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移民の暮らしコミュの日本は二重国籍認めているのですか?

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大変に初歩的な質問かもしれませんが、そもそも日本は「二重国籍」を認めているのでしょうか?確か世界でも数少ない認めていない国のはずなのですが。
例えば海外で生まれた日本人でその国に生まれ落ちたら自動的にその国の国籍が認められる国の場合、大使館及び領事館に日本国籍を申請すると、その子が成人するまでの二重国籍が認められますが、本人が成人した時にどちらかを選ぶ事になってるはずです。あとは日本で生まれた片親が日本人の場合、もう一人の親の国籍をやはり成人するまで持つ事が出来るはずです。
でも海外の永住権を取得して、その後その国の国籍を取った場合は、日本の国籍を放棄しなければならないと聞いているのですが。
私はカナダに移住する事を考えていて申請中です。カナダにいる既に向こうの永住権を取って住んでいる友人達は、日本国籍を残して永住権だけで住んでいるか、永住して数年してからカナダ国籍を取得して日本国籍を放棄してるか、あるいはカナダ国籍を取得した事を大使館や領事館に報告せずに非合法ながらも両方持ってる人に別れます。でもカナダも以前は最初に永住権を取得した時に空港の入国管理で渡される書類をパスポートと一緒に持ってるだけでしたが、4年ほど前からPermanent Resident Card (PR Card)なる物を発給する様になり、それは5年に一度更新しなければならないシステムに変わりました。そうすると既にカナダ国籍を取得してしまった人はそのカードはもらえず(カナダ国民なので)、非合法で頑張って二重国籍を維持して来た人達は日本のパスポートが切れて、領事館や大使館に書き換えに行くとPRカードの提示を求められるので、パスポートの書き換えが出来なくなっています。これまでにも何度も海外に永住してる日本人又は海外で生まれた日本人が、国会に提出する為の「二重国籍認証」を求める署名運動をしている場面に出会いました。

なぜ疑問に思ったかと言うと、今日の朝のテレビでアルベルト藤森氏が今度の選挙に出るかもしれないというニュースで、堂々と「二重国籍だから日本の国会議員になる資格が有る」と言っていたから。以前彼が日本に亡命していた時に「日本国籍があるから」と聞いたときから、ペルーでは外国籍の人が大統領になれるのかと疑問に思っていたのですが、今回は堂々と二重国籍宣言です。いったいどうなっているのでしょうか?その辺の所知っている方がいたら是非教えて下さい。

コメント(154)

>112
>確かに一部にトルコ人を嫌う人もいますね、その一方で例えばモスクを建立して行こうとか、キリスト教とイスラム教の対話をして行こうとか、ケルン市の様に、国際色豊かな文化の中で生きていこうとする人々も多くいることがわかりました。

「一部」とか「多く」とか、あなたの周囲の政治的願望をコッソリ反映させて
姑息に印象操作するのは止めましょうよ。朝日新聞の論説委員みたいですよ(笑)


↓のような記事を最近見ました。欧州での反ユダヤ感情の高まりについての記事ですが、イスラム教徒への反感も近年、高まりを見せていることが紹介されています。

【Anti-Semitism up in Europe】

WASHINGTON (EJP)---Anti-Jewish feelings are on the rise in several countries in Europe and the situation is "particularly dramatic" in Spain where unfavorable views towards Jews have more than doubled over the last three years, according to a US think-tank study released this week.
In the same time, attitudes towards Muslims have become more negative in recent years.

http://www.ejpress.org/article/news/uk/30380
のりさま、

私は何度も、重国籍容認派の立場からの本質的な意見と正確な情報をお願いしました。その為の具体的な提案もしました。そして充分待ちました。
それでものりさまは、枝葉末節な事ばかり取り上げようとし、大切な問いかけには決して答えようとはなさらない。

以前は、それは意図的なものではないと思っていました。でも、どうやら違いますね。

本質的かつ具体的な意見が書けないから、正確な情報が書けないから、枝葉末節にばかり拘って話題をずらし、誤魔化そうとなさっているんですね。

呆れました。こんな方が重国籍容認派の代弁者だとは。
あまり厳しい事は言いたくなかったのですが、事ここに至っては、あえて書かざるを得ません。

貴方がここでやってらっしゃる事は、重国籍容認運動そのものへの信用を落とすだけの行為です。それを、自覚してらっしゃいますか?




ちなみに私はD市には住んでおりません。

私の書いたK市こそケルンの事であり、まさしくモスクを建てようとしている所です。そして、事前に周辺住民との充分な話し合いがなく、正確な情報開示が無かった為に、D市とは対照的に大変な問題になってしまったのです。

その「国際色豊かな文化と共に生き」ネオナチを嫌うケルンの一般の住民の多数が、モスクに大反対しているのです。
ネオナチも大嫌いだが、充分な説明も無く、住民感情への配慮も妥協も無しに巨大モスクを建設されるのもまたごめんだ、と。

人からの又聞きで、正確な事情をよくご存知でもないのに、見て来たような事を言わないで下さい。


さて、ドイツでもナチズムは勿論厳しく禁止されております。でも、禁止すれすれのところを泳ぎ回る魚がいるのは世の常。禁止されている暴力的なネオナチグループと水面下でコンタクトをとっているにも関わらず、今だ合法な政党として活動している政党は存在します。こういう政党を極右政党と呼びます。

だから、スイス国民党を「極右」と形容すれば、一般的ヨーロッパ人は「なるほど、奴らは水面下でネオナチともコンタクトがあるんだな」と理解するのです。


さて私は、のりさまと「名誉殺人」そのものについて話し合う気持ちはありません。だから定義の開示も当然しません。

のりさまは、ドイツ在住の女性グループと懇意でいらっしゃる割には、ヨーロッパで移民が起こしている名誉殺人のことは聞いた事もなかったんですよね。まともな女性団体ならば、一度はテーマにしているはずですが・・・一体どんな女性グループなんでしょう。不思議です。

名誉殺人と、日本や欧米諸国でも起きる一般的な家族内犯罪との区別もつかず、名誉殺人がヨーロッパで起きている事さえご存じなかったのりさまと、それについて話し合う意義がまったく見いだせません。

ましてやここは重国籍のトピです。文化摩擦の一例として少し触れるくらいならばともかく、長々話し合うつもりならば、ほかにトピを立てるべきでしょう。
Ryokoさま

禁止されている暴力的なネオナチグループと水面下でコンタクトをとっているにも関わらず、今だ合法な政党として活動している政党は存在します。こういう政党を極右政党と呼びます。

とお書きになりましたが、この様な理解はあまりにも突飛ではないでしょうか。

スイス人をヨーロッパ人に含めたとして、スイス国民党がネオナチとコンタクトがあるなどと思うスイス人は、1000人中999人いないでしょう。彼らが前回の国民議会選挙で掲示したポスターはあまりにも外国人差別的で、周辺諸国から非難を浴びました(特にドイツ)。そうした事が、本来右派政党あたりだったのに、極右とまでの評価を高める事につながりました。
ところが、スイス国民党は議席を伸ばしてしまった。それは、スイスドイツ語圏のスイス人はドイツ人に反感があるから、そこをうまくついたのです。ネオナチとのコンタクトどころではありません。

ケルンでも結局反対集会は市民の圧力によって開かれなかった。これは、ケルン市民の多数派は、モスク建設に賛成だったし、それを誇りに思っている、ことを証左していますね。

Ryokoさまが御主張なさりたい事を証明するために、Ryokoさまご自身が提示された事例が、結局は正確ではない、御紹介頂いた独文記事においても、それを指摘する事が出来ます。というか、私には記事中にあった専門家の意見についてはうれしさを感じるものがありました。

Ryokoさまがヨーロッパといっているのは、ドイツだけを見たものの様に受け止められますし、そのドイツにおいても「国際色豊かな文化の中で生きていく」ことを誇りとするドイツ人が多数派ですね。

そうしますと、私にとって、やはりヨーロッパが達成してきた、文化統合を基調とした国際化努力なり、男女平等なり、人権擁護なりといったものが、日本の今後にとっても大切な事柄である確信を強めるのです。

重国籍の容認とは、その延長線上にあると思っています。

なお、私は長々と話し合っているつもりはないんですよ。コメントはなるべく短くしようと思っています。長く書いたって、多くの人は読みはしませんから。
のりさま、

独文記事のどの部分が、私の書いたことと合致しないのでしょうか。具体的に仰ってください。何か間違いがあれば、訂正できますし。少なくとも私は、できるだけ具体的、かつ正確な情報を提供するように努力しております。


なぜ、そういう言いがかりをつけて来られるのか理解に苦しみます。


また、私が言う「ヨーロッパ」がドイツだけを見たもの、と仰られるのは何故でしょう。私がドイツに住んでいる以上ドイツの例が多くなるのは当然ですが、例えば「名誉殺人」はドイツ以外でも起きていて、それぞれの国で問題になっています。



ちなみにのりさまは、まさにケルンの住民が望んでない誤解をしてらっしゃいます。
モスクに反対する事と、極右であることは同じではないのです。

私は前のコメントにはっきり書きました。
モスクに反対する住民も、極右集会には反対した。と。

極右集会が開かれなかった(というより正確には、「開かれたものの規模が縮小された」ですが)ことと、モスク賛成派が多数派かどうかはまったく関係ありません。

物事を、自分に都合のいいように勝手に解釈するのはやめていただけませんか?


「国際色豊かな文化の中で生きていく」ことを誇りとするドイツ人が多数派かどうかも、のりさまの願望と推測に過ぎません。

そんなことは今までに証明された事はありませんし、私自身は、たとえ多くのドイツ人の友人を持ってはいても、ドイツ人の心の中をそういう風に勝手に断定する趣味は持ち合わせておりません。


ところで重国籍の容認と、男女平等・人権擁護に何の関係があるのでしょう。
名誉殺人の例を見てもわかるように、重国籍を誰に認めるかによっては、男女平等や女性の人権が後退する可能性すらあるのですが。
さてのりさま。

のりさまの望みは、重国籍容認をせめてドイツ並みに、ということでしたよね。
それは具体的にはどういうことか、とお尋ねして随分待ちましたが一向にお返事をくださらず、言いがかりばかりつけていらっしゃるので、業を煮やして自分で調べてみました。


ドイツはいまだに、基本的には二重国籍否定じゃないですか!


ドイツ長期滞在権を持つ外国人のドイツで生まれた子供は、23歳までは重国籍でいることができるが、そのあとは国籍を選択しなければならない、とあります。

日本の現行国籍法の重国籍否定の項と、内容的にはほとんど変わらないんですが・・・(ちなみに日本の場合は、国籍選択が21歳まで)

ドイツ法にある重国籍例外規定(例えば、もう一つの国籍離脱が極端に困難な場合)も、ちゃんと日本法にも同様の項目があるようですし。

http://www5b.biglobe.ne.jp/~hidejyu/Staatsangehoerigkeit.htm
http://www.news.janjan.jp/media/0503/0502233870/1.php


のりさまが「重国籍はせめてドイツ並みに」とおっしゃるので、ドイツ国籍法は日本の法とどれほど違うのか、と期待していたのに、これは一体どういうことですか?
説明して下さい。
>コメントはなるべく短くしようと思っています。長く書いたって、多くの人は読みはしませんから。

短くない上に散漫で、かつ不正確で不誠実な文章は、もはや目を通す価値すら有りませんよ。
意味を成さない、ただの東洋的文字の羅列ならば、日本語を知らない中国人にだって出来ます。

しかし、
「重国籍容認」「在日外国人参政権付与」「日本の人種の坩堝化」運動の代弁者の一人が、
「短くない上に散漫で、かつ不正確で不誠実な」回答しか出来ないという事実は
日本国民として大いに知る価値がありますね。

120のRyokoさんの鋭いご指摘、非常に興味深いです。
ぜひとも、のり@ベルン氏の誠実かつ正確な情報に基づく返信を期待したいところです。
Ryokoさま

独文記事のどの部分が、私の書いたことと合致しないのでしょうか。具体的に仰ってください。何か間違いがあれば、訂正できますし。少なくとも私は、できるだけ具体的、かつ正確な情報を提供するように努力しております。

と仰いましたので、次からはその様にしたいと思います。

が、出来るだけ具体的、かつ正確な情報を提供するように努力されているのかについて、疑問があるのです。

先にも指摘しましたが、

禁止されている暴力的なネオナチグループと水面下でコンタクトをとっているにも関わらず、今だ合法な政党として活動している政党は存在します。こういう政党を極右政党と呼びます。

これが正確なんですか?
のりさま、

独語記事について、具体的な箇所が即答できない、ということは、本当にただの言いがかりだったんですね。

恥ずかしくないですか?仮にもプロの政治ロビイストが、素人相手にそんな姑息な手を使って・・・私の重国籍容認派への信頼感はますますなくなりました。自分達の我を通す為なら手段は選ばないっていう感じですね。

ちなみに極右政党についてですが、それは正確も何も事実ですから、改める必要性を感じませんね。


さて、私はのりさまの本質とはあまり関係ない質問にも、無体な言いがかりにもできるだけ誠実に答えてきましたが、のりさまは私の質問に答えて下さっていません。
今まで、まともに私の質問に答えてくださった事は殆どありませんでしたね。

質問に対して答えず、いきなり他の話題で切り返したり別の質問で返す、これは自分に都合が悪い事を誤魔化したい時に、多く使われる手です。こういう手を多用する事でのりさまは、自分でご自分の化けの皮を剥がしてらっしゃいますよ。
ぐりさま、のりさま。

なぜのりさまが、ドイツ国籍法と日本の国籍法の類似を知りながらも「重国籍はドイツ並みに」とおっしゃったのか、私も気になって随分考えました。
一体この二カ国の法律のどこに本質的な違いがあるのだろうか、私は一体何を見落としているのだろうか、と。


で、気がついたんですけど、大きな違いがたった一つだけありました。
それは、なぜ二重国籍の子供ができるか、です。

国籍に関して血統主義をとる日本では、二重国籍の子供は国際結婚をした日本人からのみ産まれ、21歳までにどちらかの国籍を選択せねばなりません。

ドイツの新国籍法では、条件つきでの生地主義となり、まったくドイツ人の血を引かない永住外国人の子供も条件によっては23歳まで二重国籍でいられます。

国籍選択の年齢に達したあとは、どちらの国籍法も大して変わりません。


つまり、のりさまがおっしゃった「ドイツ並みに」の法改正で恩恵を受けるのは、日本人の血を引く(できれば国籍選択をしたくない)二重国籍者ではなく、今までそのままでは日本国籍を得る事ができなかった永住外国人の子供だけ、ということになります。


「せめてドイツ並みに」というのりさまの言葉は現実的には、「日本の血を引いていても成人したら重国籍を持てない、これの救済はまあ無理としても、せめて永住外国人の子供には日本人との親族関係がなくとも重国籍を認めてやって欲しい」ということに他なりません。


でもなんだかおかしくないですか?

まず第一に、血統主義か生地主義か、というのは国籍の根本的なあり方の問題で、重国籍論議の片手間に片付けてしまえるような簡単なテーマではありません。

第二に、百歩譲って重国籍についての法を変えるにしても、普通ならまず日本の血を引く二重国籍成人の救済が優先になるべきではないでしょうか。日本の法なのですから。

ここのリンクで、重国籍容認の請願運動をしておられる方々が請願書に書いておられるのも、国際結婚をした日本人の子供と海外にくらす日本人についてです。
永住外国人の子供についてなど、一言も出てきません。

http://homepage3.nifty.com/amfe-community/Nationality/NationalityRequest.html


のりさま、これは一体どういう事ですか?
今度こそ、説明をお願いします。
>124

日独国籍法の性質、日独における二重国籍の発生因の検討から、日本での国籍法改正(重国籍容認)の【真の受益者】を抉り出すアプローチは非常に鋭いと思います。

誠に残念なことにのり@ベルンさんが主宰・関与する、「重国籍容認」のロビイ団体の実態は、「在外日本人(の子息を含む)」を顔に持ち、「在日外国人(主に在日朝鮮・韓国人)」を頭脳と胴体に持つ【キメラ】のようなものなのです。つまり、Ryokoさんがご指摘のように、異なるプライオリティを持つべき複数の案件を「重国籍容認」というオブラートに包み、単一の案件のように見せ掛けてしまう巧妙なやり方です。その上にコーティングされる「人権」や「国際標準」というスローガンは、ロビイ団体の内部構造やネットワークの怪しさを隠蔽するために使われているようです。
この一週間、のり@ベルンさんの下記コミュでの投稿は必死ですね・・・
Ryokoさんへの回答を放棄・逃亡なさった、ということでFA?

【複国籍(重国籍)を認めてもらう】コミュ
  http://mixi.jp/view_community.pl?id=1811068

おまけ:

【重国籍認容問題の展望】(衆議院議員早川忠孝の一念発起・日々新たなり)

>既に成立した国籍法改正問題とは、実は局面が違う。

>河野議員の問題提起は、とても党の正式機関で検討できるようなものではなさそうだ。

>座長私案、と銘打っていても、幅広い自民党の意見を受けて作り上げたプロジェクトチームの座長私案、ではなく、個人的な意見をメモにして議員の批判を仰ぐための、叩かれ台、試案のさらに前段階の素案試案程度の位置づけをした方がよさそうだ。

>法案になる見込みはない

  http://ameblo.jp/gusya-h/entry-10174688770.html
>立候補したのはペルーへの引渡しを避けるためだったようなのですが

日本の国会議員なら逮捕できないという考えだったと思います。

>フジモリ氏を公認した国民新党は彼が釈放されるよう外務省に働きかけています(外務省は何も行動しなかった)。こういう取扱いは、法的または倫理的に問題ないのですか?

表向きは、フジモリは政治犯なので釈放を求めました。国民新党はフジモリに恩を売れば、彼がペルーに復帰できた場合自党の利益になると考えたかも知れません。党利党略の是非を問うのは倫理的問題であって、法的問題ではないと考えます。

>自分には重国籍であることを悪用しているように感じられますが、皆さんはどうですか

重国籍は2つの権利・2つの義務を負っており、2つの国から訴追される可能性が当然あります。重国籍が便利だと思う人は、自分もそうすればいいのではないでしょうか。それを「悪用」と表現するのは、主観の問題に過ぎません。
かなり多くの国が重国籍を認める中において、単国籍をスタンダードだと勝手に決めつけ、重国籍から来るメリットを「悪用・特権」と決め付ける議論に、意味があるとは思いません。

>日本人でありながら外国の大統領(国家元首)であることは、16条の2項に該当しないのでしょうか?

私は、該当すると思います。しかしながら条文には「法務大臣は…日本の国籍の喪失の宣告をすることができる」とあり、義務ではありません。
フジモリが大統領に就任したとき、日本国は彼の日本国籍を抹消するべきだったでしょうが、日本国籍保有の事実を知らなかったため、これを怠りました。フジモリもまた退任時の亡命に備え、日本国籍保有の事実を隠匿しました。後に彼が政治犯になったとき、日本政府は彼が日本国籍を保有していた事実を知ると、重国籍を利用し彼を使える駒として確保しました。
日本政府は極力重国籍は認めない方針でしょうが、彼ほどのVIPになると事情は別です。わかりやすく言えば、えこひいきです。

>チリから日本の国会議員に立候補し、その立候補が受理されたわけですが、これについても何か変だと思いませんか?

カナダから日本の国会議員に立候補した人もいました。

>この時、日本政府から日本人であるフジモリ氏の引渡しを求めることはできなかったのでしょうか?

求めることはできます。

>彼がペルー人としてペルーに引き渡されようとしている時に、日本人として被選挙権を行使させようとしていたことが不思議でなりません。

ですから重国籍なので、日本の被選挙権を行使しただけであり、前例のないケースですが「不思議」ではありません。
>その殺人や誘拐というのがまったくの濡れ衣ということですか? 殺人や誘拐と呼べる行為が政治的な目的からなされたということですか?

個人的な怨恨などではなく、政治的な理由からです。よって政治犯とみなすのが至当です。

>倫理的問題に関して議論することはできますか?

できますが、倫理的問題に法的ペナルティを科すことはできず、神学論争に終わるのが関の山でしょう。

>ペルーからペルー人としての義務を果たすよう求められている時に、それを果たさないで済ませることは可能ですか?

ペルー政府から税金を払えと言われたら、重国籍だろうが何だろうが払わねばならず、払わなければ起訴されます。国外では警察権は及ばないでしょうが、帰国すれば逮捕されるし、犯罪者引渡し条約を結んでいる場合は引き渡される可能性が大です。しかしながらフジモリのケースは政治犯でした。

>レバノン国外に出られるレバノン人と出られないレバノン人。(戦争被害)

それはレバノン人が法の下に差別されたのではなく、ブラジル国籍のある人とない人が分別されただけです。なんだかカナダの英語学校で、白人が英語うまいのは我慢するが、同じ日本人が英語うまいとムカつく、みたいな話ですね。
あなたは国外に脱出できませんが、ブラジル国籍のある日本人は脱出できます。あきらめて下さい。

>裁判に応じないで済ませるペルー人と応じないで済ませることのできないペルー人。(刑事裁判)

重国籍なら刑事罰を免れるとあなたが本気で信じているなら、重国籍を取得し、日本で脱税してその後外国に逃げてみてはいかがでしょうか。うまくやれば一生逃げ切れますが、帰国はできません。

>義務を果たさないでいることを、ペルー人の側から見るとどうなんでしょう?

ペルー国民の相当な割合が、重国籍です。たぶん何とも思わないでしょう。

>今は重国籍が違法とされているので

日本では、重国籍は違法ではありません。ただし違法な重国籍はいます。

>実際の重国籍者は少なく、ずるい重国籍者を見かける回数は少ないですが

カナダでは、頻繁にみかけます。カナダ市民と結婚してカナダ国籍を取得した日本人は、日本国籍の放棄を「求められ」ますが、それに応じず、密かに重国籍としている場合があります。これらは倫理的問題ではなく、法的に違法ですが、摘発されなければ当然処罰されません。

>重国籍が合法化された場合にはずるい重国籍者を今以上に見かけることになりませんか?

私は(合法的)重国籍が「ずるい」とは思わないし、上記の例は違法です。

>悪用・特権と「思われるもの」を積極的に受け入れるのは難しいということもお分かりいただけますよね?

それは、「あなたが」悪用・特権と「思っている」ものを受け入れるのが難しいということでしかありません。あなたが会費を納めてAクレジットカードとBクレジットカードの2つの会員になれば、それだけ多くの特権があるということです。

>ペルー人として権利行使しようとしているのと同時に日本人として権利行使しようとしていたこと…は問題なかったのか?

問題ありません。重国籍はそのためにあるのです。

>ペルー人として権利行使しようとしているのと同時に…日本人として権利行使させようとしたこと(日本の当局の対応)は問題なかったのか?

これも問題ありません。ただ国籍法は、外国の公務員となった者には国籍の喪失の「宣告をすることができる」と定めているので、ペルー大統領を退任した人がペルー国籍を放棄せず日本の国会議員に立候補するのは、ふざけすぎです。ペルー国籍を放棄して日本国籍のみなら、問題ないでしょう。またペルーの公務員になっていない人なら、重国籍のまま両方の被選挙権を行使することも、問題ありません。
これは重国籍が本質的に抱える問題などではなく、フジモリと国民新党がふざけているだけです。

>2つの国で被選挙権を行使できる国はあるのでしょうか?

ほとんどの国がそうだと思います。ただし2つの国で議員になることは、難しいでしょう。

●イタリアの議員になったカナダ人
http://blog.so-net.ne.jp/canadian_history/2006-04-21
●ラトビア大統領になったカナダ人
http://blog.so-net.ne.jp/canadian_history/2007-07-090
●カナダ総督、フランス国籍を放棄
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=1&comm_id=1611536&id=13037657
>政治家が政治的な理由で行なった行為は、
>殺人や誘拐に相当する行為だったとしても
>裁判を行なわず、そのままにしておくことが妥当なのでしょうか?

殺人や誘拐は、政治的な理由であっても、法律上の立場からは起訴すべきでしょう。ただ権力者を起訴することは、特に発展途上国では容易ではありません。ちなみに日本では、最高裁長官は内閣が指名します。
全斗煥は粛軍クーデターや光州事件などについて、大統領退任後に起訴されましたが、在任中はやはり無理でしょう。これらの殺人行為が刑事事件に相当するか、政治犯に該当するかは難しいところですが、大統領退任して初めて起訴されるあたりは、極度に政治的色彩を帯びています。また大統領退任後にその行為を禁ずる法律を制定し、その法律がなかった過去に遡及して罪に問うのは、完全に政治的意図のあるもので、日本国憲法ならば違憲です。

>政治犯と思われることを理由に
>ペルーにフジモリ氏を引き渡すことはしなくても
>日本国内で裁判することは必要だったのではないでしょうか?

日本国裁判所の裁判権が及ばないので、無理です。

>誰が「みなす」のですか?

各自がみなします。政治犯には明確な規定はありませんが、一般には、権力者が政治的ライバルの政治活動を恣意的に犯罪とみなすものです。つまり政治犯とは、本来犯罪ではないものを指すのであり、法的な所産ではなく政治的所産とみなされます。
日本大使館占拠事件でフジモリは、犯人グループを検挙せず射殺しましたが、これが殺人とみなされています。フジモリは怨恨などの理由で犯人を殺したのではなく、行政上の事情からやむなく射殺したものを、彼の政治的ライバルが勝手に刑事事件に仕立て上げているのです。

>日本国民という理由で引き渡さない以上、
>政治犯かどうかを議論する必要がなかったということですか?

「日本国民」というのは口実で、ペルー政界復帰の場合も考えて恩を売っているのです。日本国籍があったからこれを口実にしていますが、ない場合は政治亡命として受け容れ、日本国籍を与えます。よって同じことです。

>自分は、違法?なことをしている日本人を見かけることは少ないのですが
>カナダにはたくさんいるのですか。

たくさんいます。というより、海外在住日本人の多くは…(以下自粛)

>その現状をどう思われますか?

重国籍の日本人を見ても何とも思いません。ただし、違法に重国籍を取得している日本人が悪事を重ねて恨まれている場合や、外国で商売が繁盛している場合などは、当局に密告されます。

>重国籍を認めることで、複数の国に拠点を持って活動する人が増えると
>一定の割合で違法?なことをする人も増えると思います。

だから、海外在住日本人の多くは…(以下自粛)

>そういう人が今以上に増えると思われる場合、
>日本人・非日本人の日本の出入国や資金の動きなどを
>今以上に厳しく取り締まる必要が出てきます。

海外在住日本人の多くが詐欺を行っているからといって、日本人の海外旅行を制限したり、日本が自動車を売らないわけにはいかないでしょう。もう少し現実的な提案をして下さい。
個人的な話です。
私は1990年から93年までカナダに滞在し、1993年から94年までとある日本語誌で「カナダ人物列伝」という作品を連載していました。
(内容はhttp://bluejays.ld.infoseek.co.jp/ )
ところが私が93年に出国したのをいいことに、掲載誌のM編集長は、私の作品を無断で勝手にカナダで出版・販売し、しかも著者は自分だということにしてしまいました。
私がこれを知って抗議すると、「カナダには日本の裁判権は及ばない、訴えられるものなら訴えてみろ」と開き直る始末です。

KTさんはこれをどう思いますか?
あなたは「重国籍を認めると違法行為が増える」と気にしているようですが、重国籍をほとんど認めていない現時点でもこのような有様です。制度がどうこうではなく、海外在住日本人は▲◎※□●なので、こんなのは本人の資質の問題でしょう。

ところでKTさんは「ワーホリ目指して頑張ろう」というコミュに入っているようですが、フランス人は伝統的に外国人嫌いの人が多いので気をつけて下さい。
それから海外在住日本人は▲◎※□●なので、くれぐれもご注意下さい。
ワーホリに参加する前に、以下を読みましょう。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30089208&comm_id=191642&page=all
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=1&comm_id=1560555&id=23716698
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=1&id=16085282&comm_id=1560555

ちなみに、裁判は被告の住所地で行うのが原則ですが、不法行為の被害者が日本にいる場合は日本で行うことも可能です。編集長は法律を誤解しています。
●MIXI民事法律相談
「F誌編集長による著作権侵害・詐欺・名誉毀損・脅迫」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=1&comm_id=195707&id=26759524
論点が拡散され過ぎて、どこに突っ込んで良いのか判断に困りますが、
 (恐らく、そう思っていらっしゃる方が多いのではないかと思います)

はっきり言ってフジモリ論は例外だとか政府裁量に任される部分が多く、本件に関する政治的思惑について憶測を繰り返すのは、重国籍・移民問題の議論に資する部分が少ないのではないかと思います。KTさんが問いたいのは、日本国民として、日本国の国籍・移民政策を考える上で、何を本義と成すべきかということではないでしょうか。

>>そういう人が今以上に増えると思われる場合、
>>日本人・非日本人の日本の出入国や資金の動きなどを
>>今以上に厳しく取り締まる必要が出てきます。

>海外在住日本人の多くが詐欺を行っているからといって、日本人の海外旅行を制限したり、日本が自動車を売らないわけにはいかないでしょう。もう少し現実的な提案をして下さい。

話が噛み合ってないな、ということだけは判りました。ハーバーくんのは、極論を用いて論点をずらしているようにしか見えないです。ご存知であるカナダ在住日本人の所業をなぜ自粛なさるのか理解不能です。正義を志すならば、つまらない党派心に囚われず告発してみて欲しいところですね。

人を左右に分けるのは生産的ではないとは思うのですが、
一般論として左寄りの方というのは、現状を是正すべく革新を志す方々のことを言いますよね。
ところが、現行制度で自分が不利益を被っていない、むしろ既得権益を享受している場合は、「人権」などのキーワードを楯にして、何やら右寄りのような現状維持の論調に早変わり。言い換えると、普段は「法の使用者(law user)」の視点でカイカクを唱えるのですが、既得権益保護のためには、普段は忌み嫌うはずの「法を与える者(law giver)」の視点にサッサと乗り換え、「解釈論(法はこうである、とする論)」で権威を嵩に着ることにより不都合な「立法論(法はこうあるべき、とする論)」を挫こうとするわけです。本トピ冒頭で、のり@ベルン氏が「私益」と「公益」をごちゃ混ぜにして議論しようとしましたが、それと本質的に一緒です。また、法制度を考える上で何を「原則」とし、何を「例外」「消極的黙認」とするかでは大違いですが、それも混同しがちです。議論のすり替えには、こうしたダブルスタンダードが多用されがちです。

左寄りの人々が期待・推進(≠容認)した昨年の国籍法改正も、潜在的問題が有れば常に再検討・再改正の対象になるわけです。法律というのは、単にそこに定められているだけではなく、社会通念・社会事情の変化に伴い常に変更を余儀なくされるものです。戦後60数年も改正されていない日本国憲法というのは、ある意味で異常な例ということ。左寄りの人々は、自分たちの「立法論」や「正義」こそが理想的な最終到達点と思う気持ちが強すぎるあまり、法律というものが常に変化するプロセスに乗っかっていることを忘れがちです。おまけに、自己流の正義を貫いた後の秩序・逢着点については、なぜか無関心なことが多い。

KTさんとハーバーくんのすれ違いはそういう部分にあるのではないかと。
トピずれの一般論で恐縮ですが、視点の提供まで。
始めまして。

フジモリ氏の参院選立候補は「おかしい」と思いましたが、よく考えてみれば、今、ペルーにいるのは、ペルー人のFujimoriではなく、日本人の藤森さんではないですか?

だって、「大統領に立候補する」と言っても、ペルー旅券は発給されなかったため、日本旅券でチリに入り、参議院選立候補、そのまま日本旅券でペルーに入ったんですよね?

日本旅券で外国に入った人は、日本は当然、外国人としては扱わず、日本国民として扱うと思いますが、

ペルー国会は藤森さんを現在、公式にペルー人として認めてますか?
rikakuroさん、

トピを立てられたのが1年半も前で、もう読んでいらっしゃらないかもしれませんが、私も同じ疑問を持ち続けてきたので、参考までに、もう一度、書かせてください。

日本は重国籍を基本的に認めていませんが、重国籍者はいます。

たとえば、日米重国籍者が日本国籍を選択すれば、日本では日本人、米国では米国人となります。双方とも重国籍を認めていないので、双方で単国籍国民扱いです。一方、カナダに帰化すれば日本国籍を自動喪失し、両国でカナダ人扱いとなり、重国籍にはなりません。

国際結婚で生まれた子供の重国籍容認を求めて要望運動する人が多く、誤解が広まっていますが、少なくとも出生による重国籍者が日本国籍を選択すれば、日本の扱いは、いわゆる重国籍容認国と同じなので、要望運動は不要だと思います。他の立場の人たちに比べて優遇されているので、不要な要望運動をすれば、世間の反感を買って、やぶ蛇になるでしょう。

外国帰化者は一般の日本人からみれば外国人なので、一般有権者は外国帰化者に日本旅券を与えることには反対でしょう。要望運動しても無駄だと思います。日本は血統主義民族国家なので、重国籍を認めない国籍法が間違っているとは思いません。

米国に帰化したアイヌ人が「アイヌ人だ」と主張しても、アイヌは国ではなく、民族なので、何の問題もありませんが、米国帰化者が「日本人だ」と主張すると、話がややこしくなります。海外には、国民意識がグチャグチャの日系コミュニティも多いようですが、周囲に国籍不明の重国籍者が増えるのは、単国籍者にとっては迷惑ですから、整理が必要だと思います。

韓国が重国籍を許す方針で、在外選挙制度も実施するようですが、外国の市民権を持っている人は除外するようです。当然のことだと思いませんか?
>双方とも重国籍を認めていないので

アメリカは重国籍を認めています。

>双方で単国籍国民扱いです。

アメリカ市民は他国籍をもっていようと、アメリカ市民として同等に扱われるという意味ではその通りです。

>出生による重国籍者が日本国籍を選択すれば、「日本の扱いは」、いわゆる重国籍容認国と同じなので、要望運動は不要だと思います

出生による重国籍者が日本国籍を選択すれば、日本では日本国民、A国ではA国民として扱われ、日本が重国籍を容認したわけではありません。「要望運動」とは、日本政府による重国籍容認を指しているのではないでしょうか。

>不要な要望運動をすれば、世間の反感を買って、やぶ蛇になるでしょう

世間の反感を買うことが、根拠もなく断定されています。「世間」ではなく「反対派」と言うべきです。

>外国帰化者は一般の日本人からみれば外国人なので、一般有権者は外国帰化者に日本旅券を与えることには反対でしょう。

これはただの差別です。外国(からの日本)帰化者に日本旅券を与えないなら、誰がどこの旅券を与えるのでしょうか。
「一般有権者」は「ゼノフォビア」と言うべきです。

>日本は血統主義民族国家なので

血統主義「民族」国家の意味が不明ですが、日本は国籍について血統主義を採用しています。

>米国帰化者が「日本人だ」と主張すると、話がややこしくなります

その人は米国籍の日本民族で、別にややこしくはありません。アメリカやカナダではよくあることです。
私は京都市に住民登録した新潟県人です。

>周囲に国籍不明の重国籍者が増えるのは、単国籍者にとっては迷惑ですから、整理が必要だと思います。

「整理」とは、どんなことをするのでしょうか。
重国籍者が増えると単国籍者にどう迷惑なのか、具体的に説明して下さい。
>137
>ペルー国会は藤森さんを現在、公式にペルー人として認めてますか?

ペルー国籍の有無を判断するのは国会ではなく行政か司法でしょうし、当局に「剥奪」されなければペルー国籍のままでしょう。

現に、

 「2008年4月15日、ペルー最高裁は令状なしでモンテシノス元国家情報部顧問関係先への家宅捜索を命じた容疑で禁固6年と2年間の公民権剥奪と罰金40万ソル(約1500万円)の罰金を命じた有罪判決が確定」(Wikipedia)

しているわけで、この「2年間の公民権剥奪」というのはフジモリのペルー国籍が認められていることを示唆するものと思います。

以下おまけ

>139
>世間の反感を買うことが、根拠もなく断定されています。「世間」ではなく「反対派」と言うべきです。

「反対派」というものの存在が根拠もなく、所与のものとして断定されているような(笑)
反対する人たちというのは世間の中から出てくるのではないでしょうか。

>これはただの差別です。外国(からの日本)帰化者に日本旅券を与えないなら、誰がどこの旅券を与えるのでしょうか。

鼻息荒くしちゃってるけど、「外国への帰化者」の誤読=いいがかりじゃないの?

>「ゼノフォビア」と言うべきです。

それをいうならゼノフォーブじゃないかね。でも、外国人嫌いで「反対」するかどうか良く分からないで、一律に「外国人嫌い」のレッテルを貼るのもどうかと思いますね。過敏症すぎませんか?
ハーバーセンターさん、レスをありがとうございます。

>アメリカは重国籍を認めています。

重国籍の定義次第で、認めているか、認めていないか、判断が分かれます。

米国に帰化する外国人は「外国籍を放棄します」という宣言を求められ、米国出入国に米国旅券を使うよう求められます。しかし、領事館情報は留保という言葉で、米国内で外国籍を使わないなら外国籍留保を許し、外国側では外国籍を使ってもよいと暗示しています。「外国籍を留保してもよいが、米国で使ってはいけない」なら、米国では外国籍(重国籍)を認めていないわけです。
http://japan.usembassy.gov/j/acs/tacsj-dual.html

ちなみに、米国への帰化者が米国で外国旅券を提示したら、破棄される場合もあるようですし、外国の参政権を使ったことが発覚して、米国籍を剥奪された人もあるようです。簡単に「米国は重国籍を認めている」と言える問題でもないと思います。
http://www.gcnet.at/countries/variety.html

>出生による重国籍者が日本国籍を選択すれば、日本では日本国民、A国ではA国民として扱われ、日本が重国籍を容認したわけではありません。「要望運動」とは、日本政府による重国籍容認を指しているのではないでしょうか。

国内の重国籍者を単国籍者として扱わない国が、世界中のどこかにあったら教えてください。あなたや要望運動の会は、一体、何を求めているのでしょうか?一般の重国籍容認国も認めていないことを要望しても、認められるはずがない、と言いたかったのです。

カナダだって、国内在住の重国籍者がカナダ国籍を持っている限り、カナダではカナダ人の権利と義務を課し、外国人扱いしたりしないはずです。カナダでは、カナダ国籍を持っている人(離脱しない人)が、カナダのビザを取得して外国人として滞在することを許していますか?カナダ国籍を持っているにも関わらず、外国旅券で入国し、兵役義務を回避することが許されていますか?

ちなみに、日本国籍留保者は、日本のビザを取得して、外国旅券で日本に入国し、外国人登録をして外国人として生活することも許されています。まだ日本国籍を選択していないからです。国籍留保・選択制度があるおかげで、いわゆる重国籍容認国でも認められていない、その国の国籍を持ちながら、外国人として滞在し、外国人として活動することも許される、稀にみる、重国籍に寛容な国だと思います。こんなことは兵役義務がないからこそ、可能なことかもしれませんが、日本は本当に平和で寛容な国だと思いますよ。

「要望運動」とは、日本国内で同時に日本人と外国人として認めて欲しい、ということですか?それはたとえば、日本の戸籍に外国名も付記し、外国人家族の情報や身分変更も逐次、すべて記載して欲しい、ということですか?
例えば住民票に「他の国籍」の欄があったら、国内で外国籍を使うことが許されると思いますか?国民として住民登録しているのに、外国人として政治活動することなどが許されるでしょうか?現状は、日本の戸籍や住民票に、重婚や両性が記載され、公式に認められるような状況ですか?

そんなことを許す国はないと思うから、日本(だけ)がそのような重国籍を容認する必要はないし、容認される可能性もないから、「要望運動は不要だと思います」、と書きました。ハーバーセンターさんのご要望や、「要望運動」の趣旨が、もっと異なったものなのなら、わかるように説明してください。

>>外国帰化者は一般の日本人からみれば外国人なので、一般有権者は外国帰化者に日本旅券を与えることには反対でしょう。
>これはただの差別です。外国(からの日本)帰化者に日本旅券を与えないなら、誰がどこの旅券を与えるのでしょうか。
「一般有権者」は「ゼノフォビア」と言うべきです。

ぐり@二代目さんのご指摘のとおりです。外国(からの日本)帰化者という意味なら、日本帰化者と書きます。日本の有権者のほとんどは単国籍日本人ですから、外国国民として生活している人に、日本国民と同じ身分証明書を与えることに反対するでしょう。民族的な問題ではなく、国民意識の問題なので、ゼノフォビアとは無関係です。

私は日本人「一般有権者」ですが、この国の国民として暮らしている家族に日本旅券を持たせたくありません。二重の国民意識を持つより、単国籍者として暮らしたほうが、不要な争いに巻き込まれず、幸せだと思うからです。

国籍選択は配偶者選択や性の選択と同様、現状では個人的な問題で、制度上、両方を公式に認めるべきと要望できる状況ではないと思います。
重国籍者が50%以上で国境を越えた自由移住が許され、周辺諸国との経済格差もないなら、話は別かも知れませんが。
>「外国籍を留保してもよいが、米国で使ってはいけない」なら、米国では外国籍(重国籍)を認めていないわけです。

行使は認めていなくても、所有は認めています。
ある国では銃の所持が認められていますが、無制限に使用することはできません。

>あなたや要望運動の会は、一体、何を求めているのでしょうか?

おそらく、外国籍を選択しても日本国籍の放棄を求められないことだと思います。つまり、所有の自由です。

>「要望運動」とは、日本国内で同時に日本人と外国人として認めて欲しい、ということですか?

国内だろうと国外だろうと、複数の戸籍を持ちたいのでしょう。
「あっちでもこっちでも外国人になりたい」という話は、聞いたことがありません。

>それはたとえば、日本の戸籍に外国名も付記し

戸籍は姓も名も1つずつしか記載できないようになっているので、複数記載できるようにしたいという要望はあるようです。

>国民として住民登録しているのに、外国人として政治活動することなどが許されるでしょうか?

国民として参政権があるにもかかわらず、どうしてわざわざ外国人として政治活動する人がいるのか、理解できません。

>カナダ国籍を持っているにも関わらず、外国旅券で入国し、兵役義務を回避することが許されていますか?

この質問への回答は「わかりません」です。重国籍者なら外国旅券で入国できそうですが、合法かどうかは知りません。
「外国旅券で入国すればカナダ市民としての義務を回避できるか」という質問には、「そんなわけない」と回答しておきます。なおカナダには兵役義務はありません。

>現状は、日本の戸籍や住民票に、重婚や両性が記載され、公式に認められるような状況ですか?

重婚を認める国は、先進国にはありません。「両性」とは夫と妻の「姓」のことでしょうか。戸籍は東アジアにしかないので「そんなことを許す国はない」と言われても困りますし、複数姓を名乗ることはヨーロッパではよくあることですが。
いずれにせよ重婚や戸籍の問題は、重国籍とは直接関係ありません。

>外国帰化者は一般の日本人からみれば外国人なので、一般有権者は外国帰化者に日本旅券を与えることには反対でしょう

「一般の」などと書くから誤解されるのです。外国に帰化した者は「誰が見ても」外国人です。一般有権者は外国籍者に日本旅券を与えることには「反対」どころか、与える義務はなく、所持していれば違法です。

>私は日本人「一般有権者」ですが、この国の国民として暮らしている家族に日本旅券を持たせたくありません

「この国」とはどの国ですか?
>行使は認めていなくても、所有は認めています。

それは積極的に認めているのではなく、消極的に黙認しているだけでしょうね。
そうした反射的な利益に過ぎないものを「認めています」と一括りにするのは、日本語が不自由であるか悪意がある解釈としか思えませんね。

>国民として参政権があるにもかかわらず、どうしてわざわざ外国人として政治活動する人がいるのか、理解できません。

韓国政府に米国の機密情報を渡してスパイ容疑で捕まったコリアン・アメリカンが複数いましたね。韓国の反日活動を支援すべく、アメリカでロビイングやデモを指揮・組織するコリアン・アメリカンが大勢いますね。大統領選の(親中国の)候補者に献金をし続けたチャイニーズ・アメリカンがいましたね。
>それは積極的に認めているのではなく、消極的に黙認しているだけでしょうね

日本では外国籍を選択した場合、日本国籍を抹消しています。その人が再び日本で生活するときは、大変です。

>そうした反射的な利益に過ぎないものを「認めています」と一括りにするのは、日本語が不自由であるか悪意がある解釈としか思えませんね。

「反射的」とは「副次的」の意味でしょうか?
所有を認めているのといないのとでは、ずいぶん違います。

>韓国政府に米国の機密情報を渡してスパイ容疑で捕まったコリアン・アメリカンが複数いましたね。

それは政治活動ではなくスパイ活動。日本語が不自由で悪意があるのはどっちでしょうか。

>大統領選の(親中国の)候補者に献金をし続けたチャイニーズ・アメリカンがいましたね。

それは国民の政治活動であって、外国人としてやっているのではないでしょう。
>血統主義「民族」国家の意味が不明です

「建前上」という言葉を入れたのですが、抜けてました。単民族国家ではありませんが、多民族国家でもありません。

>>米国帰化者が「日本人だ」と主張すると、話がややこしくなります
>その人は米国籍の日本民族で、別にややこしくはありません。

重国籍容認を要望する方たちの中には、「日本人だから日本国民の参政権がある」と主張する外国への日本人帰化者(以下、米国への帰化者は米国帰化者と書きます)もいて、意見が噛み合わず、ややこしくなる、という意味です。米国帰化者でも、旅券更新や出生届提出などを遠慮し、日本国民の権利を使わない人は、国籍喪失届の提出を拒否しても罰せられませんが、喪失届を提出しなければ、本人の同一性が確認できないため、例えば、年金受給できません。米国帰化者が米国籍日本民族で、ややこしくないなら、わざわざややこしくするより、現行法に従ったほうが得だという正しい情報を広め、自主的に制度に従ってもらうほうがよいと思います。

>「整理」とは、どんなことをするのでしょうか。

例えば、トピ主さんがおっしゃっているように、カナダでも入国管理の方法が変わって、カナダ帰化者は日本旅券を更新できなくなっていますね?米国帰化者も、入管法や航空会社の規制で、同様の状況みたいです。これは、テロや国際犯罪を防止するための国際的な傾向なのでしょうが、日本の入国管理も同様です。現在、国籍選択制度の運用について検討中ですが、場合によっては、国籍不明の日系人に一斉に法務大臣の催告が出され、戸籍の記載の整理が行われるでしょう。

重国籍者のメリットは単国籍者のディメリットです。重国籍者が少なく、管理が容易なら、迷惑も少ないでしょうが、多くなれば、外国の国家権力を背景に、集団で国の問題に内政干渉したり、単国籍者の活動を妨害したりする人たちが出てくるでしょう。

>重国籍者が増えると単国籍者にどう迷惑なのか、具体的に説明して下さい。

何が迷惑かというと、例えば、国籍選択を望まない人が国籍選択を支持する人を「ゼノフォビア」と書いて、印象操作することです。海外の日系人会や在外選挙団体などでも、国際的な重国籍の扱いに関する広範な印象操作が行われ、国籍選択を支持する日本人の発言を抑え、除外するので、懸念しています。日本は外国人のものではありません。

単国籍の一般有権者にも文句を言う権利があると思いますが、各党支持者は、個人の選択の自由を守るため、政治家に意見を伝えているでしょうか?

ぐり@二代目さん、

>この「2年間の公民権剥奪」というのはフジモリのペルー国籍が認められていることを示唆する

情報、ありがとうございます。既に判決が出ていたんですね。
もちろん、ペルー国籍は剥奪されていないと思います。剥奪されたという話は聞いていません。しかし、日本旅券で入国したままペルー公民権が剥奪されているなら、ペルー国民としてペルー旅券の発給を受ける権利も凍結され、実質的にはまだ、公式にペルー人として認められていない状態と言えるような気がします。

129 KTさん

>重国籍を認めている国の国籍法に詳しい人にお尋ねしたいのですが、2つの国で被選挙権を行使できる国はあるのでしょうか? 選挙権については、居住年数の条件で制限されているくらいで、A国で選挙権を行使したからといって、ただちにB国の選挙権が制限されることはないように思うのですが、こちらについても理解が間違っていたら教えてください。

私も気になってます。韓国は重国籍者の在外選挙権を禁止する方針ですから、重国籍者の被選挙権は認めないでしょう。インドも、重国籍者の公職権や重複選挙権を禁止しています。米国は、外国に帰化した米国人の重複選挙権は制限せず、米国に帰化した外国人が外国の選挙で投票したことが発覚して米国籍を剥奪された例があるようです。フィリピンは重国籍と在外選挙を同時に認めた時、大いに懸念してました。

在外選挙制度があると、重国籍者は同時に重複して参政権を使うことができるので、問題です。

参考にならないかもしれませんが、こちらに、各国の外国人参政権付与状況の表があります。外国人に参政権を認めている場合は、重国籍者に重複参政権を認めていることになりますが、外国人参政権問題に敏感に反応する割には、重国籍者の国政参政権に鈍感なのが不思議です。
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/document/2008/20080128.pdf

重国籍者の重複参政権について、何かご存知でしたら、教えてください。
>日本では外国籍を選択した場合、日本国籍を抹消しています。その人が再び日本で生活するときは、大変です。

認識上の区別の話をしていたのですから、話の筋をずらさないでくださいね。当局の認識が消極的黙認であるかどうかという話と、個々人が国籍選択の自由を行使して大変かどうかは別次元の話です。

>「反射的」とは「副次的」の意味でしょうか?

似たような意味ではありますが、反射的利益でググってみてください。

>それは政治活動ではなくスパイ活動。

スパイ活動も、立派な「政治活動」の一環だと思いますよ。祖国の政治目的実現のために従事しているわけですから。

>それは国民の政治活動であって、外国人としてやっているのではないでしょう。

米国民の地位を利用して、祖国である中国(共産党)の利益に資するべく、中国(共産党)の贈賄行為に加担したということでしょう。これは、ノーマン・シューの国籍がどうかという次元ではなく、この類の「政治活動」に従事する者が重国籍を維持または獲得するならば、祖国との紐帯は一層深まると考えるのが自然でしょうから例として挙げたまでです。
>145 YYさん

ふと思ったのですが、

>「日本人だから日本国民の参政権がある」と主張する外国への日本人帰化者(以下、米国への帰化者は米国帰化者と書きます)

こういう方々の中には無党派層も相当おられるでしょうし、いわば相当数の浮動票を生産することになりかねません。例えばアメリカでは SGI(Soka Gakkai International)なる公明党の支持母体の一部も大々的に活動しているわけで、日本政治の現状を知らない無党派層に直接的・間接的に投票を働きかけることも可能でしょうし、それを規制する手段すらありませんよね。これは、在外投票権と重国籍にまたがる問題かもしれませんが・・・その意味で、

>外国人参政権問題に敏感に反応する割には、重国籍者の国政参政権に鈍感なのが不思議です。

という認識には同感です。まだそこまで頭が回っていないのではないか、とは思いますが。


>日本旅券で入国したままペルー公民権が剥奪されているなら、ペルー国民としてペルー旅券の発給を受ける権利も凍結され、実質的にはまだ、公式にペルー人として認められていない状態と言えるような気がします。

「2年間の公民権の剥奪」というのは、いわゆる参政権・被参政権の停止に留まるもので、ペルーでの公人としての活動が制約されている状況なのではないか、と勝手に理解していました。その点は、そもそもペルー法における「公民権」の定義・範囲が分からないですし、スペイン語で書かれた判決文を読まないことには何とも言えませんが。

と思ったら、フジモリ裁判を追うブログで下記のような記述がありました。

「In addition to serving six years in prison, the sentence orders Fujimori to pay a civil reparation of 400,000 Peruvian new sols (US$148,000) and bans him from holding a public position for two years. His imprisonment having begun on Sept. 22, 2007, he will complete his jail term on Sept. 23, 2013 and he will not be able hold a public position until two years after that, in September 2015.」
http://fujimoriontrial.org/?p=291
>スパイ活動も、立派な「政治活動」の一環だと思いますよ。祖国の政治目的実現のために従事しているわけですから。

政治活動は国民の権利ですが、スパイ活動は違法行為であり、場合によっては暗殺されます。
CIAとかモサドとかいろんなスパイ組織がありますが、スパイに活動させる際にわざわざ担当国の国籍を取得させているのでしょうか? ゾルゲは重国籍でしたか?

>米国民の地位を利用して

日本では、政治資金規正法が原則として「外国人、外国法人又はその主たる構成員が外国人若しくは外国法人である団体その他の組織から、政治活動に関する寄附を受けてはならない」と定めているので、政治献金は外国人が自由にできるものではなく、国民の参政権の一つです。したがって「米国民の地位を利用して」という表現は誤っているだけでなく、悪意ある印象操作です。

>中国(共産党)の贈賄行為に加担したということでしょう

政治献金が「贈賄行為」だと主張するならば、重国籍に関係なく全て禁止すべきでしょう。カナダでは公的政党助成が導入され、企業・団体献金は原則として禁止されました。

>重国籍を維持または獲得するならば、祖国との紐帯は一層深まると考えるのが自然でしょうから例として挙げたまでです

米国と中国の二重国籍者は必ず中国の利益・米国の不利益を考え、その逆はないと確信しているという解釈でよろしいでしょうか?
米国が重国籍禁止に転換し、ノーマン・シューが米国籍だけになればそのような活動をしなくなるという必然性が、ありません。また自分で「ノーマン・シューの国籍がどうかという次元ではなく」と書いているのは、矛盾ではないでしょうか。
フジモリ氏はペルー旅券の発給を受けていたようです。

日本出国後、メキシコで日本旅券を提示した、チリで小川大使が「フジモリ氏は日本人」と説明した、というニュースを読み、情報不足で勘違いしていました。すみません。

彼は2005年9月13日に在日ペルー大使館でペルー旅券の発給を受けたようです。
http://www.47news.jp/CN/200509/CN2005091401000866.html

メキシコで日本旅券を提示したというニュースはこちら
http://j.peopledaily.com.cn/2005/11/11/jp20051111_55054.html

チリの小川大使の情報はこちら
http://inapon.cocolog-nifty.com/la/2005/11/post_d163.html

こちらに日本出国の時に日本旅券を使ったかどうか、という質問と、答えられないという法務所の情報があります。
http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/press/kaiken/hodokan/hodo0511.html
>149 はーばーくん
>スパイ組織

別にスパイ本人が諜報機関の正規職員である必要も、本国の国民である必要もありません。おまけに現代日本は他国と比較にならないほどのスパイ天国なのでありますが。

>日本では〜政治献金は外国人が自由にできるものではなく、国民の参政権の一つです。
>したがって「米国民の地位を利用して」という表現は誤っているだけでなく、悪意ある印象操作です。

この文章の意味も繋がりも全く分かりません。なんで「したがって」なのでしょうか?(苦笑)

>政治献金が「贈賄行為」だと主張するならば、重国籍に関係なく全て禁止すべきでしょう。

それはごもっともなのですが、外国が関わる場合はより厳格にすべきでしょうね。

>米国と中国の二重国籍者は必ず中国の利益・米国の不利益を考え、その逆はないと確信しているという解釈でよろしいでしょうか?

まあ、二重スパイも有り得るでしょうね。もっとも、必ずしも中国の利益=米国の不利益ということにはならないとは思いますが。

>ノーマン・シューが米国籍だけになればそのような活動をしなくなるという必然性が、ありません。自分で「ノーマン・シューの国籍がどうかという次元ではなく」と書いているのは、矛盾ではないでしょうか。

「必然性」を問題にしているのでも、ゼロサム的なことを申し上げたのでもないことは、私のコメントを再読されればお解りになると思います。要は、(人によっては)国籍に拘らずに諜報活動をするでしょうが、常識的に考えれば、祖国の国籍も保持することで祖国への心理的紐帯も強まり、また祖国との往来も容易になるので仕事もし易くなるでしょうね、という主旨のことを申し上げたまでです。

揚げ足をお取りになりたいのは分かりますが、方向性を再考された方がよろしいかと。
>行使は認めていなくても、所有は認めています。
>おそらく、外国籍を選択しても日本国籍の放棄を求められないことだと思います。つまり、所有の自由です。

「外国籍を選択しても」とは、どのケースですか?
1.外国に帰化しても
2.外国で外国国民として(住民登録して、又はビザを取得せずに)生活しても
3.外国の選択制度(ブラジルなどに規定がある)に従って外国籍を選択しても

>ある国では銃の所持が認められていますが、無制限に使用することはできません。

重国籍の要望と言っても、多様です。
1.戸籍の記載だけを残したい
2.両国の旅券を使いたい
3.両国の参政権を使いたい
4.子供に重国籍を引き継がせたい
5.年金加入権を維持したい
6.(ビザなく)自由に長期滞在する権利を維持したい
7.労働権、自由業の権利などを維持したい
8.(長期滞在していなくても)不動産を売買する権利を維持したい

ハーバーセンターさんのおっしゃる「所有の自由」は、具体的にどの権利の所有ですか?
多くの重国籍容認推進論者は、重複旅券を望みますが、旅券があれば国民の権利が使えます。

銃を持っていれば、使いたくなるのが人情で、米国では子供や未成年による殺人事件が続発していますね。一般人が恐れるのは、そういう、自制の効かない人が増えることです。

そういう問題に対して解決法がなければ、一般有権者の賛同を得ることは難しいと思います。
テロリストの行動を把握できないため、英国で重複旅券に懸念が出ています。

http://www.express.co.uk/posts/view/83904/Loophole-allows-extremists-to-train-overseas 
中に、オーストラリアは重国籍を認めているが、重複旅券は認めていないと書かれています。

http://www.smartraveller.gov.au/tips/dualnat.html
オーストラリア出入国は原則的にオーストラリア旅券で、外国旅券で入国する場合はオーストラリア国籍を持っていることの証明が必要。相手国側に相手国側の旅券で入った場合は、再入国許可(?)が必要みたいで、ややこしそうですね。どのように入国管理しているのでしょう?
オーストラリア周辺も経済格差が大きく、政治的に不安定な地域も多いです。日本も、無制限に重複旅券使用を認めるわけにはいかないので、似たような制度を比較してみればよいでしょう。

フィリピンは重国籍を認めており、エビ養殖詐欺とか脱税目的で偽装日本旅券でフィリピンに逃亡した日本人がいますが、オーストラリアにも近いですね。日本人までが偽装日本旅券を使えば、日本人や日本旅券の信用が落ちるので、迷惑ですねえ、、、、

>国内だろうと国外だろうと、複数の戸籍を持ちたいのでしょう。
>戸籍は姓も名も1つずつしか記載できないようになっているので、複数記載できるようにしたいという要望はあるようです。

重複戸籍で重複旅券を取得し、別人に成りすまして日韓を往来して数十年スリを働いていた韓国人女性が摘発されてましたが、管理が面倒だと思いますよ。
また、すべての名前をすべての国で管理できればいいですが、何度も変更があるかもしれない外国側の名前までいちいち管理できない、というのが行政側の本音だと思います。

>重婚を認める国は、先進国にはありません。

重婚を認めるイスラム教国の男性と結婚した日本人女性も大勢います。これから中東の石油産油国が先進国になるかもしれませんよ。

>「両性」とは夫と妻の「姓」のことでしょうか。戸籍は東アジアにしかないので「そんなことを許す国はない」と言われても困りますし、複数姓を名乗ることはヨーロッパではよくあることですが。

男女「両性」という意味です。出生時に戸籍に登録された性別に違和感を感じる人は、条件が揃えば、戸籍上の性の記載の変更が認められます。性転換手術を受け、戸籍上の性を変更して、公式に婚姻手続きする人もいます。ちなみに西欧型の同性結婚は、同性として結婚するわけですが、戸籍制度がある限り、日本では戸籍上異性とでないと、理論的に結婚は認められません。

>いずれにせよ重婚や戸籍の問題は、重国籍とは直接関係ありません。

結果的には関係大有りです。すべてが戸籍と密接に関連しているから、簡単に認めることは難しいのです。戸籍制度がある限り、日本の法で日本人が重複結婚することはできないし、同性と結婚できないし、戸籍に記載された人を外国人と認めることはできないし、外国人を備考欄以外のところに記載することはできないと思います。

>外国に帰化した者は「誰が見ても」外国人です。一般有権者は外国籍者に日本旅券を与えることには「反対」どころか、与える義務はなく、所持していれば違法です。

外国への帰化者に重国籍を認めることは反対なのですか?ご意見がよく把握できません。
>銃を持っていれば、使いたくなるのが人情で、米国では子供や未成年による殺人事件が続発していますね。

銃の所持は合法でも、殺人は違法です。

>日本人までが偽装日本旅券を使えば、日本人や日本旅券の信用が落ちるので、迷惑ですねえ、、、、

犯罪者のことまで、面倒みきれません。

>重複戸籍で重複旅券を取得し、別人に成りすまして日韓を往来して数十年スリを働いていた韓国人女性が摘発されてましたが、管理が面倒だと思いますよ。

重国籍を認めても、重戸籍や重複旅券を認めることはありえないでしょう。アメリカとカナダの重国籍者がアメリカとカナダの旅券を「所持」するのは問題ないが、カナダの旅券を2枚持てば違法に決まっています。このような違法行為やスリは、重国籍と本質的に関係ありません。

>重婚を認めるイスラム教国の男性と結婚した日本人女性も大勢います。これから中東の石油産油国が先進国になるかもしれませんよ。

イスラム教国側では重婚を認めていて、日本側では認めていません。日本は現在重国籍を原則として認めないでしょうが、それにもかかわらずこの問題はすでに起きているので、重国籍を認めたらどうなるのかという議論とは直接関係ありません。

>戸籍制度がある限り、日本では戸籍上異性とでないと、理論的に結婚は認められません。
>すべてが戸籍と密接に関連しているから、簡単に認めることは難しいのです。戸籍制度がある限り、日本の法で日本人が重複結婚することはできないし、同性と結婚できないし、戸籍に記載された人を外国人と認めることはできないし、外国人を備考欄以外のところに記載することはできないと思います。

戸籍は廃止しても問題ないし、あっても法律次第で同性結婚も可能です。そもそも戸籍は国民の便宜のために存在するのであって、戸籍があるゆえ国民の便宜を図ることはできないというのは、本末転倒でしょう
戸籍はあってもなくても重婚はできません。重婚は違法であるにもかかわらず、日本に妻を持つ男性がカナダに移住し、カナダで別の女性と結婚するのはよくある話です。違法ですが、摘発できません。

>外国への帰化者に重国籍を認めることは反対なのですか?ご意見がよく把握できません

外国への帰化者に日本旅券を与えることは、現状では違法だと述べただけです。
相変わらずズレまくってるなぁ、と思うのは私だけですかねあせあせ

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