2010年１月　熟塾イベント

《　熟塾新春公開講座　〜　緒方洪庵先生生誕２００年記念講座　第一弾》

芝哲夫大阪大学名誉教授と巡る適塾と除痘館記念資料室
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

サロン講座：緒方洪庵と適塾

講　師：大阪大学名誉教授　芝哲夫先生

日　時：２０１０年１月１６日（土）午後１時３０分〜４時３０分

集　合：登録有形文化財芝川ビル地下１階　ベトナム料理レストランりヴｺﾞｰシュ
　　　　　大阪市中央区伏見町３−３−３　地下鉄「淀屋橋」駅?番出口徒歩1分
　　　　　午後１時３０分〜２時４５分 ： サロン講座・緒方洪庵と適塾
　　　　　午後３時〜４時３０分 ： 適塾と除痘館資料室見学

会　費：　一般1800円・学生800円（講義・適塾入館料・お茶代込）


今からから２００年前、備中国（現・岡山県岡山市北区足守）足守藩士・佐伯瀬左衛門惟因の家に、三人目の男の子が生まれました。長じるにつけ生まれつき虚弱で病気がちなことに悩み疑問を感じます。
『人は何故、病になるのか・・・。』自らの体に少年は問い続けました。やがて、医学の道を志し蘭学を学び、医師として治療にあたる中天然痘予防のため除痘館を開き奔走すると共に、大阪に蘭学塾「適々斎塾（適塾）」を開きます。
ドイツの医師フーフェランドの医師の心構えを説いた扶氏医戒之略「金銭や名誉の為ではなくただ人を救え」を医師の心得として出版し広く志を伝えます。

全国から緒方洪庵を慕い多くの若者が集い、福澤諭吉、大鳥圭介、橋本左内、大村益次郎、長与専斎、佐野常民、高松凌雲など幕末から明治維新にかけて活躍した多くの人材を輩出しました。やがて緒方洪庵の名声は将軍家にも届き、奥医師兼西洋医学所頭取として江戸に招かれた翌年、労咳のため吐血し５４歳の人生を閉じました。明治維新まで、あとわずか5年でした。

医師として最高の地位につき江戸にありながら、自由に市中の人々と交わり、塾生たちと過ごした日々を懐かしんだという適塾での日々とは…、往時の姿を今に伝える適塾でどのようなドラマが展開したのかを緒方庵先生生誕２００年目の新春に、長年「適塾」顕彰活動を続けられ著書「適塾の謎」を綴られた芝哲夫大阪大学名誉教授（85歳）と共にその門を潜り、除痘館記念資料室を見学します。


芝川ビル（国登録有形文化財）：昭和２年に竣工された芝川ビルは、当時珍しい鉄筋コンクリート建てで南米マヤ・インカの装飾を施した独特な近代建築として国登録有形文化財に指定されています。
竣工から２年後に、花嫁学校として「芝蘭社（しらんしゃ）家政学園」として門戸を開け昭和18年までに三千人の卒業生を送り出しました。現在は２階・３階は事務所として、１階にはバーやチョコレート専門店に福井県のメガネメーカーの直営ショップ、地下１階にはベトナム料理と珈琲専門店として活用されています。

1月6日（水）〜16日（土）の１１時〜19時まで4階のモダンテラスで、大阪府所蔵の美術コレクションから、女性作家の木村嘉子“丸の作品”、田中栄子“森へつづく”イチハラ・ヒロコ“江戸時代から好きでした”の展示会が無料で開催されています。

サロン会場のフランス風ベトナム料理店「リヴィゴーシュ」では11時半から、コム・ビンザン　セット（ベトナムの定食）・フォー・ボー（ベトナムうどん、牛肉）揚げ春巻き付・コム・ディア（豚焼肉の皿ご飯）・カニ玉付など950円から１250円のランチメニューもありますので、早めに来てベトナム料理のお料理（各自精算）も楽しんでいただけます。

お申込方法：下記へTEL、FAX又は電子メールでお申込下さい。
不在の時は、留守電にお名前・ご住所・お電話番号を録音願います。
http://www.jukujuku.gr.jp/　からも申し込み可能


お問合せ、お申し込み：　TEL/FAX　　0729-94-2856　
　　　　　　　　　　　　　　　電子メール　 BXI05250@nifty.com

●お申込後、集合場所等を明記した参加証を郵送いたしますので、
　会費は当日ご精算ください。