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考古学の古典コミュの後藤守一『日本考古学』（四海書房、昭和２年四版）

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後藤守一『日本考古学』（四海書房、昭和２年四版）

mixiユーザー 2006年07月17日 00:57

資料の選択に当たって、この多数の平凡と少数の珍奇という事実を閑却してはならない。…しかし遺跡の年代・性質・ひいては文化の変遷を推知するに当たり、多数なるために有する価値があらゆる考察を便利にすることは想像に難くない。平凡なるものは、その多数なる点に価値を有するものであることを忘れてはならない。
　これとともに珍奇なるものの少数なるがために、個々の有する差異が或いは時代の距離を意味し、或いは源流を異にするにもとづくのであることを推知し易く、かつ顕著なるがために注意を惹き易い。

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