NPO法人 三千里鐵道が、豊橋市で初めてとなる集会を開催します。

講演は、元韓国統一部長官 丁世鉉氏です。

　下記にある【丁世鉉氏 の政府機関における主な経歴】を見ていただければ判りますように、丁世鉉氏は70年代朴正煕大統領の時代から、全斗煥大統領、盧泰愚大統領、金泳三大統領の時代にかけて、一貫して、南北統一にかかわる部署を歴任しました。そして、2000年の金大中大統領の訪北、6.15共同宣言の時には、国家情報院統一特別補佐役として参加し、取りまとめに尽力したのです。

70年代から現代に至るまで、政治圏は、まさに激動の時代であったわけですが、この間、一貫して、南北関係、統一問題に関わる要職を歴任されたことからもわかるように、この方をおいて、現在の南北関係、統一問題は語れない方ということが出来るでしょう。

　日本の平和を考える上で南北朝鮮問題は、決して切り取ることの出来ない問題です。　『東北アジアの平和」という大きなスキームからともに考える機会となればと思います。ぜひお越しくださるよう、お願いいたします。

NPO法人 三千里鐵道　　事務局　韓基徳



〜東北アジアの平和を考える講演集会〜

元韓国統一部長官 丁世鉉氏と語る東北アジアの平和と日本

日時：10月14日(土)午後2時開演
　 場所：愛知県豊橋勤労福祉会館　　講堂（定員1492名）

入場料： 一般1,000円、大学生500円 （高校生以下無料）
主　催：　NPO法人 三千里鐵道　　http://www.sanzenri.gr.jp/
後　援：　愛知県、
　　　　　　豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、小坂井町、御津町、音羽町
　　　　　　中日新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、
　　　　　　東愛知新聞社、（株）東海日日新聞社
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　韓国・朝鮮と私たちが暮らす日本との関係は、本当に残念なことに永い間『近くて遠い国』と形容されてきました。しかし近年になって日本では韓国映画、ドラマやポップスが多くの人々に愛されるようになりましたし、一方韓国でも、金大中大統領の時代になって日本文化が開放されたことから、日本の文化が広く知られるようになり、文化の面ではやっと『近くて近い国』になってきたようです。
　しかし、韓国と日本の間では、歴史認識をめぐる諸問題があり、朝鮮と日本の間では、隣国でありながら国交がいまだ樹立されていないのが現状です。まことに憂うべきことです。
　私たちは、東西冷戦の遺物である朝鮮半島の南北分断と対立の時代を終わらせたいと思います。また、古来、最も交流が盛んであった日本列島と朝鮮半島の人々が、親しき隣人となることを心より願っています。
　緊張が激化したこのような時であるからこそ、諸問題を解決する道筋を、共に考えてみたいと思います。韓国・朝鮮と私たちが暮らす日本との関係は、本当に残念なことに永い間『近くて遠い国』と形容されてきました。しかし近年になって日本では韓国映画、ドラマやポップスが多くの人々に愛されるようになりましたし、一方韓国でも、金大中大統領の時代になって日本文化が開放されたことから、日本の文化が広く知られるようになり、文化の面ではやっと『近くて近い国』になってきたようです。
　しかし、韓国と日本の間では、歴史認識をめぐる諸問題があり、朝鮮と日本の間では、隣国でありながら国交がいまだ樹立されていないのが現状です。まことに憂うべきことです。
　私たちは、東西冷戦の遺物である朝鮮半島の南北分断と対立の時代を終わらせたいと思います。また、古来、最も交流が盛んであった日本列島と朝鮮半島の人々が、親しき隣人となることを心より願っています。
　緊張が激化したこのような時であるからこそ、諸問題を解決する道筋を、共に考えてみたいと思います。

【丁世鉉氏 略歴】
　　1945年出生　　ソウル大学　大学院卒　　国際政治学博士
　　1996年　　民族統一研究院院長
　　1998年　　韓国　統一部次官
　　2002年　　韓国　統一部長官　二期
　　2005年　　民族和解協力国民協議会　常任議長

【丁世鉉氏 の政府機関における主な経歴】
　　1979.01 〜 1983.07　統一院共産圏研究官　　朴正煕〜全斗煥大統領時
　　1983.08 〜 1984.07　統一院南北会談事務局対話運営部部長　　全大統領時代
　　1991.01 〜 1993.04　民族統一研究院副院長　　盧泰愚大統領時代
　　1993.05 〜 1996.12　大統領秘書室統一担当秘書官　　金泳三大統領時代
　　1996.12 〜 1998.03　第3.4代民族統一研究院院長　　　金大中大統領時代
　　1998.03 〜.統一院が統一部に変更
　　1998.03 〜 1999.05　第11代統一部次官
　　1998.09 〜 2001.04　明知大,慶煕大客員教授　　
　　　　金大中大統領の訪北、6.15共同宣言の時、国家情報院統一特別補佐役
　　　　として参加、とりまとめに尽力。
　　2001.05 〜 2002.01　国家情報院院長統一特別補佐役
　　2002.01 〜 2003.02　第29代統一部長官
　　2003.02 〜 2004.06　第30代統一部長官(留任)　　　　　　盧武鉉大統領時代


【講演者紹介】
　丁世鉉元統一部長官は金大中大統領時代、2002年1月〜2004年6月までの間、第29代および第30代統一部長官を歴任しました。
　2000年6月15日の南北共同宣言当時には、国家情報院統一特別補佐役として、南北共同宣言の取りまとめに、非常に重要な役割を果たしたと報道されています。
　この40年にわたって、多彩な経歴と経験を積み重ね、韓国政府の代表の一人として朝鮮半島の平和と統一問題に直接関わりあい、現在は梨花女子大大学院教授として、また、民族和解協力汎国民協議会の常任議長として活躍されています。
　また、NPO法人三千里鐵道が、2002年3月に南北鉄道連結資金を直接韓国政府に伝達した当時の統一部長官でした。さらに今年の4月に、北側植樹行事における苗木支援代金を伝達したのも、民族和解協力汎国民協議会常任議長となった丁世鉉氏でありました。



アイプラザ豊橋（豊橋勤労福祉会館）までの道順
◆豊鉄電車渥美線　新豊橋駅から7分「南栄」徒歩10分
◆豊鉄バス　豊橋駅前から「勤労福祉会館前｣下車、徒歩５分
◆豊川インターチェンジからお車で （約15ｋｍ 約35分）
　国道151号を豊橋（R１号）方面へ⇒「城下」の交差点を左折
　⇒｢西八町」の交差点を直進（R２５９号へ）
　⇒｢勤労福祉会館前」の交差点を右折