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日本国憲法コミュの前文

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 自民党中川幹事長によると、今年の憲法記念日までに国民投票法案を通過させるそうなので、そろそろ「日本国憲法」そのものについて、みんなでワイガヤしてみたいなと思いました。
 
 現行憲法の生い立ち云々も無視するわけにはいかないと思いますが、いかんせん半世紀以上が経てしまった現在、生い立ち云々よりも「いまここにある」憲法について改めて考えてみたいと思います。

 まずは順番どおりに「前文」から。

 「前文」については、国家としての理念・目標を示したものと考えることにより、現在の日本がこの「前文」と異なる状況にあることは、そんなに大きな問題ではないと考えます。
 問題かなと思えるのは、前文と異なる状況であることを当然のこととして(ある意味当然のことですが。)、前文に示される理念に向けた、国としての方向性・ビジョンを明示しないことです。

 みなさん、「前文」についてどうお考えですか?

コメント(29)

前文

 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
直すとすれば、歴史的仮名遣いくらいですかね。
あとは、「決意する」「自覚する」「思う」「信ずる」などの主観的なモダリティを含む表現を、断定的な表現に言い換えたほうがいいとは思います。
あと、敢えて直すとすれば、以下のような文章としての欠陥

「これは人類普遍の原理」…歴史的事実と異なる価値観。

「人間相互の関係を支配する崇高な理想」…?

「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」
…「崇高な理想」が指すものは上記の意味不明なフレーズ。「目的」が指すものは上に述べられていない。
「前文に示される理念に向けた、国としての方向性・ビジョンを明示しない」どころか、逆走してるのが現実だと思います。最近では防衛省の成立ですね。与党の改憲案を見ても前文の精神は粉砕されています。

私が特に重要だと思うのは第2段の
「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」
という、いわゆる「平和的生存権」の部分です。

「平和的生存権」の源は、WW?の反省と核兵器時代への対抗策にあります。前文は古臭いどころか、悲しいことに現在でも非常に意味のある未来の方向を指し示していると思います。日本の核武装が議論される今だからこそ、あらためてそれを含めた前文の理念を問い直していかなくてはならんと思います。
 防衛省の成立に関しては賛否両論様々ですが、前文の理念に対し、我国周辺の状況がその理念に全くそぐわない程悪くなってしまったことは、紛れも無い事実でしょう。
 38度線を挟み休戦状態にあった日本の2つの隣国に対して、戦争状態を解消させるためのアクションを起こしてこなかったツケかもしれません。
 
 いずれにせよ、現憲法前文が示すところの理念・理想は継承されるに値するものであると思います。

 「目的のためならば、手段を選ばず。」その冷静な評価は、後世諸氏にしか出来ないわけですから、喧々諤々やって結果が出たのであれば、その結果をもって邁進するのが法治国家たるものでしょう。
 間違いだと気がついたら、またやり直せばいいんですよ。 
某所にあったハートマン軍曹訳。笑えます。

貴様ら雌豚は正当に選挙された国会における代表者を通じてしか行動を許されない。
貴様とそのグズの子孫の為に、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保しろ。
さもなきゃまた戦争のクソ地獄だ。憲法を確定するにあたって一つ言っておく―――
主権は貴様らウジ虫のものだ!
そもそも、国政は貴様らアホの厳粛な信託によるものである!その権威は貴様らマヌケに由来せねばならない!
その権力は貴様ら汚れスキンの代表者が行使しろ!そしてその福利を貴様らおフェラ豚が享受する!
いいか?これは聖母マリアの定めた原則だ。これに反する…憲法だの法令だの勅令だの…
そんなものは両生動物のクソをかき集めた値打ちしかない! 貴様らクソガキは人食い族の巨根が粗チンになろうとも
平和を念願し、人間相互の関係を支配するそびえ立つクソのような理想を深く自覚しろ。
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、貴様らスキン小僧の安全と生存を保持しようと決意したんだろ?
不安か?俺のせいか?
国際社会の使命は役立たずを刈り取ることだ。
専制と隷従、圧迫と偏狭などという害虫を!ピンク・パンティ越しの冒険は終わりだ。
貴様ら豚娘どもは各人が兵器となり、 そこで名誉ある地位を占めねばならん。そして全世界の国民は、
許可無く恐怖と欠乏に陥る事を許されない!
カマを掘るだけ掘って他国のマスかきを手伝う外交儀礼の無い国はセイウチのケツにド頭突っ込んでおっ死ね。
のろまども!国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成すると誓え。

ふざけるな!大声出せ!タマ落としたか!
あっはっは。(爆笑)
U.K.PUNKSばりに和訳したなら、こうなりますねぇ。
おフェラ豚・スキン小僧といえども、高尚な理念を持とうとすること。これが大事なんですよね。

しかし、気をつけないと突き上げくらいますよ。

僕は、こういうノリも全然OK!!!
だって、パンク出身だもーん。(爆)
「前文」については、国家としての理念・目標を示したものと考えることにより、現在の日本がこの「前文」と異なる状況にあることは、そんなに大きな問題ではないと考えます。 (ぴんどんさん)

ぴんどんさんの言うとおりで、前文も含め、憲法は国家としての理想を示したものだと考えています。

そこで、今の現実は憲法に掲げた理想とかけ離れてきているんだけれども、現実にあわせて書き直す、ハードルをどんどん下げていくということは全くの無意味だと感じています。

理想と現実が違うことを意識することが大事であり、違うからこそ、現実を理想に近づけていく努力を国民がしていかなければならないのではないでしょうか。
 前文について、たとえそれが自嘲にみちた理想論であろうとも「日本は世界恒久の平和を目指す!」ことを宣言するものであって欲しいです。し、そうでなければ先の大戦においてこの国は一体何を学んだのか?

 国家としての理念・理想を示すことは、この「前文」にしかできないと思います。

 

 
http://www.ndl.go.jp/constitution/index.html

ここ↑、ご存知の方もいらっしゃるでしょうが勉強になりますので、この場を借りて紹介しておきます。

来週or来月あたりから、「第1章 天皇」についてトピ立てしようかな・・・?
4つの文節のうち、1・2・4は「日本国民は」で始まりますが、3番目の文節だけは「われらは」で始まります。
何故ここだけ違うのでしょう?
デミさん

ごっつい年月が流れさってしまい申し訳ありません。
軟化の始まった脳味噌の記憶をたどると・・・。

GHQ草案(英文)を複数の人間で和訳したからですかね。
もしくは草案に対して日本側から文節ごと修正をかけたか?

時間があったら調べてみましょう!!!
乞う、諸氏のご協力。
ここのトピ?(orコミュ)の皆さんは、健全な精神からまじめに憲法を学習しようと言う姿勢を感じ、
大変頭が下がる思いです♪
こじ付けや偏見やいろいろな物を織り交ぜる,熱湯欲等が来る隙がない?ので、
とても安心していられますね!!!
今迄の皆さんが仰っていたので、殊更に何を言う事もない。
と言う立場で、このようなコメントを書かせて頂き、
失礼しました。
しばらく自分の体調・家族をメインに考えていましたので、年月があきましたが、「前文」「第1章」につづき「第2章」トピを立ち上げようかな?どうしようかな?(炎上したらどうしよう。恐)とかを考えています。
(先にトピ主になってくれても構いませんよ。)

>ふぃおり〜なさん
お言葉ありがとうございます。
僭越ですが、トピを立ち上げた者としてコメントをしてくれた皆様の代わりに「ありがとう」と記させていただきます。では
ぴんどんさん,前文の次、
やりましょうよ♪
わたくしもしょっちゅう参加出来るとは限りませんが、見守れたらまたコメントを入れさせて下さい!
ふぃおり〜なさん

だって、この次って「第2章」ですよ。こわいぢゃないですか!!!
「♪」ってなんっすか!?笑

っていう有権者としての姿勢があかんのですよね。orz

ふんどし締めなおして、気合を入れるまで、いましばらく。
> テルさん

ご提案ありがとう。
でも、順番にはこだわりたいんです。
ならば、別にここは管理人さんがトピ立てした訳でもなく、
管理人さんがこうしたいんだ!と言う訳でもないので、テルさんが他の章を、
トピ立てしてもよろしいのではないでしょうか???
> テルさん

なんか、あっちこっちでディベりまくりですね。笑

寝不足にならない程度でヨロシコ。(-_-)zz
>>[1]

>「前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。・・・・」


一文がとっても長くて、ちょっと思い入れしにくい形であることは確かですね。
言っている内容自体は結構いいことを言ってるんだから、もっと歯切れよく響いてくる文体だったら良かったのにと思わないではありませんね。
前文は各国憲法の理想的側面を合成して作成されたという話を聞いたことがあります!

この理念自体は歴史的にも目指すものとして問題がないと思います!

問題は自国民が目指すと決めた理念ではない事でしょうか?日本国民がどうしたいか?それが重要だと思います!

そう考えると日本における市民社会成立の歴史みたいな話になってきてしまう!

「よくよく考えると日本における市民社会がようやく成熟してきているのは今ではないか?」そんなような事をお話している方もおられます!

しかし、市民社会成立は逆に言うとおバカ社会成立であるような気もして、結構悩む!

まさに言論の自由と価値観の多様性万歳です!!
>>[26]

>問題は自国民が目指すと決めた理念ではない事でしょうか?


その点が常に現行憲法否定派、保守改憲派から突っ込まれる所でもありますね。
しかし、戦後、今や多くの国民が後追いで受容するに至っているというのも事実ではないでしょうか。
>>[27]、

>その点が常に現行憲法否定派、保守改憲派から突っ込まれる所でもありますね。

自分の場合、現行憲法否定派、保守改憲派でもないのですが、

>しかし、戦後、今や多くの国民が後追いで受容するに至っているというのも事実ではないでしょうか。

これについては議論すること自体が難しいと感じます!

意義を唱える人がいないから、受容しているのではないかとも考えられるのですが、むしろ国民の政治的な関心の低さの問題なのではないかという気がします?

それはこの憲法コミュニティーの書き込みの低さや、憲法記念日前に憲法をもうい一度読んでみようみたいなキャンペーンが本屋さんで貼られている事実から解ります。憲法を熟知していたり、よく覚えていれば、もう一度読んでみようキャンペーンが張られる事はないような気がします!いかにも、(いつもは読んでいないけど、)の枕詞がつきそうです!

前述のように理念としては問題ないので、誰が決めたかについてはあまり気にしない人も多いのかもしれません!

自分の場合は歴史好きという背景があるので、やっぱりこの憲法の成立については引っかかるという点があります!ただ、よく考えてみると、各国憲法についても国民全体の総意というよりは、新しい国を牽引していた人が当時の啓蒙思想を総合して、理想を抱きながら書いたというのが事実だとは思うのですが、そう考えても、やっぱり、日本国憲法はちょっと違う気がする?
>>[25]

「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し」の部分が不要であるように感じます。
記憶がおかしくなっているので確かめようがないのですが、こんな変な文章ではなかったはずですよね。

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