SOCRATES DRANK THE CONIUM/Same Title/'71 SOCRATES DRANK THE CONIUM/Taste Of Conium/'72 SOCRATES DRANK THE CONIUM/On The Wings/'73
ギリシャのハードロックはやはりこの3枚でしょうね。 ここまでは彼らのハードロックバンドとしてのピーク! On The Wingsはアメリカでも発売されバンド名もSOCRATESと短縮されているが、本国ではバンド名に変化は無くアルバムは見開きジャケットでデザインも表と裏が逆になっている。
やはり特出すべきはOn The Wingで、地中海音階を旨くハードロックのリフに転化させ、ツインリードで攻めまくる。単純に3度や5度のハーモニーで弾くのではなくて、別々のメロディラインが複雑に絡んでくるスタイルは現在でも新鮮! 日本ではやたらバンゲリスが参加した次作を評価しているが首を傾げざるを得ない。誰がなんと言っても彼らの最高傑作はこのアルバムだ!!!!!
Axis/same(1972)
ギリシャではたぶんSOCRATESと並ぶメジャーバンドと思われるこのバンドも活動場所はフランスだったようで、オリジナル盤はフランス盤がほとんどと思います。どのアルバムもサイケだかジャズロックだかわからない曲が多いですが、ときたまスカッとする攻撃的なハードロックが飛び出します。このアルバムではB-4の「Bad Times Go」がそれで、SOCRATESの「On The Wings」のA-1に匹敵するのではと思っています。このバンドのアルバムを4枚持っています。1枚はこれ、あと3枚は、草むらに飛行機の胴体のジャケのもの、メルヘンチックなイラストのもの、オランダ盤の緑色のメンバー写真のもの。4枚の順番とか関係がよくわかりませんので、知っている方は教えてください。
で、今日は今年出された編集盤を紹介
V.A./Swirling Echoes−Obscure Greek Bands From The 70’s
1973-1978年の間録音されていたギリシャのサイケバンドを収録したコンピレーション。殆どがヘビーで混沌としたサウンドだが、付属の7インチに収録されているシングルのKASTRESの2曲が素晴らしい。ギタートリオの編成でソクラテスの3rdをさらにハードにしたような感じで素晴らしい。アルバムが出せなかったのが非常に惜しい。シングルでの短い収録時間ではなくアルバムでの長尺の曲は是非聴いてみたかったところだ。
APHRODITE'S CHILD/End Of The World/'68
本国よりもフランスに渡って大活躍していたグループですが、この1stはビートからサイケへの過渡期と申しましょうか、かなり攻撃的な音をしています。実はシングルのB面にカッコイイハードロックがあるのですが、まだ手に入れてないので手に入ったら紹介します。