セファルディ、またはセファルディムとはローマ時代より1492年に追放されるまでスペインに在住していたユダヤ人のことを指します。スペイン王朝による追放令公布後、彼等はトルコ、 ギリシャ、ブルガリア、北アフリカなどに移り住み、自分たちの信仰心、習慣、スペイン語の一種で彼等の言語であるラディーノ語、そして歌や音楽を共に持って行き、移住先の音楽を取り入れながらラディーノ語で歌を作り続けました。現在も方々に散っていった彼等の子孫達はラディーノ語を話し、ラディーノ語の歌を歌い続けています。スペインらしい叙情的でメロディックなバラードから中東音楽の要素を取り入れたリズミックなものまで、曲調は様々です。今回の来日公演では先祖代々受け継がれてきたセファルディ民謡を歌手スザナ・ベハール率いるSusana Behar Sephardic Music Ensembleと中東音楽・ダンスのデュオHarmonic Motionが中東舞踊も交えながら演奏。
中東、アルメニアと北アフリカの伝統ダンスや、クロス・カルチャー、即興ダンスを中心に活動。中東系パーカッションも演奏。 ニューヨーク州で多数のダンスカンパニーなどでも踊った経験があり、同州アメリカ中東ダンス学会やフロリダ州から多数の賞を受賞。1998年から2006年の間、ポップシンガー SHAKIRA 専属の振り付け師として舞踏を伝授。ダンサーとミュージシャンとして世界ツアーなどにも参加。MTV、ラテン・グラミー賞、そして数々のテレビ番組に出演。またフラメンコダンスをアメリカやスペインでJose Molina, Maria Alba, Manolete, Matilde Coral, Manolo Marin, Ilisa Rosal, Helena Alonso, Damaris Ferrerに師事。ボストン・フラメンコ・バレー団, Bailes Ferrer, Ballet Flamenco La Rosaなどとも共演し、ダンサーManoleteとデュオで共演。現在Harmonic Motionのダンサー兼ディレクターとして活動中。
山口亮志、ギター www.ryojiyamaguchi.com
イスラエルに生まれ、ギリシャ、メキシコ、日本、エル・サルバドルで育ち、99年より10年間米国フロリダ州を拠点とした後、2009年に帰国。津軽三味線奏者の西はじめ、バイオリン奏者大津純子、レゲエ・ミュージシャンのアール・チナ・スミス(Bob Marley and the Wailers)などと共演または録音経験があり、アメリカ、ジャマイカ、カリブ、日本などで演奏するなど幅広い演奏活動を行っている。2007年1月にはアンサンブル・オトダマとジャマイカのモンテゴ・ベイで開催されたエアー・ジャマイカ・ジャズ・アンド・ブルース・フェスティバルにABBAやEarth,Wind & Fireなどと共に招待される。2007年マイアミ大学フロスト音楽院クラシックギター科卒。在学中レネ・ゴンザレス氏に師事。マイアミ国際ギターコンクール準優勝。現在自身のプロジェクトであるアンサンブル・オトダマ、デュオ・アクアレル、スザナ・ベハール・セファルディ・アンサンブル等でギター、作・編曲などを担当。
佐藤えりか、ウッドベース
札幌生まれ。3歳からピアノ、9歳からバイオリンを始める。2000年度国立音楽大学器楽科にバイオリン専攻として入学、同時にモダンジャズ研究会に入りウッドベースを始める。在学中から演奏活動を開始、現在所属バンドはSOLIDNEXUS(2005年度ギブソン・ジャズギター・コンテスト優勝)、ワッシー&ルーツバンド、SEEKER for peace、等。ウッドベース・エレキベース両面で活動中。