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" d.a.h " & " F.L.L "コミュの[ F.L.L ] 自己流レザークラフト工程 / 第4回 『革の断裁とコバ・トコ処理』

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【革の断裁】

さて、断裁である。

本当の革職人ともなれば、革包丁10年と言われるほど断裁は難しいとされる訳だけども、素人の趣味としてやる分には普通のカッターで充分じゃないかなと思う訳ですよ。

普通サイズが一つあれば事足りるのですが、革の厚さや切り出しの線によって大き目のものや、丸刃のもの、デザインナイフ等もあれば便利だとは思います。

断裁に際しての注意事項は『断面を真っ直ぐに』というただ一点のみ。

断面が斜めになってしまうと、革を合わせた時等に泣く事になります。まあそれも紙ヤスリとかで誤魔化しはきくんだけども。

経験則からのコツとして、『一度で切ろうと思わない』方が上手く切れる気がします。特に革が薄かったり柔らかかったりする場合、力が入ると革自体が寄れたり伸びたりしちゃうので、断裁面を垂直にする事だけ気をつけ、ひたすらなぞる様に切るのが良かろうと。

直線は金定規、曲線は雲形定規等を使えば綺麗に断裁出来ます。ちなみに俺は、角が直角になるのが嫌で、10円玉を当てて定規代わりにしたりしてますね。

薄い革なら、これですぐコバ(断裁面)処理に入っても問題無いんですが、2mm以上位になると、『ヘリ落とし』をした方が良いと思います。

これは革を切った吟面(革の表の面)と断裁面が直角過ぎて引っ掛けてしまう為、角を削り取て滑らかにしようというものです。

専用のヘリ落としで落とすか、地道にヤスリを掛けるか・・・・・・ヘリ落としのが断然楽ですけどねwww

但し、このヘリ落としは、革を貼り合わせるパーツだった場合は、貼り合わせのズレをヤスリ等で削って合わせるので、貼り合わせた後にやった方が良いでしょう。

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【トコ・コバ処理】

断裁が終わったら、トコ(革の裏面)とコバの処理である。

革のトコというのは、そのままのだと状態によってはとても毛羽立っていて、縫う時や貼り合わせの際にとても邪魔になります。

この毛羽立ちを抑える為、『CMC』、『トコノール』等の処理剤を塗る事になります。

数個試しましたが、『トコノール』が一番使い勝手も効果も高いように感じます(札幌だとます美屋で扱ってます)。『CMC』は下準備がかかるし、『トコカラー』は毛羽立ちの抑え効果が弱い気がしますんでね。

やり方は、要らない雑誌やコピー用紙(新聞は革にインクが付く場合があります)の上に断裁した革を並べ、トコノールをひたすら塗り込むだけw

面積が広いなら、ガラス板で一気にやればスムーズですね。自分は市販のプラスチックのヘラでチマチマやってますが。

で、出来る箇所はコバも同時にやると早いですね。まあこれもさっき言ったように、張り合わせる場合などは後回しで大丈夫です。

トコはガーっと大胆にやっても結構大丈夫なんですが、コバは思ったように行かない場合は数回重ね塗りしてみると上手く行く事が多いです。

また、コバに光沢を持たせたい場合はアクリル系、ラッカー系の処理剤を塗るのも一つ手です。俺も『イリス』を持ってますが、結構テカりますね。他に珍しいやり方だと木工用ボンドにラッカーを適度に混ぜて使ってる人も要るようです。

コバに色を入れたい場合は『トコカラー』等を筆で塗ってから『イリス』を重ね塗りすると綺麗に仕上がりますが、意外にマジックや墨汁とかでも上手く行きますw(実験済)但し、色落ちしないような染料をチョイスする事に注意して下さい。



断裁して革のパーツが揃ったらいよいよ縫い始めですよ!

次回は『縫い』についてです。

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