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開催終了太宰を読む百夜百冊 第十九夜

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2008年12月17日 10:07 更新

「パンドラの匣」〜太宰治における上昇志向〜「かるみ」への道

「太宰を読む百夜百冊」は太宰治の没後60年、生誕100年を記念して行う講座。今回はその第19回です
 各回の講師がそれぞれ自身の思いを重ねて太宰治の作品を語ります。講師には大学教授をはじめ、多様な世界で活躍中の方々をお招きしていく予定です。


◆講師
渡部 芳紀(わたべ よしのり)   中央大学文学部教授

昭和十四、五年頃の太宰の作品には、〈単純〉〈素朴〉〈正直〉(「当選の日」「正直ノート」)、〈自然になりたい。素直になりたい〉といった表現が多くなる。
前期(昭和8年から12年)のダンディズムを踏まえた複雑で難解な作品から、文学は読者にささやかな〈タンポポの花一輪の贈りもの〉(「葉桜と魔笛」)のような作品を提供し、道ばたの〈辻音楽師〉(「鴎」※「善蔵を思ふ」)のように慎ましく読者に喜んでもらえる作品を書こうと方向転換をする。
 昭和十七、八年頃には、〈これからは単純に、正直に行動しよう〉(「正義と微笑」昭和17・6)、とその傾向は成熟して行き、「右大臣実朝」昭和十八・九)では、〈澄んだ御心境〉〈御胸中はいつも初夏の青空の如く爽やかに晴れ渡り〉〈水の流れるようにさらさらと自然に御挙止なさって居られた〉実朝像を描く。そうした思いが、終戦直後に発表した「パンドラの匣」(昭和二十年八月〜十二月頃)に結実している。

■日時
12月20日 土曜日 午後1時30分〜3時

■受講料
一   般      1,000円    
三鷹市民        800円   

■会 場
三鷹ネットワーク大学 教室AB

【申込】ネット申込み可
https://www.kouza.mitaka-univ.org/kouza/C0852200.php
または、FAX、窓口にて直接受け付け可


【お問い合わせ】
NPO法人 三鷹ネットワーク大学推進機構
電話 : 0422−40−0313   FAX : 0422−40−0314
住所 : 郵便番号 181−0013 東京都三鷹市下連雀3−24−3 三鷹駅前協同ビル3階
開館時間 : 火曜日〜土曜日 9:30〜21:30,日曜日 9:30〜17:00
休館日 : 月曜日,祝日,年末年始(12月29日〜1月3日)

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