストーブ列車」が地元団体の企画で真夏に運行された。平成14年8月4日(日)の一日一往復のみ限定。これは始発駅のある五所川原市の夏祭り立倭武多に合わせて企画されたもの。名づけて「もう一つの夏祭り−灼熱津軽体験−」。駅前やホームでは、立倭武多の御囃子や津軽三味線の演奏があり、社内では、ビールやおつまみが販売された。ちなみに料金は、大人2,000円(子供1,000円)、定員70名というもの。暑い夏なのに、車内ではだるまストーブが赤々と燃え、そしてネブタの御囃子が聞こえる。スーパーホットな一日である。
 この「ストーブ列車」の客車は、普段は津軽五所川原駅に留置している。ホームからすぐに見えるので、期間外でも見学は可能である。
 津軽鉄道では、「ストーブ列車」以外にも季節ごとに特別運行列車があるのでチェックしてみては如何だろうか。


名 称 期 間 備 考
風鈴列車 7月1日〜8月31日 列車の中にたくさんの風鈴がつけられ、「チリチリチリーンと風柳な音が楽しめる。
鈴虫列車 9月1日〜10月中旬 列車の中に置かれた鈴虫が、虫かごの中から「リーンリーン」と涼しげな音色を響かせる。
ストーブ列車 11月16日〜3月15日 1日2往復のみの運行。
【問い合わせ先】 津軽鉄道株式会社本社 総務課 TEL:0173-34-2148(代表)

 また、現在は廃車となり金木駅のホームにあるが、フジテレビの企画で、SMAPの香取慎吾氏が津軽鉄道の車両に、地元の子供たちと共に絵を描いたことがあった。名づけて「しんご君号」。この様子はテレビでもちろん放映され話題を呼んだ。当時は営業列車として運転していたので、これを目当てに乗りに来る人が多かったそうだ。余談だがたまたまお盆時期に帰省していた折、その撮影というかペインティングが地元の津軽中里駅で行われていたのを見学した思い出がある。(02/9/10)

コメント(4)

●走る文化遺産 津軽鉄道

 折り返して弘前に戻る頃には、この電車は、さらに乗客が多くなった。弘前についたら、JR五能線に乗り換えなくてはいけない。津軽鉄道に乗りにいくためである。接続時間もそんなにないので、狭いホームの階段の人ごみをかきわける。五能線のディーゼルカーに乗り込むと、すでに車内座席の8割は埋まっており、私はロングシートにスペースを見つけて座った。向かいに座った長靴を履いたおばちゃんは、大きな買いもの袋をふたつも持っている。大晦日の買出しなのだろう。
 五所川原へは、弘前から約40分の道程であった。接続する津軽鉄道は、ストーブ列車である。ストーブ列車は、国鉄から購入した中古の客車に車内にだるまストーブを置いたもので、全国で残っているのは、おそらくここだけだろう。他社にストーブを搭載した列車はあったとしても、それは観光用である。しかし、この津軽鉄道は車内暖房のための実用に徹している。
 乗り込むと、既にストーブがたかれていた。車内には2台設置してある。20メートル長の車内を暖めるには十分なのだが、ストーブのまわりの席はけっこう暑い。私はひとつ後ろのボックス席に陣取った。ストーブ列車が走りだすシーズンには、毎年きまって全国のニュースに流れる。だるまストーブの上でするめを焼いて、それをつまみに地酒を一杯、というものである。そして、それを楽しみにして、わざわざ九州から乗りにくるマニアをいるらしいのだ。実は私もするめ片手に地酒を一杯、を期待していた。今日はどんな地酒なのかと、津軽鉄道のきっぷ売場のおじさんに尋ねると、「あれはストーブ列車運行の初日だけ」と、愛想のない返事が返ってきた。じゃあ、太宰のふるさと、金木で途中下車して斜陽館にでも行こうかと、場所を尋ねると、「あれは30日から休みだ」と、やっぱり愛想のない声で返事が返ってきた。
 発車間際になっても、お客はほとんど乗ってこない。一両に4人程度である。やがて、ディーゼル機関車のピョー、という汽笛がなって列車は動き出した。ドアは自動ではない。手動である。故に、開いたままでも走る。車内には石炭の臭いが充満している。ここで流れている時間は、平成ではない。昭和20年代である。この津軽鉄道、ほかの列車はワンマンのディーゼルカーで車掌も乗っていないのに、このストーブ列車は、車掌つき。豪華である。しかし、考えてみれば、この列車に車掌がいないと、走行中の車内のストーブの様子を見る人がいなくなってしまうのである。どのくらいの割合でストーブを見にくるかと思ったら、25歳くらいのスマートな車掌が、5分に一度は見回って、火のつき具合をみたり、石炭をくべたりしていった。車内で切符を売りにくるよりも、ストーブの調子を見る方が多い。
 それにしてもこの客車、お世辞にも乗心地はいいとはいえない。路盤もあまり良くない上、乗っている車両は、昭和30年代に造られた客車で、製造から45年以上は経過している。大概、車両の耐用年数は、長くて30年なのである。ここまでくると、このストーブ列車は「走る文化遺産」と呼ぶにふさわしい。しかし、使う側にとっては、保護するより新しい車両の方がいいのかもしれない。老朽化ゆえに、幾度かこのストーブ列車の存亡がささやかれたりもしている。今度津軽鉄道に乗りにくるときには、ひょっとしたらもうこの列車はなくなっているかもしれない。

 私は地酒の代りに缶ビールを片手に、列車の最後尾に立ってみた。最後尾なのに、扉がないので、流れ去るレールが見える。まだ昼だというのに、空は急激に鉛色にかわってきた。ほどなくして、もの凄い風が吹いて、地吹雪が舞った。列車が確かにレールに記した筈の足跡はたちまちかき消され、レールは再び雪の中に埋もれていった。
 五所川原から終点、津軽中里まで吹雪の中を走ること、約40分。線路左側には、以前使っていたと思われる廃車両が留置されていた。倉庫として使っているのかもしれないが、それにしてはローソク数本分の明かりが、不気味についている。とてもなにかの作業をしている、というようなものではない。吹雪の中に目にはいったその光景は、この世のものとは思えないほど不気味であった。
 折り返しの切符を買わないといけないから、やはり一度は改札を出ないといけない。駅舎も幽霊が出そうな、崩れかかった古い駅舎なのか、と勘ぐったりもしたが、螢光燈のたくさんついた、極楽浄土のような駅舎であった。
 帰りもまた、このストーブ列車である。このまま来た道を戻り、JRを乗り継いで青森に出てから、東北本線で南下し、三沢にほど近い上北町まで向かうことにする。上北町は、私の祖父母の家があり、今日はそこで年越しをすることになっている。只今、午後2時。津軽の空は鉛色である。おそらく最初で最後になるだろう、このストーブ列車。私は駅前の自動販売機でビールを買い求め、車内でまた飲むことにした。
本日の酒量:ビールロング缶8本・ウィスキー水割り7杯
ストーブ列車
津軽鉄道で今年も運行開始

 青森県の五所川原市と中里町を結ぶ津軽鉄道(20.7km)で16日、だるま形石炭ストーブで暖める「ストーブ列車」(2両編成)の運行が始まった。同鉄道が全線開通した1930年代とほぼ変わらぬ姿で続いており、津軽平野の冬の風物詩となっている。

2003.08.06(21:20)朝日新聞

ストーブに熱されてビールが進み
会話も弾む=青森県の津軽鉄道で
車内42度、真夏のストー
ブ列車に65人大汗 青森

 青森県の冬の風物詩・津軽鉄道の「ストーブ列車」が6日、真夏の津軽平野を走った。乗客65人が汗をかいた。
 「夏の話題作りに」と地元の町おこしグループが始めて5年目。この日、発着駅がある五所川原市の最高気温は29度で車内は42度。設置されたストーブでスルメを焼き、アイスクリームや生ビールで涼をとった。
 例年は蒸し風呂のような暑さに耐えてから窓を開けるが、冷夏の今年は発車と同時に開放。「暑さに慣れていないので、体調を崩されては」と主催側。

2003.11.16yol青森

津軽鉄道の「ストーブ列車」運行が始まった。(16日)
郷愁とぬくもり ストーブ列車
津軽鉄道で運行始まる

 津軽平野の冬の風物詩として知られる、津軽鉄道の「ストーブ列車」運行が16日始まった。客車内の暖房を昔懐かしいだるま型石炭ストーブでまかなう列車は、郷愁とぬくもりを乗せ、津軽五所川原駅と津軽中里駅間に1日2往復が来年3月末まで運行される。
 始発の津軽五所川原駅を離れたストーブ列車内では、沿線の地域おこしグループ「がんばれ!津軽鉄道応援隊」のメンバーが、石炭ストーブの上でスルメを焼き、十三湖のシジミ汁、リンゴジュースなど津軽の味を乗客に振る舞った。
 津軽の野辺が雪景色に変わるこれからの季節、ディーゼル機関車に引かれたストーブ列車は、半世紀以上ほとんど姿を変えず、2両編成、最高時速40km台でとことこ走る。せわしない時代に逆行するように、時間もゆっくり流れる車窓の旅が、首都圏などからの観光客に人気。毎年約1万人の乗客がある。
 運行時刻は津軽五所川原駅発が午後0時10分、同2時38分、折り返しの津軽中里駅発が午後1時13分、同3時41分。
 問い合わせは津軽鉄道(電話0173・34・2148)へ。

2003.11.16Kyoto

「ストーブ列車」が運行を開始、据
えられただるまストーブの前に座る
乗客=16日午後、青森県五所川原市
ストーブ列車が運行開始
青森・津軽に冬告げる

 青森県津軽地方に冬の訪れを告げる、津軽鉄道(同県五所川原市)の名物「ストーブ列車」が16日、運行を始めた。
 寒空の中、午後0時10分に2両編成の一番列車が津軽五所川原駅を出発。1両に2台ずつ据えられただるまストーブに車掌が石炭をくべると車内は暖かな空気に包まれ、乗客はするめを焼くなどして楽しんでいた。
 ストーブ列車は1930年から戦時中を除き毎年運行。1948年に造られた壁や座席が木製の客車の人気に加え、小説家太宰治の故郷金木町を通ることから毎年多くの観光客でにぎわいをみせる。
 制服姿で乗車した五所川原市の高校生外崎里沙さん(17)は「昔の雰囲気があって楽しい」とストーブの前で友人と談笑していた。
 ストーブ列車は来年3月31日まで津軽五所川原‐津軽中里(同県中里町)の約20kmを毎日2往復する。
◎ストーブ列車に揺られて

 11月下旬の連休前に、当地では昨年より遅く本格的な雪が降りました。連休中も降雪との予報で、「休みはどうして過ごそうかな?」と思案していると、過日の新聞で、津軽鉄道の「ストーブ列車」(1日2往復運転)が今年も運行開始したとの記事を思い出し、早速体験乗車してみることに。

 JR五所川原(ごしょがわら)駅横に、津軽鉄道・津軽五所川原駅があります。「ストーブ列車」はここから出発です。ストーブ列車とは、その名のとおり車内にストーブがあり、そのストーブも石油ではなく石炭を燃やすもので今では簡単に見られないのではないでしょうか。また列車自体も相当古く、なんだかタイムスリップしたような気分にさせられます。

 さて、私は津軽五所川原から太宰治の出生地で有名な金木まで往復しました。往路のストーブ列車はなんと超満員で、通路はもとよりデッキまで立客が溢れ、のんびり座って車窓を眺めて風情を楽しむことはできませんでした。車内は地元の人というよりは、観光客や家族連れが多く、「一度は乗ってみよう」という人々のようでした。

 ストーブ列車は終点の津軽中里まで行き折り返して来るのですが、私は金木で下車し、太宰治の生家である「斜陽館」と津軽三味線の生演奏を聴かせて頂ける「津軽三味線記念館」を巡りました。連休ということもあり、多くの観光客が訪れていました。

 帰りもストーブ列車に乗車。今度は座席に腰を落ち着けることができました。ガタンゴトンという車輪がレールを刻む音色とともに、車窓に目を傾けると、夕暮れ時で沿線の家々の明かりが点々と暖かそうに見えました。車内も電灯の光とストーブの暖かさが私の身体をふんわりと包み込んでくれるようで、とても心地良い雰囲気でした。
 他の列車では味わうことのできない素敵な汽車旅でした。
12月1日より、走ってます。
津軽方面に行った方は是非乗ってみてください。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

日本家屋 更新情報

日本家屋のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング