Guys & Dolls では、何と言ってもIF I WERE A BELLが有名。フランク・レッサーが作詞・作曲している。ミディアム・テンポで軽快にスイングするナンバーで、ヴァイブラフォンにぴったりな曲だと思う。マイルス・デイビス『リラクシン』やキース・ジャレット『アップ・フォー・イット』等でも聴ける。
さてエディ・コスタだが『Guys & Dolls』では本業のヴァイブだけに専念していて、ピアノはビル・エバンスだ。何となく、ビル・エバンスの方が役者が上のような先入観を持って聴くのでどうしてもエディ・コスタがかすんでしまう。 5.I'VE NEVER BEEN IN LOVE BIFOREのバラードはビル・エバンスもコスタも最高に素晴らしく、このアルバムでは一番好きな演奏です。ミルト・ジャクソンやゲーリー・バートンとはひと味違ったヴァイブの響きを楽しめる。ドラムがポール・モチアンという所も後年のビル・エバンス・トリオの顔合わせで興味を引く。