劇団極「ライオンと麦」 2007年10月12日 | 札幌演劇

開催終了劇団極「ライオンと麦」

札幌演劇

詳細

2007年10月10日 01:54 更新

作：北川　徹　演出：滝沢修

「ライオンと麦」

劇団極、ATTICサードステージです
北川さんのワークショップをへて、向かい合うことをテーマにやってきました。
楽しんでもらえると思います。ぜひ見に来てください＾＾

作者からのコメント

　クーピーという色鉛筆があった。今もあると思う。軸や手持ち部分の区別がなく、まるごと全部が色鉛筆で、クレヨンのような柔らかい素材で出来ていて、持っても手が汚れない色鉛筆。12色18色24色と種類があって、60色なんていうタイプもあり、それはピアニカ並の長さを持つ迫力のあるケースで、それを小学校に持ってくる奴が一人くらいいた。
　それを借りたがる奴がいて、しかも滅多に使わない色をわざわざ借りて、でもクーピーは一定以上の力を加えると折れるという弱点があり、案の定借りた奴はクーピーを折ってしまい、「絶交」という響きにも似た重たい沈黙の水を浴び、60色を所有する小学生は翌週から12色に換えていた。