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コメント(14)
「そりゃ、もう、あたくし、あなたがすきなんです。あなたがそれを、ちっとも知らなかったのは、あたくしがわるかったんです。でも、そんなこと、どうでもいいことですわ。あたくしもそうでしたけど、あなたもやっぱり、おばかさんだったのよ。おしあわせでね…もう、その覆いガラスなんか、いりませんわ」
「そう、ぐずぐずなさるなんて、じれったいわ。もうよそへいくことにおきめになったんだから、いっておしまいなさい、さっさと！」
やっと王子さまのことが好きだって気付いたのにそれでも虚勢を張ってしまうバラ。素直にあたくしのそばにいてくださいって云えばいいのにいえない意地っ張りなバラ。まるで１０数年前のわたしなんです。意地を張ったばかりに、今こんな！
「ねえ…ぼくの花…ぼく、あの花にしてやらなくちゃならないことがあるんだ。ほんとに弱い花なんだよ。ほんとにむじゃきな花なんだよ、身のまもりといったら、四つのちっぽけなトゲしか、もってない花なんだよ…」
王子さまだって、バラと離れてしまってから気付いてしまうんですもの！
「そう、ぐずぐずなさるなんて、じれったいわ。もうよそへいくことにおきめになったんだから、いっておしまいなさい、さっさと！」
やっと王子さまのことが好きだって気付いたのにそれでも虚勢を張ってしまうバラ。素直にあたくしのそばにいてくださいって云えばいいのにいえない意地っ張りなバラ。まるで１０数年前のわたしなんです。意地を張ったばかりに、今こんな！
「ねえ…ぼくの花…ぼく、あの花にしてやらなくちゃならないことがあるんだ。ほんとに弱い花なんだよ。ほんとにむじゃきな花なんだよ、身のまもりといったら、四つのちっぽけなトゲしか、もってない花なんだよ…」
王子さまだって、バラと離れてしまってから気付いてしまうんですもの！
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:*･ﾟ星の王子さまのバラ.｡.:* 更新情報
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