ステイプル・シンガースは「Respect Yourself」「I'll Take You There」「If You're Ready」などの70年代スタックスの曲で知られているが、彼らのレコーディングキャリアは50年代のヴィージェー、リバーサイドに遡ることが出来る。五枚目の録音「The 25th Day Of December」は「ステイプル・シンガースの60年代最高の録音」とAll Music Guideに評されている。この名盤が長い廃盤の年月を経て今年のクリスマスに向けて、リバーサイド/コンコルドから再リリースされた。
「Joy To The World」「Silent Night」「Go Tell It on the Mountain」など12曲を収録。トーマス・ドーシー牧師の「The Savior Is Born」もカバーしている。伝統ゴスペルの「The Virgin Mary Had One Son」「Wasn't That a Mighty Day」「Last Month of the Year」、そしてパップス・ステイプルスのオリジナル「There Was a Star」。プロデュースはリバーサイドの創立者の一人、オリン・キープニュース(セロニアス・モンクなどのジャズ巨匠プロデュースで有名)。ステープルスのハーモニーの純粋さと高揚の頂点に達した作品。