米国、南NJ州クリスチャン教会コミュのヨセフの生涯。

ヨセフの生涯。
創世記、37章。

ヨセフの生涯の特徴は、第一に、彼がアブラハム、イサク、ヤコブと受け継がれて来た長子の権利を受け継いだということと、その契約がエジプトという異教社会で実現して行ったということです。イスラエルのエジプトでの寄留、400年後の出エジプトは、すでにアブラハムに預言されていました。ヨセフがエジプトに売り飛ばされたのも、そこで支配者となったのも、初めからの計画実現のための摂理のみわざでありました。

ヨセフの故にヤコブとその子孫が救われたことから考えますと、ヨセフはイスラエルの民に先立って苦しみ、イスラエルの民に救いをもたらした器と見ることができます。ヨセフによって救われて異教の地エジプトに住むようになったイスラエルの子孫は、エジプトの地で一つの民族として形成されて行きます。つまり、ヨセフによって神の民の形成の機会が与えられたということです。

ヨセフを通して異教の地エジプトにおいて主の御名が伝えられ。主の栄光が現されたことを見る時に、ヨセフは宣教者、信仰の証人として用いられたと言うことができます。ヨセフは、神が必ずイスラエル民族を約束の地に上がらせて下さることを信じていました。彼の生涯は、約束の地への希望を与える生涯であったと言うことができます。このように彼の生涯は、救いと教会形成、宣教と永遠の命の希望、というテーマによって貫かれた生涯でありました。

キリストに支配していただくならば、私たちはどんな問題にでも対処できるようになるのです。パウロは＜私は、私のうちに内的な力を注ぎ込んでくださるお方を通して、どんなことでもすることができ、どんなことにも耐えることができるのです。すなわち、私はキリストの豊かさのうちにあって満ち足りているのです。＞　アーメン。