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無双直傳英信流コミュの質問箱より「うたさんからの質問」

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噴く管理人の黒影です。

うたさんから質問がありましたので、以下に掲載します。

本文より、質問のみ抜粋しております。

「・・・前置きはこの辺にして、質問があります。
昨夜の稽古のとき、師範から「水平抜き付けのとき、切先が鞘口から離れるとき、遊びが生ずる。微かに浮き気味になる。二段切りのとき力の流れに一貫性がなく、力の消耗が起きる」と注意されました。
恥ずかしながら、意味がわかりまん。
切先が浮き気味になるとは、刃の角度が僅かに上を向いているということでしょうか?また、力の消耗とは?

どなたか、意見がありましたら、よろしくお願いします!
こちらのひとにはうまく説明できないし、理解できるのか疑問なので、聞いてません。肩をすくめて終わりそう。
なので、どうかお願いします! 」

コメント(10)

もう寝る時間なので^^;簡単に種火を切ります。

うたさんの文章のみから察すれば・・・。

二つ問題があります。

一つは
抜ける瞬間、刀が一瞬止まってしまってると思います。
ぎりぎりまで抜いて、一瞬速度が遅くなり、改めて横一文字に抜いていませんか?
それが二段斬りと言われる所以です。
「序・破・急」を以って、止まらず抜きつけるのがベストです。
方法やコツは文章ではかなりの長文になるので、今回は割愛させて頂きます。

そして二つ目です。
抜き付けで狙う場所。。。
こめかみ、首、胸・・・いずれにしろ、帯刀している高さより上を狙いますよね?

抜ける瞬間、意識が刀を水平にしようとする事に行ってしまって、軌道修正してると思います。

切先が離れる時、一瞬止まり、そしてさらに軌道を修正しようとしてしまう。

これだと、師匠の言われるとおり、折角鞘の中で育った力が生きません。

初めゆっくり
中ほど速くなり
最後は光の如く

この「序・波・急」で抜けた瞬間の切先は最大速度で切り付ける点に飛んで行きます。

こんなもんでいかがでしょうか?

最後に、この抜き付けを行うのには刀の速度とパワーを最大限にまで引き上げる事が大切です。

それには、爪先から太腿、腰を使って力を貯え、刀を抜いていき。鞘引きと共に切先が十分な力と速度で飛んで行けるように稽古しなければいけません。

一個所だけの問題じゃなく、身体全体の事なので、機会があれば説明しますが、今日はこの辺で収めます。
小生も切先飛ばしの練習を散々やりましたが、未だに不出来です。上半身のみに集中しすぎて、体全体を使っていないのかも知れません。

これでは斬れぬよ!とよく言われてます。

昔はよく力任せに抜刀し、スピードのみを追及しようとしてましたが、まったくもって間違っておりました。肩を痛めるだけですね。

黒影さんの解説はスローモーション映像を見ているみたいで、非常に判り易いです。今度、そのように心がけて抜いてみようかと思いまする。
うたさん、ハジメマシテ。

黒影さんが言われるとおり、二段切りに関しては足、腰、手と話が及びますので、私が思うところを手に絞って・・・

水平抜き付けでは手を掛けた後、右手は敵の顔・胸方向か左肩方向(とにかく自分の前方ですね)へ、左手は右手と180度反対方向へ動き、徐々に(又は鞘離れの瞬間に)鞘を左手で倒しながら抜き付ける。大雑把にいうと手の動きはこんな感じですかね。あ、鞘引きの程度の問題がありますが、これは割愛。

で、私が思うに、極端に二段切りになりやすい人は
1.まず刀に手を掛けた瞬間に右手で柄を押さえつけて敵のへそや脇腹方向に抜いて、右
  手首の力で鞘を左に倒し
2.鞘離れの瞬間に右拳がわずかに自分の左方向に動き、そこから切る動作に入る

1をする人は、鞘が水平まで倒れていない(=刃が水平になっていない)ので、鞘離れの瞬間に修正をしているようです。この修正の動きが二段切りになるようです。
対策としては右手首・肘・肩を柔らかくし、刃の方向は左手で握っている鞘で決める。水平抜き付けでは手を掛けた瞬間に柄を押さえつけない。

2をする人は抜く動作と切る動作を分けて考えているようで、抜きつけでは抜くと切るは一体不可分ですよと納得してもらうのが一番のようです。


抜き付けの一撃で敵を倒すのが居合の真骨頂と言われますし、私もそう思います。
ただ、怒られるのを覚悟(汗)であえて言えば、居合の型では片手抜き付けのみで敵を倒してしまうっていう設定がヤケに少なくないですか?それなら本当に抜きつけはそんなに大事なんですか?と、居合の教本にツッコミいれてます。
(絶対に師匠には突っ込みません。そんなこと面と向かって言うと英信流最恐の業、総捲の実験台にされます。)

個人的には無理なく無駄なく抜きつけができれば合格、100点を目指すなら更に何かが必要だ、と後輩に説明しています。
数年前に、ある掲示板で「抜き付け」に関して、書いた文章があるのでココに抜粋して再掲載します。

・・・前略・・・・

今は亡き私の師匠は20代宗家河野百錬先生(以降20代と言います)の弟弟子に当たり、19代福井春政先生(以降19代)より指導を受けられた先生なのでどうしても19代の話になりますことをお許し下さい。
マジで書き込むと長くなるので今回は抜き付けについて・・・。
まず、正座をするとき丹田に力を込めて、前屈みにならぬようにゆっくりと座ります。その時は踵とお尻がべったり付かないようにやや浮かせ気味で座ります。(太股に力を入れる感じですね)背筋を伸ばし、顎を引きます。この時、猫背になったりふんぞり返らないように背骨に一本柱を通しているような感覚です。(この感覚を養わなければ後々身体にぶれが出てきます。技の途中でも頭が前後左右に振れないようにすることですね)膝頭の幅は古流の場合、拳3つ、4つほど空けます。全日本居合道連盟と大日本居合道連盟の刀法、及び剣道連盟制定居合では拳2つです。(これは昔の先生方に柔術出身の先生が多く見られたゆえんです。20代の頃には剣道の先生方が多くなり膝を付けるようになりました)腕はひじを張りすぎず、また小さくなら無いように自然体で、指先は揃えて膝と足の付け根の中間くらいにそっと置きます。これが無双直伝英信流の正座の方法です。
ここから抜き付けに入りますが全ての技で大切なのが柄頭を敵に向けて(正座一本目の場合敵の目に向けて)刀を抜くことです。刃は抜き付ける瞬間まで上を向いているのが19代の方法です。途中から手の内を作り、横に向けながら抜くのは楽ですが重要なのは切っ先が鞘から離れる瞬間に手の内を作り、その反動で一気に真横(左)に切っ先が出ます。刃が斬る物に当たる直前まで右手は自分の身体の中心線上に有ります。そのまま横一文字に切り離します。終わったときの形は左手は鞘を充分に引いた形で、鞘を持っていても良し、帯に添えていても良いです。(下村派は鞘を持ち、身体が開くまで引いていますが19代は帯に沿わせています)右手は右斜め45度くらいまで開き、切っ先は身体との平行線よりやや内に向きます。刃はやや下向きになるのが手の内がしっかりしている証拠です。序破急をしっかり分けることが重要です。棒抜きにならないように・・・。

初めから行きます。
まず呼吸(技の途中は息継ぎしないようにしてください)を整え、左手を鍔にかけ鯉口を切り、右手は赤子の頭をなでるようにそっと上から添えます。太股、膝を絞りながら腰を徐々に浮かしていき、同時に上半身は右手を握りしめないで軽く持ったまま柄頭を相手の中心に攻めます。左つま先はお尻から離れると同時に立て、しっかりと踏み込めるように準備します。抜く瞬間まで体重は左つま先に乗っているような感じです。切っ先3寸まで抜くと瞬時に鞘を横に返し手の内を握りしめながら鞘を引きます。柄の位置を右にずらさないように心がけ(中心に残したまま)柄を支点に刀は左に飛んでいきます。柄が手の内に入った時切っ先は左45度まで飛んでいきます。同時に左足に乗った体重をつま先、脚で前にドンと飛ばします。鞘を返し、鞘から貯めた力が解放され、柄が手の内に入った時刀のスピードは最高速に達します。そこに左足で体重をぶつけて行きます。(この体重が乗らないと手振りになり、抜き付けたときにビュンと音が鳴らないどころか、物は斬れません)速度と重さを殺さずに右手で横一文字に斬りつけ右足で前に来た体重を受け止めます。(この瞬間、前に押す左足と止める右足の力で左膝が床から浮く位に力が入ります。慣れれば浮かせることなく押さえます)この間、上半身は前後にぶれることなく背筋は伸びたままです。以上抜き付けでした。長々と大変失礼しました。間違いが有ればドンドン指摘してください。本当に自分勝手に書かせていただいて申し訳ございません。

・・・後略・・・

と、数年前のことと、詰めて書いているので、読みづらいかも知れませんが何か質問有ればお願いします。
うっわ〜、黒影様ありがとうございます。

私の師匠は「僕の居合は英信流の中でも一番単純なものだよ」といってなかなか伝系を明らかにしてくれません(私がまだそういうことを気にする段階にないということでしょう)。
個人的には四国の岩田先生の著書を参考に勉強中です。
しかし、黒影様の書き込みが読んでいて一番納得できました(決して岩田先生の著書が分かり難いということではありませんので)。普段、師匠が言われる事、私が注意していることがそのままです。

質問を3点、よろしいでしょうか?
1.足首を起こすのは左足だけでしょうか?師匠からは「状況に応じて右足、左足共に抜きつけができるように」両足首を立てるようにいわれています。
2.柄が手の内に入るまで右手は動かさないのでしょうか?私は「切先が敵の右こめかみに届く前に柄を手の内に入れなさい」と教えられています。
3.黒影様の書き込みの内容は出版されてますか?もし出版されているのであれば題名、著者名をお教えください。

1,2に関しては私の師匠の伝系を明らかにする参考として、3に関しては私の勉強のため、質問させていただきます。
守さん>
少しでも参考になれてよかったです^^

>個人的には四国の岩田先生の著書を参考に勉強中です。

いいですね!僕も岩田先生に会いに行った折りの話は自分の日記で公開してますが、大切にしてください。

えっと、質問ですね?
1.立てるのは両足ですが僕の場合、その前に左足に体重を乗せるので、あんな書き方になっています。
よっこらしょっと、立ててしまわないことですね^^

2.その通りですよ!
こめかみに届いてからだと斬れませんから^^

3.え?
出版はしていません。著者は私です^^;
っていうか、僕が自分本位に勝手に書いていることですので、参考程度にして下さいね^^;

薔薇さん!>汗^^;
黒影様

はい、黒影様の日記を読ませていただきました。
ってか、岩田先生ってそんなに厳しい人なんですか?
昨日までは岩田先生の本を寝転んで読んでましたけど、今日からは正坐して行燈つけて勉強させていただきます^^;
本屋で色々読み比べて、「お、この人の本が一番わかりやすいやん!」と思ってたまたま購入したのが岩田先生の本なんですけど、分かりやすくて当たり前、そんなにすごい先生だったとは・・・勉強不足を実感&運の良さに驚きました。

私の師匠に聞いたところ、師匠の居合は岩田先生の流れではないとのこと。あ〜もう、だったら誰なのさ!早く教えてくれ!と言いかけましたが、それを探るのも修行の内と気が付きました。今までは与えられたものを消化するので精一杯でしたが、これからは攻めの気持ちで修業しないとなぁ。


黒影様、薔薇様

コッソリ・・・
ん、もしかすると4の内容はかなり貴重?
いや、いちお無力ながら(質問に答えられないですし。;;)
見には来てるっていうのを、示しておこうかと。。。(´・ω・`)
みなさま、数々のご意見、ありがとうございます!居合に対する情熱が伝わってきて、こちらも熱くなってます!

抜きつけの際、背骨と切っ先の緊張感を保とうとしてそれだけに意識しすぎて「よし、いくそ、えい、やああああ!」ってな感じで息を止めながらやっていたと思います。あれ、息はしないんでしたっけ。吐くのはいいんですよね。

書かれてあることをすぐに全部消化することはできないので、じっくりと再現しながら理解しようと思ってます。

また報告させていただきます。

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