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サビアン占星術コミュのサビアンアストロロジー・トークライブのお知らせ

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こんばんは。
以前に「サビじょん」というサビアン占星術を基にした
サイトを作成した北原です。

今日は、サビアンアストロロジーのトークライブのお知らせに来ました。

すずきふみよし+北原サビアン『サビアンアストロロジー・トークライブ』
生年月日が3日違いの牡牛の占星術家2名による濃厚なサビアン解説。
詳細はこちら→ http://astromarketing.jp/muscat1b/


以下、講座のテキストの一部を抜粋したものを転記します。

               ☆

サビアン占星術は、神秘思想家のマーク・エドモンド・ジョーンズと透視能力者のエルシー・ウィーラーとが1925年に行ったコラボレーションによって生まれた。
 ホロスコープで示される、黄道360度の「1度1度それぞれについて」いったいどのような意味があるのだろうか。2人はそれを見出す〈実験〉を行った。

 その際に、エルシーが示した「言葉」これがいわゆる「サビアンシンボル」である。
とても詩的で啓示的な言葉だ。

 〈実験〉の結果として得られたことは、牡羊からはじまり魚に終わる12のサインの流れが、人間の一生涯を示しているのだということ。
 そして、黄道360度の流れのなかで、1度1度がそれぞれ示しているものは、
 「人間が誕生から死にいたるまでに、その都度その都度いろいろな心の動きがあって、それを〈点〉としてとらえた場合には、この度数ではこういう意味をもっている」
ということである。

 この〈実験〉結果を、西洋占星術家のデイン・ルディアという人が体系化し、人間の一生涯の心の動き、言わば成長過程の歴史物語としてまとめ上げた。
 360のエピソードから成る壮大なビルドゥングスロマンをひもとくかのように、1度ずつ一話ずつ、物語を追ってみて欲しい。

 人間は、生まれてから死ぬまで、この360のエピソードのなかの、限られた一部分しか体験することができない。
 それでも、生まれたときの太陽の位置がある特定の度数で、そこからたとえば70年生きたとして、その間の年月については、確実にその人の心の動きや成長の過程が読めるはずである。

 出生時の太陽の度数が示すものはなんなのか。そこから、生きて、年を重ねていくうえで、どのような変化があったのか。あるいは、これからありうるのか。
流れを把握することに心を砕いて欲しい。

3★サビアン占星術の発展

☆チャルベルのシンボル
 ジョーンズとエルシーによるコラボレーション以前に、黄道360度の1度ずつに固有の意味を見い出そうという発想は、すでに存在していた。

 360度分割の発端は、チャルベル(Charubel, A.K.A.John Thomas 1826.11.09-1908)という、イギリス・ウェールズの神秘思想家である。彼は19世紀末に360度の各度数に吉凶があるのではないかとかんがえ、いろいろと研究の結果、360度の吉凶表をつくってみたのである。

 しかしその後、各度数にはあまり吉凶はないのではないかとかんがえ直して、もっとニュートラルなシンボリズムに書きあらためた。これが現在チャルベルのシンボルとして知られるものである。彼はこの新バージョンにも不満があり、再改訂をかんがえていたが、それを実現する前に亡くなってしまった。

 チャルベルのこの試みに注目したのが、同じくイギリスの占星術家アラン・レオである。彼はチャルベルの成果を自身の編纂した占星学教科書の中で紹介した。このおかげでチャルベルの努力は埋没を免れたのであった。 

☆サビアンの誕生
 このレオの教科書を読んで360度分割に興味をもったのがジョーンズであった。
 彼はこのシンボルは再調査の必要があるとかんがえ、たまたまエルシー・ウィーラーという優秀なチャネラーを知っていたので、1925年のある日、彼女を自動車でサンディエゴの公園に連れて行き、外部からの邪魔が入らない静寂な環境の中で360度ひとつひとつの度数について霊視をさせた。エルシーは強度の関節炎を患っており、ほとんど身体を動かせない状態であったため、この試みは車の中で行われた。

 この際にとられた方法がジョーンズの著書に記されている。あらかじめ360度の度数を書いた紙を用意しておき、この紙の裏側の〈真っ白な面〉を〈ランダムに〉エルシーに見せて、そこでなにが見えたかを言ってもらい、急いでその紙に書き留めるという作業をしていったのである。

 ジョーンズはここで得られたシンボルをチャルベルのシンボルと比較してみたところ、とくに矛盾していないという結論に達した。また霊視はランダムな順序でおこなったにも関わらず、本来の順序に並べるときれいなストーリーもできていたのである。
 そこで彼はこれは実践的に使えると判断し、友人や弟子たちとともにこのシンボルの研究をはじめることになる。「サビアン(sabian)」という名前はこの研究グループの名前であり、古代のメソポタミアの神話に由来するものである。

☆ルディアの参加
 音楽家兼占星術家として20世紀の占星術の旗手のひとりであったルディアは1930年ごろにこのサビアン研究会に興味をもち、ジョーンズと文通するうちに意気投合し、ジョーンズに「自分の後継者だ」と言わせるまでにいたる。

 そしては自分の独自の解釈を加えた新しいシンボルの体系を発表することになる。これは音楽家らしく詩的で美しいものとして、今日なおファンが多い。

 しかし当時ルディアの以外にも何人もこのような「改訂版サビアン」をつくった人物がおり、ジョーンズは「元のシンボル」も残しておく必要があるとかんがえ、1956年になってから初めて自身のオリジナルのサビアンの体系を出版する運びとなったのである。

☆日本への紹介
 日本に初めてサビアンを紹介したのは直居あきらとされている。ルディアに直接師事し、現在は言わば〈直伝〉のスタイルを標榜して、その普及活動を行っている。
 また松村潔の『神秘のサビアン占星術(1991)』で広く一般にも知られるようになった。同書にも記されているように、松村氏は直居氏と情報交換をしながら独自の研究を続けた結果、同書を著すにいたっている。
 直居氏と松村氏、両者が日本におけるサビアン占星術研究の二大巨頭であり、その功績が甚大であることは言うまでもない。

☆3種類あるサビアンシンボル
 現在サビアンシンボルと呼ばれるものは3種類の異なるバージョンが世に出まわっている。
 これはなぜかというと、ジョーンズによる著作とルディアによる著作(2作)における記載の違いに起因している。
 それぞれを列挙すると
 (1)Marc Edmund Jones ”Sabian Symbols in Astrology”1956, Aurora Press
 (2)Dane Rudhyar ”The Astrology of Personality”1936, Aurora Press
 (3)Dane Rudhyar ”An Astrological Mandala”1973, Vintage Books(Random house)
この3作である。

 なお、先述のとおり、ジョーンズとエルシーとのコラボレーションは1925年のことであり、これまた先述のとおり、もろもろの過程を踏まえて1956年にようやくその結果は発表された。
 ルディアによるものが2作ある。1936年版はルディアがジョーンズの研究に興味をもってまもなくに発表されたものだ。こちらのほうが実は、ジョーンズ版よりも先に世に出ているというわけである。そしてこれについてルディア自身が改訂を加えたものが1973年版である。

 今日、日本で主流となっているサビアンシンボルは、松村氏の著作『決定版!!サビアン占星術』にある詩文の訳出である。そしてその底本となっているものは上記(1)のジョーンズ版だ。

 さて、実際に3作における各々のサビアンシンボルを見比べてみよう。たとえば牡羊18度は
 (1)空のハンモック
  An empty hammock. KEYWORD Rumination
 (2)空のハンモックが可愛い2本の木の間で揺れている
  An empty hammock hangs between two lovely trees.
 (3)2本の木の間に張られた空のハンモック
  An empty hammock stretched between two trees.
このように違っている。

 大筋において、3種類にそれほど大きな違いはない。特徴的なのは、ジョーンズ版が1つのサビアンシンボルについてそれぞれ端的なキーワードを与えている点だろう。
 しかし、ルディアも(3)の”An Astrological Mandala”のなかでは、そのサビアンシンボル読解にあたっての「キーノート」を付記している。

 ところがルディアが付記したこれが、難解で晦渋きわまりなく、理解しづらい場合が多分にある。サビアンシンボルの詩文からなにを読みとるかというとき、いったいどれがいちばん「わかりやすく」「腑に落ちる」のだろうか。

 今回のトークライブのシリーズでは、これら3種類の違いについても随所で触れながら、読解の作業において、最も適切なあり方はどういうものなのかを提示していきたい。

 サビアン占星術の〈本当の底本〉とはジョーンズ版だと見なすべきなのかも知れない。しかしそればかりにこだわっていては、人間の一生涯の心の動き、〈成長過程の歴史物語〉としてこの360度の流れを読み抜く際には、大きな支障が生じるだろう。

 解釈は多様であってしかるべきだ。しかしそこには体系を保持しながらの解釈が求められるはずである。
 しかし、原典を揺るがすような解釈があっても、それはそれでとてもおもしろいだろう。

 底本や原典にあたりながらも、それをドグマとしないこと。
 新たなる解釈を加えることによって、先人が構築したサビアン占星術という知の体系を活性化し、今日的な展開を示すこと。
 それが今回のトークライブシリーズでやっていきたいことである。

 先人に敬意を払いつつ、新たなる占星術のために。
 占星術を学び、伝えていきたい人たちのために。

            ☆

コメント(4)

cuminさん、ありがとう!
2001年当時、無料で360枚のイラストが付いているサイトは「サビじょん」だけでした。
いろいろな偶然と、たくさんの人の手助けを経て生まれたサイトでした。
覚えていて下さって光栄です。
今はツイッターで、たまにサビアンのこともつぶやいていますので、良かったら。↓

https://twitter.com/#!/k_savian
またまたお邪魔してすみませんあせあせ
サビアンアストロロジー・トークライブの打ち合わせ風景をYouTubeにUPしました。
あくまで打ち合わせなのでずさんな所がたくさんありますが、
どんな雰囲気かご笑覧頂ければ…。

http://www.youtube.com/watch?v=_FwHSu48qgM&feature=channel&list=UL
こんばんは。お邪魔します。
牡羊座1度〜5度の講座の様子をYoutubeにUPしました。
ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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