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開催終了上野洋子 ドビュッシーを歌う

詳細

2010年05月31日 10:33 更新

2010年7月10日(土)

ドビュッシー ・パート1

Ayuo and Seashell String Quartet
Ayuo and Seashell弦楽四重奏
ゲスト:
上野洋子: Vocals, 他
YOSHIE: Dance
立岩潤三: ダルブッカ、パーカッション



Ayuo:  Guitar, Celtic Harp, Vocals
甲斐史子: Violin
大鹿由希: Violin
宮野亜希子:  Viola
松本卓以: Cello

曲目:
ドビュッシー: 六つの古代エピグラフ 弦楽四重奏ヴァージョン
ドビュッシー: 『語りと室内楽のビリティスの唄』より(日本語の語り ーPierre Louys 作詞)
ドビュッシー: 『ビリティスの唄』(英語ヴァージョンの歌 ー Pierre Louys 作詞)

Ayuo:  弦楽四重奏の為の新作
上野洋子: 新作

ドビュッシーのメロディーに基づく歌曲
Ayuo: I Cry in My Heart
(Paul Verlaine 作詞)

Ayuo: Let's Love and Sleep
(Theodore de Banville 作詞)


7月10日(土)
■Open:18:30(6:30PM)/Start:19:30 (7:30PM)
予約 Reservations:¥3,200 (1ドリンク付)(One Drink included)
当日 Admission Fee on day of Performance:¥3,500 (1ドリンク付)
(One Drink included)

■ 会場:公園通りクラシックス (Tel:03-3464-2701)
月曜日休日、他の日は17時以後に電話で予約が取れます。
※渋谷区宇田川町19-5 山手教会B1F
http://www.radio-zipangu.com/koendori/
Open: 18:30
Start: 19:30

ドビュッシー・パート2は11月27日(土)
公園通りクラシックス
ゲスト:高橋アキ、他

なぜ今ドビュッシーなのか?

そのきっかけは個人的な体験から始まった。
昨年のコンサートのリハーサルで、僕の作った歌をどう表現してもらったらよいかを考えていた時に、ドビュッシーの『ビリティスの唄』という曲と出会った。この曲は僕にとって物語の語り物に聴こえた。中世ヨーロッパで吟遊詩人達が語った『トリスタンとイゾルト』のような神話から発展した愛の物語。日本で言えば、源治物語を語る琴の曲のようだった。そして、その物語から感じて来るフィーリングはポーやオスカー・ワイルドや三島由紀夫が描いたような神話的なファンタジーの世界だった。
ドビュッシーは19世紀末に、友人の作家、ピエール・ルイスのサロンで多くの詩人、作家、絵かき等に囲まれた環境で、ハルモニウム(足踏みオルガン)を即興的に弾きながら詩を語ったり、即興的に歌っていた。そうした形で初めて演奏されたれ音楽が、後に有名な曲となって発表されて行くようになった。当時いた人達は、それまでに聴いたことのないような新しい響きだと語っていた。そこに来ていたアイルランドの作家オスカー・ワイルドは、その場で即興的語り始めた物語を後に中東のお姫様の戯曲『サロメ』としてまとめた。そして、ワイルドの『サロメ』の為に描かれたビアズリーの挿絵を展示したアール・ヌーボーの展示会で初めてのドビュッシーの単独のコンサートが行われた。
ルイスは特に中東と古代ギリシャに興味を持っていた。そして、モロッコの女性と同棲していた。彼女が中東の衣装を着ている姿の隣でくつろぐドビュッシーの写真等が残っている。ルイスは古代ギリシャに住んでいた女流詩人の伝記という設定で書かれた『ビリティスの唄』等を書いて、発表した。そして、ドビュッシーは、それを歌曲にして、語りと室内楽の曲にした。音楽は中世の吟遊詩人の歌のようであったり、中世の教会音楽の旋律のようであったり、ギリシャのビザンチン音楽にも似ている要素があった。これらの音楽はバッハからブラームスのちょうせい音楽が消えて行く中で作曲されている。そして、僕がモードで作曲している世界と近い存在である事に気づいた。
これらの世界はよく知られているドビュッシーのメロディの世界とはまた別の世界だ。今回の7月と11月のドビュッシーのコンサートでは中世の吟遊詩人の延長としてのドビュッシーを引き出したい。この音楽はとても新鮮で新しい音楽に聴こえる。これからの音楽のヒントになるのではないか?
Ayuo
www.ayuo.net

上野洋子プロフィール

86年、ZABADAKの一員としてデビュー、93年脱退。
その後は、作・編曲家としてCM、映画、アニメなどの音楽制作に
携わるかたわら、七変化する声質を生かしたヴォイス多重録音や、
ロック、ポップス、民族音楽、現代音楽など
幅広いジャンルを取り込んだユニークな作品をリリースしている。
また近年LIVEでは、緻密な録音作品とは正反対に
即興パフォーマーとして様々なアーティストと共演し、
アバンギャルドな世界を展開している。

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