CMFLGによるエクスペリメンタル、ドローンサウンドを中心としたプロジェクト・"moire"(モアレ)。 東京では1年ぶりとなる第3回目を開催します。 今回は昨年ソロで出演してもらったGreg Davisによるドローンデュオ・Sun Circle。 Type Recordsからのアルバム"Dragging A Dead Deer Up A Hill"で一気に知名度を上げ、今や音響ファン以外からも人気が高いGrouper。 Town & Countryのメンバーでもあり、ソロではKrankyからドローン作品をリリースするBird Show改めBen Vida。 ハーシュノイズ名義"Oscillating Innards"でも活躍するGordon Wilson Ashworthによるドローン名義で、新作"cæsarean"を札幌のSlow Flow RecよりリリースしたConcern。そして札幌でレーベル・Slow Flow Recを運営し、自らもアーティストとして数多くの作品を海外レーベルからリリースするryonkt。 これ以上無いドローンサウンドのスペシャリスト達による1夜の集いをお楽しみください。
"moire" 2010年10月21日(Thu) at 池袋 鈴ん小屋 WEB : http://www.ringoya.org/ OPEN 18:30 / START 19:00 adv. 3,000yen / door. 3,500yen (+ 1drink)
Live : Sun Circle / Grouper / Ben Vida / Concern / ryonkt
Presented by CMFLG / Supported by Slow Flow Rec, pdis.
■ SUN CIRCLE Greg DavisとZach Wallaceによるデュオ"Sun Circle"。 "サイコアコースティックのミニマリズムとサイケデリックのマキシマリズムの出会い"とも称される彼らの音楽は、重厚なドローンサウンドと、延々と続くトランシーな音色、穏やかなノイズなどから形成されており、彼らが演奏に使用するのは、数々の弦楽器や自らの声、オルガンやパーカッション、自作楽器・民族楽器など多岐にわたる。 現在バーモント州バーミントンに在住するGreg Davisは、数多くのアーティストと世界中をツアーし、それと共にソロ作品やコラボ作をCarparkやKrankyなど数多くのレーベルからリリースしている。 モンタナ州在住のZach Wallaceの活動の幅は広く、ソロの他、Sun Circle、Memorize the Skyでの活動から、Tony ConradやAnthony Braxtonとの共演にまで及んでいる。 MySpace : http://www.myspace.com/suncircle
■ Grouper GrouperはLiz Hariisによるソロ・プロジェクト。 彼女の音楽は、緩やかに爪弾かれるギターとウーリッツァーの音色、そして繊細でドリーミーなヴォーカル、これら全ての音が深いリバーヴの中に包み込まれ、混在している。 ここ数年で、彼女はその独特な柔らかなサウンドと共にアンダーグラウンドシーンにおいて一躍注目を浴びる事となった。 まず2005年にRob Frisk(ex-Deerhoof)のレーベル・Free Porcupine Societyより1st"Way Their Crept"をリリース。 この作品はイギリスのサイト"Volcanic Tongue"において即座に絶賛され、アルバムオブザイヤーに選出されると共に、そのWilliam Basinski的なドローンと、息づかいの聞こえるようなヴォーカルの混在するサウンドは、ゆっくりと世界中の音楽ファンの注目を集める事となる。 その後Xiu Xiuとのコラボレーションアルバム"Creepshow"から2nd"Wide"まで、僅かの間に驚くほどの作品をリリース。 2007年には3rd"Cover the Windows and the Walls"をRoot Strataからリリースも即完売(2009年に再発)。 2008年にはイギリスのType Recordsより4th"Dragging A Dead Deer Up A Hill"をリリース。 このアルバムは空前の賞賛を持って迎えられ、USのWebzineであるPicthforkの2008年トップアルバムにも選ばれた。 2009年にはAnimal CollectiveとUSツアーを行い、さらにはCity Center、Pumiceとのスプリット7"をリリースするなど、世界中のオーディエンスに彼女のユニークな音楽性を強烈に印象付けた。 2010年にはRoy MotgomeryとのスプリットEP"Vessel"をリリース。 そして最近ではJandekとコラボレーションし、Brian Enoらが在籍する"Rolex Mentorship and Protege Award Program"への参加を検討している。 MySpace : http://www.myspace.com/grouperrepuorg
■ Ben Vida (Bird Show) Ben Vidaは10年以上に渡って数多くの作品に携わってきたアーティストである。 Town and Country、Singer、DRMWPNなどでのバンドでの活動の他、Bird Show名義でのソロ活動も行っており、それらの作品はThrill JockeyやDrag City、Krankyなど数多くのレーベルからリリースされている。 また、これらの活動の中ではアメリカ、ヨーロッパ、日本など世界中をツアーしてきた。 2009年にはBird Showとしての3rdリリースとなる"Untitled"をリリース。 この作品のために、Greg Davis、Robert AA Lowe、Michael Zerang、Adam Vidaらによるグループが結成され、さらには"Bird Show Band"としてのリリース(Josh Abrams、Jim Baker、Dan Bitney、John Herndonなどが参加)が控えている。 また、BenはヴィジュアルアーティストのSiebren VersteegとDeborah Johnsonとのコラボレーションによるオペラを製作しており、現在はNYブルックリンで彼の妻Katyと暮らしている。
■ ryonkt 札幌市在住のRyo Nakataによるソロプロジェクト。 ギターとラップトップによるドローンサウンドを主体とする。 2007年頃から自主制作を始め、海外の複数のネットレーベルから多数の作品をリリース。2009年にロンドンのレコードショップsmallfishのレーベルラインより初のCDR作品をリリース。 その後もCDR作品を海外のレーベルから数多くリリースしている。 レーベルSlow Flow Recと音楽イベントプロジェクト"Scene to show from the sound"主宰。 MySpace : http://www.myspace.com/ryonkt