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月刊 Randyコミュの妄想ツアー第3章「北京編2」

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コメント(5)

 北京の常連のホテルに帰ってきた。
今日はOFFにする。
 とりあえず買ってきたVCD機(ビデオCD機)をテレビに繋ぎ、安く手に入るコーピー物の濱崎歩(浜崎あゆみ=Ayu。中国語読みでは”ピンチー・プー”になるのだ)のVCDを放り込む。
 Ayuは、中国では人気が高く、多くのCMに出演。
パナソニックなどは、最後のロゴが入る部分以外全く同じで、日本語のままのCMだ。
 また5シーズンと言う、AYUを印刷したジュースもあり、CMもやってるのだが、北京では中々お目にかかれなかった。(ハルピンで見っけ♪)
 プローモーションビデオが流れるが、時々曲とバックが違う組み合わせになってたりして、それはそれで面白いのであった。

 今日はOFFなので、近くにある百貨店の地下にある超市(スーパーマーケット)に買出しに行く。
様子は日本と変らない。
日本ではあまり見ないキウィの100%ジュースやクッキー、ナッツ類、パン、ワインなどを買い込み、途中タバコも1カートン買う。
 タバコはマイルドセブン・スーパーライト。
この店では1個10元(店によって値段が倍ほど違う事がある)で、当時のレートで行けば130円ってところか。
        安い♪
 ついでに、まだ残ってた酸乳(ヨーグルト)を、一気飲みしていく。
       美味い♪
”もう1本”
 結局、昼飯はこれで終わってしまった。
北京の食事は、実はヘルシーなのだ。

 再び部屋に戻り、洗濯などを済ませ、テレビでも観る。
スポーツチャンネル(CCTV5=中国中央テレビ5ch・・・・・だったかな?)にあわせると、スペインの闘牛をやっていた。
 このチャンネルでは、サッカー・ビリヤード(あまり日本でなじみの無いスヌーカーボール)・F-1などが観られるのである。
 日本では、殆ど観る機会の無い闘牛を、興味深く観ていた。
 どうやら最初は、二頭の馬に乗った人が、ヤリの様な物を刺し、ある程度弱らせる。
 次に二人の人が現れ、同じ様にヤリの様な物で、さらに攻撃し弱らせる。
この人たちは馬に乗っていない。
 そして最後にマタドールと呼ばれる、主役が剣を首の付け根辺りから深々と突き刺す。
急所に刺されば、直ぐに牛は虫の息になるのであった。
 これを一つの放送で、3か4ぐらいやってたのかな?
中国で闘牛が、比較的多く観られているのは、全く知らなかった。
 そうそう、写真の整理もやらなければ。
といっても、今回はフィルムなので、撮影済みのフィルムを別にして、レンズのクリーニング、カメラの埃取り・・・・・・ものの30分もかからなかった。

 シャワーを浴び、ホテルのレストランで食事を済ませ、王府井の方に向かうと、一軒のバーが目に付いた?
バーなので当たり前なのだが、服務員に「酒飲める?」と、一応聞いた。
彼はドアの中に手招きした。
好きなバーボンを、ロックで頼んでチビチビとやりながら、天井から吊られたテレビを観る。
 チャンネルはCCTV5。F-1が放送されていた。
      店の名前は”村蘭”であった。

 連日このバーに通ってる内に、服務員とママさん、それに手伝いに来ているママさんの親戚の方とは、すっかり打ち解けてしまった。
バーとは言いつつ、昼間は喫茶店として営業しているので、出掛けにコーヒーを一杯飲んで行ったりと、昼夜問わず押しかけてたのであった。
 ある日、二人の二十歳過ぎ位の女性が、この店で話し込んでいた。
「あっ、かわいいな」
仲良くなった服務員に「写真撮っても大丈夫かな?」と、小声で話し掛けると。「可以」と、全然気にするでもなく、”撮れ撮れ”と言うのだ。
 後で分かった事だが、僕が撮ろうとした、この娘は、この店のオーナーの姪っ子にあたるそうで、それで気兼ね無く けし掛けていたのだ。
写真を撮ってる事が分かり、彼女がこちらに近づいてきた。
 好奇心旺盛な彼女は、僕が日本人だと知ると、より一層喋りかける。もちろん筆談雑じりと辞書片手にである。
 店の外で撮ってくれとせがまれ、何枚か撮り、この時は たまたまデジタルカメラのCanonEOS10Dだったので、仕上がりを見せるとかなり気に入ったようであった。
後日、本格的に撮って欲しいと頼まれた。
 特に予定が決まっているわけでもないので、その娘が休みの日に、公園や胡同で撮る事を約束して、店を出た。

 ちょっと王府井の方まで出向いて、CDを買って音楽でも聴こうと言う気になった。
日本で女子十二楽坊が大活躍してる頃だったが、日本でデビューの為、中国では後から彼女達が知れ渡るようになったのである。
CDショップで、CDやDVDが出ていたので、買い漁った。
女子十二楽坊、大好きなのだ♪
 そのまま新東安市場に行き、晩御飯。
今日は、KFC(ケンタッキー)で済まそうか?
地下をぶらついていると、以前は露店でも売っていた中華ちまきが目に入り、見つけるや否や買っていた。
この中華ちまき、北京の中心地では、中々お目にかかれないのである。
 結局ホテルに持ち帰り、3つも頬張るとお腹一杯なのであった。
 朝から前門を訪れてみる事にした。
今や廃墟のようになった前門であるが、僕が行っていた頃には、まだまだ活気のある、おそらく北京では個人商店の一番多い場所だったのだろう。
「男はつらいよ」の、寅さんの実家周辺って感じだろうか?
 場所は故宮(紫禁城)の向かいの”天安門広場”の、さらに南側で、非常に分かりやすい。

 ところがである、15回ほど北京には行っていたのだが、観光地として有名なこの場所、ラスト4回まではノーマークだったのだ。
この辺は自分の多少捻くれた性格を、恨んだモンであるのだ。
「何でもっと早く来なかったん?」
自問自答したが、結局最後に行った1年後、開発の波に直撃されたこの一帯、ほぼ壊滅状態となっていたそうだ。

 観光地となっている西側一帯でも、裏に入れば、昔ながらの飯屋や服屋、楽器屋などが連なり、胡同もたくさんあるのだ。
さかしさらに面白い所は、観光地とは逆手の、道路を挟んだ東側にあったのだ。
 路地沿いに、魚や肉、野菜に惣菜など、昔ながらの市場の様相が続く。
ある路地などは、新疆からの人たちばかりが住む一角もあり、そちらでは特に主として食べられている、羊の肉を売ってる店があったりする。
 この辺りは、非常に楽しい。
極稀に、ヨーロッパ系の外人さんを見かけたりするが、ほぼ外国人は居ない。
 この前門東側の路地には、宿泊施設の様なのが見当たらないのが、ひとつの原因かもしれない。
それに比べ西側には、多くの安宿がある。

 そう言えば、今までトータルで、半年ぐらいは北京に居たわけだが、殆ど日本人に会った事が無い。
たまに日本食が食べたくなって、王府井の南端のある、北京飯店内の「五人百姓」で見かけるくらいだが、ここでは話しかけた事も無いし、話しかけようとはしない。
 情報を得るのは持って来いなのだが、どうもビジネスの話ばかりが語られてるようで、わざわざ入って行くのもなんである。
できるだけ現地の人に聞きたいという意味合いもあるのだ。
 話がズレたついでだが、ここ「五人百姓」で、生まれて初めて愛知名物”ひつまぶし”を、昼のランチとして食べた。
「こんな美味いものがあったのか!」と、以来病みつきになっているのだ。
 外国に行けば、変な日本料理屋があるのだが、ここは非常にまともな味だ。
ただし一流ホテル内なので、料金は日本の食堂並み。
 それから重宝するのが両替だ。
すぐ近くに、ホテルの両替カウンターがある。
かなり前から、両替機が置いてあり、日本円やドル・ユーロなどが、手続き無しで両替可能なのだ。(昔は両替苦労したんです)

 話は戻って、前門東側一帯を適当に散策してると、椅子に座った老人に話しかけられた。
「何をしてるんや?」というようなニュアンスで・・・。
「いやぁ、僕は胡同が好きで、この辺りは凄く良い場所ですね」
チャンスと思い「写真を撮ってもいいですか?」と尋ねたが、すんなり断られてしまった。
老人は、昔ながらの雰囲気が残っている場所を教えてくれた。

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