ぐりとぐらとぐふコミュの18禁な大人の童話　狼と香辛料

　商人のロレンスと、豊穣を司る狼の化身ホロは今日も旅をしていました

　ところで、ロレンスはまだ25歳です

　何もないわけがありません

　実はまだホロでさえ気づいていないくらいうまいこと、荷馬車の下には昔拾ったプレミア物の平凡パンチ創刊号を隠し持っていて、商品に手を出してはいけないと思いつつも時々お世話になっていました

　また、村では少女を納屋に連れ込んだり、町では情報交換と称して皆で飲んだ後、お風呂屋さんに行ったりもしていたのです

　ところがホロと一緒に旅するようになってからと言うもの、そういったことがまったくできない状況になってしまいました

　ただ、ホロは普段はかわいい少女の姿にある意味萌え萌えの狼の耳と、ふさふさ尻尾が生えていて、それはそれはそそります

　でも、血か小麦という代償を手に入れると本来の巨大な狼の姿に変わることができるので迂闊な事はできません

　しかし、若いロレンスの血はすでに臨界点まで来ていました

　そこで必死で考えた挙句、ホロが酒にそれほど強くないことを利用しようと思いついたのです

　いつものように酒場で情報交換をしながら、何気なくいつもよりホロに多く酒を飲ませることは造作ありませんでした

　はじめは、ホロを眠らせておいた隙に遊びに出ようと思ったロレンスだったのですが、ベッドに寝かせたホロを見ているうちに、つい我慢ができなくなってしまい、初めはほんのちょっとだけ、ホロの胸元を広げて口をつけてみました

　いったんたがが外れると人間と言うのは脆いものです

　一気にホロの服を脱がせると、小麦をとりあえず窓から外に放り出し、噛み付かれないように猿轡をかませました

　これでことの最中に狼に変身される心配はありません

　ただ、人間の姿をしていても身体能力は狼なのでまだ油断は禁物です

　まだ眠っているホロをうつぶせにして、手錠をかけ、足も拘束具をつけました

　
　この用心深さがなければ商人として生きてはいけません

　おそらくあっという間にかもにされた挙句、命まで奪われていたに違いありません
　
　
　また、ロレンスにはある勝算がありました

　ホロもロレンスのことを憎からず思っているという確信です

　そして、所詮何百年も生きて豊穣を司ってきた狼と言えども女であることには違いないと

　そう、やってしまえばこっちのものという強い確信です
　
　
　ところで、耳に関しては正直ネコ耳の大きめなのとそれほど変わった物のわけでもなく、深夜アニメ族であり、秋葉や中野ブロードウェイにも出入りしているロレンスとしてはそれほど目新しいものでもなかったのですが、ふさふさした尻尾にやられてしまいました

　また、リスクを減らすためとはいえ、拘束されたホロの姿に一気にロレンスの血は逆流してしまいました

　そこで、まずは溜まったものをバックから攻めようと思ったのです

　まず全身に愛撫をしている途中でホロが気がつきました

　「ロレンス！！？？」

　「あっちは・・・あっちは・・・あぅ・・・くっ」

　まだ酔いが醒めきっていないホロはロレンスのテクに翻弄されまくりです

　すでにあ○こも・・・

　
　やっと体中拘束され身動きできないようにされていることに気づいたホロは、「あっちはこんなのは嫌じゃ」「外してくりゃんせ」と頼みましたが、物にするまでは油断は禁物だと商人のゴーストが囁きます

　
　そして、尻尾に隠された部分を執拗に舐め、愛撫を続けるロレンス・・・

　ホロのまだ半分酔った頭は混乱しています

　ロレンスに愛されようとしている喜びと、なぜこのように動けなくされなければいけないのかがわかりません

　でも、そのようなホロの混乱し、なおかつ自分でも認めたくないほど敏感になっている体はすでにロレンスを求めていました

　自分でも意識しないうちに口から出る言葉はロレンスの名前だけです

　そして、まず背後から尻尾越しにホロの体を抱きしめながら貫きました

　狼の体は人間とは比べ物にならないくらいの筋肉の塊です

　ホロはものすごく締め付け、ロレンスはあっという間に果てました

　そして、ホロの顔を見ると・・・涙が・・・


　ロレンスはハッとしました

　そして、自分の安全を思うばかりにホロを拘束したことを後悔しました

　まずホロの猿轡を取ると、「このような事せぬでも、ぬしを食ったりはせぬぞえ？」「こんなのは嫌じゃ・・・優しくしてくりゃんしょ・・・」

　ホロは村人から忘れられ、敬われなくなっても何百年も前の商人との約束を守って村の豊穣を司ってきたのです

　そして、北のドイツの森に帰ってももう知った顔はいないのではないかという悪夢に脅かされ、愛を求めていたのでした



　さっきも言いましたが、ロレンスはまだ25です

　回復力は高校生並みとはいいませんが、溜まってます

　それからホロとロレンスは正上位で果て、朝まで幸せな眠りにつきました

　
　明日からまた、二人の旅は続きます

　ちなみに、平凡パンチはその後ホロが目を放した隙にブックオフへ持って行き、高値で売れました


おしまい