★MAHA☆THAIDISCO / MANNNAKA GA UTYUU DE DISCO 真保☆タイディスコのMIXCDR『MANNNAKA GA UTYUU DE DISCO』が素晴らしい! 芸名の通り、タイの屋台で買い付けた現地のディスコを、これでもかと気持ちよい突き抜け感でかけ散らし、新宿歌舞伎町のドンキホーテ的猥雑なエナジーを乱発射。その猥雑感からはバイレ・ファンキを連想する事も出来るし、ヨーロッパのレーザーがぐるぐる回る大箱クラブ(勿論行った事なし)でのトランス的ニュアンスも感じる。かと思えばグッと来る唄モノ・タイムに突入したり、ズッコケつつテンションあがる大ネタ・カバー地帯も潜んでるから一筋縄では行かない! ときおりカタコトっぽく聞こえたり日本人離れしている、真保☆タイディスコ自らのサイドMC(個人的にはビビアン・スーというキーワードが脳裏に!)も終始フルスロットルで煽りまくりで、非常に素朴に言わせて貰うと"楽しく元気が出るMIX"なのだっ、これは! "みんなの心に幸せを"的スピリチュアリティをベースに感じさせながらも、かける音楽は商業的都市音楽であり強烈にズル剥け下世話なタイディスコという通常はあまり同居する事のない聖俗ミクスチャー・スタイルに、何時の時代も消えたと思ったらどこからか現れるヒッピー気取り(コスプレ)にはない、一本筋の通った強靭な精神性を感じる! 自らはフリフリ・ピンキーな衣装に身を包み、"大豆(東京裏スポットをガニ股土足で歩きちらすやんちゃな若者かつ実は心優しい青年)"を MC〜カオスパッド担当として従えて行われる、林家ペー・パー的DJプレイ(ある種GIG)では、目がハートマークのマホタンBOYSが「萌え〜、マホタン萌え〜」と喜びの声を上げ踊り狂う! さらにマホタンは「食べちゃうぞ〜」と挑発し、大豆の野菜特売大売出しの親父のような声のMCを散々聞かされた BOYS達を至福の笑顔へと変える。 匿名性や難しい事〜渋い事の方がカッコいいという価値観が根付くクラブ・シーンにおいては突然変異とも取れる、その分かり易いキャラクター性と MC、さらにロングMIX上等な元々ハウス上がりでもあるというそのDJテクニックで、2006年RAWLIFEでは早朝7時からという時間に関わらずフロア(というか空き地)をロック! MIXでの自らのサイドMCの部分では自作と思われる歌詞のラップ〜歌も披露され、今後はオリジナル曲への期待も高まる所だっ! と、いうことでNOWなヤングは要注目必至!