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第七宙新館コミュの8月に読んだ本

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 だらだらと暑い夏が続いております。
 そんな中で読んだ本、行きまっす。

コメント(21)

「おおいぬ荘の人々」1 菅野彰&月夜野亮(+南野ましろ) ディアプラス文庫
 
 「いつか王子様が」の文庫版。2日読了。
 ノベルズとはすこぉし変わっています。全取っ替えはイラストとミニマンガ。
 札幌でふらふらと入ったまんだらけで発見、文庫版は読んでなかった!多分?‥‥105円だし‥‥とついつい購入。旅行中および帰路の寝台のナイトキャップでした。
 もちろん、変わったところを探して喜ぶわけです。やらないでと言われたらやりたくなるのが人情〜。と、あとがきにうまくのせられたわたしでした。
「人生激場」 三浦しをん 新潮文庫
 
 直木賞受賞作家の軽妙エッセイ集。
 面白おかしく2日に読了。
 オタク風味全開。笑えます。
「一日江戸人」杉浦日向子 新潮文庫

 イラストたっぷり実用的な江戸ガイド。3日?読了
 分かりやすくためになる(酒の肴の作り方とか、使えます。多分)おもしろ本。ゆったり生きている風なところに浸らせていただきました。
「号泣する準備はできていた」 江國香織 新潮文庫
 
 終わった恋を物語る話を集めた短編集。3日読了。
 上手な物語を読んだなぁってのが感想。でも、ごめん、わたし向きではなかった。何も思い出せない‥‥。
「メモリー」上下巻 ロイス・マクマスター・ビジョルド 小木曽絢子訳
 
 出たら買う作家の一人ビジョルド(その割にはフルネームあやふやだったりする)のヴォルコシガンシリーズ新刊。8日読了。
 舞台は遠未来。ちょいと封建的な世界のバラヤー帝国の貴族の息子マイルズ・ヴォルコシガンが主人公。胎児期に毒ガスの攻撃を受けて身体的ハンデを負いながら帝国軍中尉(兼、傭兵隊提督←こっちは秘密)として活躍、成長する物語。
 前回死にかけたマイルズが後遺症により軍務を外されて鬱々としるうちに従兄弟である青年皇帝の婚約問題や元上司である機密保安庁長官の健康問題が起き、巻き込まれるどころか自ら介入していく話。これはこうなるでしょう、と思った通りに話が進んでワクワク感は少なかったかなぁ。
 エピソードは盛りだくさんでたるさは無く、面白く読めたんだけれど。
「800」 川島誠 角川文庫

 テキ屋のお坊ちゃんでガタイも性格もイイ中沢。いいとこのお坊ちゃんで頭も性格もイイ広瀬。正反対のようでいて自分の実力には自信たっぷりな800mランナー二人が交互に一人称で語る日常と恋とレース。10日読了。
 映画は以前TVで見ました。さらっと流し見だったかな。
 ちょいワル(笑)な中沢は恋もレースもがむしゃらで、斜にかまえながら率直な語り。屈折しまくった広瀬は計算高いようで投げやりな語り。二つの視点ですすめられる物語が楽しかったです。
「セカンドショット」 川島誠 角川文庫

 初期の作品が多めかなの短編集。11日読了。
 世の中と折り合いがつけられない年頃の男の子たちの鬱屈と発散。やりきれない思いがあるようでいて暗くないのは打たれてばかりじゃないから。
 あ!中に1本SFっぽい話もあります!(笑)。でもシチュエーションだけで匂いはちがう気がする。
「日本という国」 小熊英二 理論社YA新書

 中学生以上すべての人のと謳われている「よりみちパン!セ」シリーズの1冊。
 近代日本の成り立ちと戦後日本をわかりやす〜く説いた本。11日読了。
 面白かったです〜。学問についての記述はほんと爽快。これからどうすればいいんだろう?の答えは書いてないけれど、それはこれからの人の問題だからね〜。
 知っておいた方が良いことが率直に書かれています(←ちょい狡大人な意見)。
「もういちど走りだそう」 川島誠 角川文庫

 元400mハードルでインハイ3位の選手、現在勝ち組歯科医師の主人公が、妻の文学新人賞受賞により揺らぐ話。11日読了。
 歯医者かよ!とは思いましたがすっきり読めました。中年の婚外を含む恋愛の話なのに読みやすいのは語りたがり男の一人称、たまに蘊蓄付きという世界だからかなぁ。情緒とか抒情とかに訴えないからかな。  
「特攻とは何か」 森史朗 文春新書

 命じた側を中心にした特別攻撃隊の成り立ちと終末。14日読了。
 結構厚めの新書で手強かったです。
 「命じた側」と書いたけど、特攻が志願兵だけではなく、志願させられた兵だけですらなく命じられたものだったという事実が書かれています。しかも命じる側の気持ちがわからなくもなく。
 いっぱいの人名に見慣れぬ単語だらけで読みやすくはなかったけど、読ませられました。物語量はページ数を超えているカンジ。いや、歴史モノだから抜き出されたモノであって膨大な事実がその影にあるわけで。
 日本の国民性ってのがあるとして、それはたいして変わっていないようなヤな感じしながら読み終えました。
 ‥‥これは感想ではないな。
 
「ロッカーズ」 川島誠 角川文庫

 ぼくが彼にあったのは14歳の時だった。そして惹きつけられ、追いついて彼のバンドの一員になった。
 ロックバンドNEXUSの成り立ちと成功、崩壊までが、僕、リンの語りで物語られる。
 おもしろ〜〜〜いと夢中で読みました。マンガ読んでるみたい〜(←誉めているつもり)。ラストは、イマイチのような、十二分のような、ちと余韻があってよかったです。
 えと、もしかしたら次回もちっと書きます。そんくらい萌えです。
 
「同時代も歴史である 一九七九年問題」 坪内祐三 文春新書

 イラン革命、ソビエトのアフガニスタン侵攻のあったこの年はじつは歴史のおおきな転換点であった。21日読了
 ごめんなさい。。一読して何言いたいか分かりませんでした。基礎教養がなさしぎるわ、わたし(--;
「照柿」上下巻 高村薫 講談社文庫

 警視庁の合田刑事シリーズ第2弾、12年目の待望の文庫化!22日読了。
 あらすじが書きにくい。合田が追うホステス殺人事件と合田の幼なじみ野田達夫の日常(とその歪み)とが一部重なりながらそれぞれに進められていく。
 前作「マークスの山」はもっとシンプルで犯罪も分かりやすかったけど、今度のはちとわかりにくい。現代の『罪と罰』だそうでちょっと期待とは違っていた気がして、前作「マークスの山」の文庫版とハードカバー版とを流し読み。他にもっと別な期待を埋めてくれる本たちまであさってしまいました。
 いやでも、今日(24日)になったらやっぱり高村薫で合田シリーズだと落ち着きました。長かったよ、文庫落ち待つのが‥‥。とりあえず、ハードカバーもブックオフ等で入手して読んでみましょう。そのあと「レディ・ジョーカー」は文庫待たずに読んでしまいましょうかね‥‥。
 ああ、それにしても高村薫は凄い。ハードカバーと文庫と改稿するんだから‥‥。タフ‥‥。
 ちなみにわたしは「わが手に拳銃を」は文庫版(「李歐」)よりすき。「マークスの山」はハードカバーより文庫版が好き。さて、「マークスの山」はどっちが好みかな?それを比べるのも楽しみ〜
「グロテスクな教養」 高田里え子(えの字がでない‥‥) ちくま新書

 教養とは何か?何時の、誰にとっての、で変わる『教養』についてのシニカルな考察。28日読了

 だらだらと結構楽しく読みました。で、あとがきよんでヤラレタ。『一冊くらいは読んで「いや〜な気持ち」になるような新書があってもいいでしょう』の一節が‥‥。いやん(笑)。いやな気持ちになれなかったわたしは教養無しのお墨付きを得ちゃったってことね。ま、しょうがない。
 斉藤美奈子はこれ読んでいや〜な気持ちになったかしら(←彼女の著作についても言及されている)とか、あ〜、庄司薫はそうか〜とかのレベルはついていけましたがニューアカとかぜんぜんダメなわたしでした。が、坪内祐三より読みやすく楽しめました。多分、著者の皮肉っぽい書き方とか女性であることの視点がツボだったかなぁ。
「SF魂」 小松左京 新潮新書
 
 小松氏の半生記。多種多様なアカデミックな活躍が書かれています。29日読了。
 最後の一文がかっこいい〜〜〜。
 やっぱSF好きでよかったよ、と思ってしまいました。
「若者殺しの時代」 堀井憲一郎 講談社現代新書

 1980年代に日本の(若者にとっての)おおきな転換点があった。現在、若者であることは損である。
 以上を大衆の興味の向きから検証しようとした本(多分)。29日読了。
 面白おかしくささっと読み終わり、読後ちょっとヤナ感じになりました。わたしに丁度良いレベル〜(^^;
 週刊誌の連載から抜き出して再構成して作った本とのことで、ネタ自体はほんっと面白いものばかりだけど終始一貫していないところが読後感を悪くしているかと。第1章で人の生き方は騙されるか騙すかの2種しかないと言い切って、終章で逃げろと締めているのはどうにも気持ちワルイよ‥‥。
 
「若者殺しの時代」 追記

 ↑の感想が、結構キツイかなと思って追記。
 読んでいてそうそう!と納得するところは多かったし、なによりホント面白かったです。そこ強調。
 ただ、面白くて口当たりが良いからこそ胡散臭いと思ってしまうわたしなワケで↑な感想になっております。
「照柿」 高村薫 講談社

 ブックオフで見つけました。50%オフ(^^;で入手。
 どうにも文庫版が不完全燃焼だったのですが、ハードカバー読んで納得。
 わたしがあるはずだというかあって欲しいと思ったシーンが結構ありましたね。にやにやしながらささっと読んでしまいました。
 楽しかった〜。やっぱ先にこっちを読んでおくべきだったかなぁ。「マークスの山」では文庫→ハードカバーで読んで、楽しかったからと思ったけど、今回はダメでした。今度はレディジョーカーをさがしてハードカバーを先に読むことを決意。
 
「使えるレファ本150選」 日垣隆 ちくま新書

 ネット時代の必需品、プロの使用にも耐えうるレファ本の紹介、だそうです。31日読了。
 こんな本あるんだ。面白そう、読んでみたい。と思わされる本がいっぱい紹介されています。無防備に転がっている意地が悪い文章につっかえながらもさくさくと読みました。
 本を読むということは、他の人に無知だと思われない、教養がないと思われないために必要なことである、他人にこの本読んだ、これは知っているよというために本を読むという人向け本でした。
すごい、#7さん油断してる間にいっぱい読んでる。
いっぱい書いてる。
高村薫、図書館で手にとっては読みにくそうだな〜と
また棚に戻すの繰り返しです。
でも、ハマっている人多いよね。

って、こんなコメントをつけてもよかったですかね。
 コメントども。

 ふっふっふ、読んでたでしょう〜。8月はなんか読めました。
 高村薫は、厚いですよね、だいたい。
 図書館なら「わが手に拳銃を」あるかなぁ。あの厚み&内容は如何でしょうか?謎の異国の美青年と日本人の青年の話。で、お気に召したなら今度は五條瑛に飛んで頂けるとそれはそれでまた(私が)嬉しい。
 どっちも結構妄想系女子に人気です(^^;
 いや!そうでない人にも人気だけれども!!(^^;

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