クロスオーバーした感覚の鋭さは他の追随を許さないDJ/プロデューサー/リミキサーのDJスピナ。これまでにマイケル・ジャクソン、デ・ラ・ソウル、メアリー・J ブライジ、モス・デフ、エミネム、ジャングル・ブラザーズ等のアーティストを手がけてきた。ハウス・シーンでの定評も高いスピナが手掛けたショーン・エスコフィー"Days Like This"リミックスは、ティミー・レジスフォードをはじめとするディープハウスDJにヘビープレーされるハウス・クラシックとなっている。自らアーティストとしてリリースしたシングル"Rock"はRawkusレコードのベストセラーにもなった、今もフロアをロックしているマスターピースだ。またUKのBBEよりアルバム『Here To There』、続けて『Intergalactic Soul』をリリース。そして2009年には待望のヒップホップ・アルバム『Sonic Smash』をリリースした。スピナはミックスCDでの選曲とスキルに多くのファンを持ち、Bobbitoと共作『The Wonder Of Stevie』は世界的なヒットとなった。またUKレーベルBBEより70'sディスコ・クラシックスを中心にセレクトした『The Boogie Back』が話題となった。 そして今年同レーベルの70'sレアグルーヴのコンピレーション・シリーズ『Strange Games & Funky Things』 Vol.5をコンパイルしている。
作品同様にヒップホップ、R&B、ブレイクビーツ、レア・グルーヴ、ソウル、ファンク、ジャズ、ディスコ、ガラージ、ハウス等様々なミュージックを自由自在に操るスピナは、コンセプチャルなパーティーをニューヨーク・ベースでワールドワイドに開催している。毎年スティーヴィー・ワンダーのバースデーに『WONDER-FULL』(NYではスティーヴィー本人もパフォーマンス)を行い、また『SOUL SLAM』と題されたスピナのオリジナルのパーティーは"マイケル vs プリンス"、"フェラ vs JB"などユニークなDJプレイを聴かせ、ニューヨークで長蛇の列を作るほどの人気だ。2009年に続き今年8月にブルックリンで2万人を動員して行われた、マイケルのPV"ジャム"や"ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス"の監督でも知られるスパイク・リー(Do The Right Thing, Malcom X Crooklyn)が主催するマイケルのバースデー・イヴェント『Brookyln Loves Michael』でスピナがDJを担当している。
ちなみに、熱狂的なサッカー好きとしても知られ、 MTVで放映された
日本女子サッカー代表(なでしこJAPAN)キャプテンの澤穂希選手との対談や
自身も熱狂的なサポーターであるFC 東京の2005〜2006年の選手入場曲を制作した。
更に、ウイニングイレブンをこよなく愛するアーティストが集結した
コンピレーション・アルバム「WE LOVE WE(WE LOVE Winning Eleven)」に
EL PICHICHI (DJ KEN-BOとのユニット)としても参加。
「ollie」誌、「4th MEDIA GUIDE」誌のサッカー・コラム連載の経験もある。