若者の自殺に労働問題の観点から光を当てる対談イベントを企画しました。
ご関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

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5月19日(日) 清水康之×今野晴貴対談イベント
「自殺・労働・貧困問題に立ち向かう――若者の自殺とブラック企業」を開催
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自殺対策に取り組むNPO「ライフリンク」代表の清水康之さんと若者の労働・貧困問題に取り組むNPO「POSSE」代表の今野晴貴が、公開対談を行います。若者の自殺をなくすための具体的な対策について、自殺対策と労働問題の二側面から徹底的に議論します！
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　2012年、自殺者数が15年ぶりに3万人を下回りました。数年にわたって取り組まれてきた全国的な自殺対策や多重債務対策が一定の成果を結んだといえるでしょう。
しかしながら、若者の自殺による死亡率の高さは依然として高止まりしています。15〜29歳の各年代の死因の1位はいずれも自殺で、これはほかの先進国には見られない傾向です。とくに、20代では死亡者全体の半数は自殺と深刻な状況が続いています。
　若年層の自殺を労働問題の視点抜きに語ることはできません。全体として自殺者数が減少した昨年も、対策が手薄だった若年層では就職活動の失敗を苦にした自殺が増加しました。就職後に低賃金、過重なノルマなどに直面することも少なくありません。2011年の精神障害による労災請求件数は、1272件に及び、3年連続で過去最高を更新しました。請求者の202人は自殺し、30代以下がその過半数を占めています。
　このような状況下で、若者の自殺、そしてその根としての労働問題に取り組むNPOや市民団体の役割はますます大きくなっているといえます。今回はこうした観点から、自殺対策に取り組むNPO法人ライフリンク代表・清水康之さんと若者の労働・貧困問題に取り組むNPO法人POSSE代表・今野晴貴を論者に、労働問題と自殺の関係、有効な自殺対策、NPOが果たす役割といった問題を徹底的に討論します！

■講師略歴
【清水康之(しみず・やすゆき)】
1972年生まれ。NPO法人ライフリンク代表、自殺対策全国民間ネットワーク代表。2009〜2011年には内閣府参与として国の自殺対策に参画。主著に『自殺社会から「生き心地のよい社会」へ』(講談社、2010年)、『闇の中に光を見いだす』(岩波書店・2010年・共著)。

【今野晴貴(こんの・はるき)】
1983年生まれ。NPO法人POSSE代表。一橋大学社会科学研究科博士課程在籍。専門は労働社会学、雇用政策。著書に『ブラック企業』(文芸春秋社、2012年)、『日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか？』(星海社・2013年)など。

■開催概要
【日時】5月19日(日)　18時30分〜
【場所】北沢タウンホール11階 研修室3・4
(世田谷区北沢 2 - 8 - 1 8　http://kitazawatownhall.jp/map.html)
【タイムテーブル】
18:15　開場
18:30　開会、講師紹介
18:35　清水康之さんご講演
19:20　今野晴貴講演
19:35　休憩
19:45　対談
20:10　質疑応答
20:25　ボランティア募集のご案内
20:30　閉会
【参加費】無料
【予約】不要

■労働・貧困問題に立ち向かうボランティアの力が必要です！
POSSEでは、労働・生活相談ボランティアを募集しています。賃金不払い、パワー・ハラスメント、退職強要といった労働相談、生活困窮や奨学金の返済困難といった生活相談には、全てボランティアで対応しています。知識や経験は一切問いません。弁護士や研究者によるレクチャーを定期的に開催しているので、相談対応に必要な法制度などの知識は一から学ぶことができます。
会の終わりにボランティア募集のご案内も行いますので、ご関心のある方はお気軽にスタッフにお声をおかけください。

■お問い合わせ
主催：NPO法人POSSE
TEL： 03-6699-9375
FAX：03-6699-9374
E-mail：info@npoposse.jp
事務所所在地：〒155-0031
東京都世田谷区北沢４−17−15　ローゼンハイム下北沢201号室