デイモン・ヒルコミュの【2021】今年も誕生日🎁🎂おめでとう‼️＼(^o^)／🎊🎉【61歳】

デイモン、今年も9月17日がやってきました、誕生日

おめでとうございます

昨今はコロナ禍で、リポーターとして現地に赴いているのかどうかもわかりませんが、先般からのハミルトンとマックスの交錯を、自分の95年のミハエルくんとの度重なる接触になぞらえた記事があがったりもするので、F1関連の仕事から離れてはいないようなのでホッとしてはいるところ。。

思えばヒルの、あまり思い出したくもない95年の失態も奇しくもイギリスとイタリア

。
ベネトンがフォードゼテックR V8から、ウィリアムズと同じルノー RS7 V10にスイッチし、ミハエルくんと同じパワープラントを使ってのタイトル争いとなった年でした。
入れ込みすぎていたのかこの年のヒルは、速いときもあるが今一つ不安定で、結果から見ればミハエル 9勝、ヒルは最終戦でやっと4勝という成績で、タイトルも早々に献上してしまっていた。

足りないものが何だと思ったのか、翌96年はフィジカルを鍛えてメンタル的にも安定し、開幕から突っ走ることが出来てチャンピオンの名前の列に自分の名を刻むことが出来た。
当時のミハエルシューマッハと言えば、レーシングドライバーとしての才能うんぬんだけでなく、若く体力的に優れ、野望を実現することに疑いない強い意思を持って取り組んでいた当代随一のドライバー。
おそらくその実力は、歴史に残る多くのドライバー、チャンピオンたちのほとんどを越えている、と見られていた。
勝利数で言えば当時プロストの51勝、セナの41勝、マンセルの31勝という並びは燦然と輝くF1黄金期の偉大なる光跡だったが、それをはるかに上回る91勝をいずれ飾る人物が、チャンピオン獲得チームから永遠の黎明期をひた走るフェラーリを勝たせるため大きなチャレンジを始めたのが96年。

そんな超人ドライバーに相対する95年のチャンピオン争いのライバル等という位置付けにいなければいけなかったヒルは実に不幸だったと言わざるを得ない(笑)。
大いにプレッシャーはあったに違いない。
そんな状況下ではドライバーはミスもする。

レッドブルの制覇が4年、メルセデスの制覇が7年続き、もちろん他チームのドライバーと最期までタイトルを争いシチュエーションは何度もあったものの、基本的には最強チーム内のチームメイト同士の争いが本線になっていたF1に、異なるチームのドライバーによる本当の意味でのチャンピオン争いが還ってきた。

95年を振り返ることはヒルにとっても痛ましい記憶を呼び覚ます行いだったかと思うが(笑)、勝利数ではそのミハエルすら遂に上回ったハミルトンのチャンプ獲得回数の更新を阻止すべくチャレンジするマックスの立場、そのプレッシャーというのは悲壮的ですらあることを改めていま感じさせてくれるような、『チャンピオン争いをしてきた人』にしかコメント出来ないエピソードかと思う。
デイモン、コメントしてくれてありがとう。
96年にタイトルを獲得してくれたからこそいま笑って95年の話も出来るというもの。

ヒル引退直後から、自分は彼に代わる、また長く応援していけるドライバーを探していたが、同じくらいファン心理を持てるドライバーには中々出会えなかった。
しかしリチャルドが出て来て、ヒルとは全然タイプが違うけれどあの頃に近い気持ちを持って応援出来るような気がしていた。
レッドブルを出てから今季まで苦戦していたけど、遺恨を残す接触で終わったタイトル候補2人に代わりイタリアGPを制したのはそのリチャルドであったことも自分にとって清々しいことだった。

そんなことを考えてしまう2021年のデイモンの誕生日であった。
今年もHappy Birthday