開催終了Ayuo & Genome（ジェノーム）第９夜 「ルーミーについて」
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2017年11月12日 01:25 更新
ジェノーム 第9夜 - 『ルーミについて』 by Ayuo
11月16日、渋谷公園通りクラシックス『ルーミについて』というタイトルで、ジェノームのライヴを開催します。
ルーミは13世紀のイランの詩人。
ルーミは、体をひたすらぐるぐる回してゆく踊りを動く瞑想として作りました。
この伝統は今でもメヴレヴィ・ダービッシュという名で続いています。
そしてこのルーミーの思想は、20世紀の哲学にもダンスにも深い影響を与えました。
ボスニアのサラエボという南ヨーロッパの町で育ち、20世紀前半に活動したルードルフ・ラバンというダンス・振付師がいます。ラバンは、子供の頃に見たダービッシュのぐるぐる回る様子に強烈なインスピレーションを得て、新しいダンスを創作しました。
ラバンのダンスを見た、音楽家のフランツ・リストの娘でありリヒャルト・ワグナーの未亡人のコシマ・リスト・ワグナーは、自分の夫、ワグナーの舞台音楽の中でダンスが必要とする全ての場面に、ラバンに振付を付けてほしいと委嘱しました。
ラバンのダンスは、後に日本の暗黒舞踏に影響を与えたとも言われています。
ルーミを読んでいて、凄いと感じることは、中世時代のイランに書かれた彼の文章から、現代科学の生命科学や物理学で発見されている一部の見方と共通点が見つかることです。
もちろん、別な時代と環境のものだから、違いもあるのが、それは当然とも言えます。
今回、ルーミの様々な本から言葉を集め、コラージュして、今の自分の言葉に書き直していきました。そのプロセスの中で、My Bloody Valentine というバンドの、Lovelessというアルバムを聴いていました。
聴きながら、詩を作りながら、ルーミが語っている表現を、今、生きている時代の中で、一番近い世界を作っている様子を、My Bloody Valentineに見出しました。
そして、それと同時に、My Bloody Valentineのここで表現している世界が、自分の芸術的な表現と近いところにあると感じました。
そうしてMy Bloody Valentine のメンバーのプロフィールを見てみると、自分と似ているバックグラウンドと環境に育っていることが分かり、不思議な気持ちになりました。
時を経て…ラバンとのシンクロニシティを思う時、僕自身が参加した1993年発売のCDのオムニバス盤が思い出されます。そのCDの中に、リヒャルト・ワグナーの孫、Wolfgang Wagnerが朗読している詩に音楽を付けたものがあるのです。その依頼を受けた際にも、My Bloody Valentineに影響を受け、自分の音源を作りました。それはCDとなり、世に出たわけです。
今回のショーでは、ルーミの言葉とMy Bloody Valentineの音楽を、自分の言葉と作品と混ぜてみなさまに演奏しようと思います。
Ayuo
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Genome（ジェノーム）第９夜
ー私たちの身体は、心は、細胞は、魂は、どこからやってきて、どこへ還っていくのかー Genome（ジェノーム）は、そんなことをテーマに、オリジナルのLIVE音楽と映像、ダンスや詩で、模索する活動をしています。
今年のテーマは「ルーミーについて」スーフィーの美しき詩人にして哲学者ルーミーをインスピレーションに、Ayuoが新作の詩も発表いたします。
ジェノームのジャンルは、オリジナルスタイルのシアターロック。ショーでは、ロックミュージックをもって、エンターテイメントではなく、見る人を内面的な世界、古代のシャーマンのパフォーマンスや、中世ヨーロッパの神秘劇、日本の能、中東のスフィーの踊りと音楽、フラの神へ捧ぐ踊りなどの系譜を目指します。
■日時
11/16（木）
開場 19:00
開演 19:30
■出演
Ayuo： 歌、ギター、ブズーキ、ダンス
立岩潤三： ドラム・パーカッション
岡野 勇仁:ピアノ、キーボード
守屋拓之： ベース
Nashaal： ダンス
＋ Ashtara : ポエトリー・リーディング
■料金（予約制）
予約：\ 3,300（ドリンク別）
当日：\ 3,800（ドリンク別）
■場所
公園通りクラシックス（旧ジャアンジャアン）
http://
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町19-5
東京山手教会B1F
※渋谷・公園通りの山手協会地下（入り口は駐車場の下り坂の先です）
渋谷駅より徒歩５分
■ご予約方法
ご予約は予約フォームからお願いいたします
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あるいはフェイスックのイベントページからメッセージを：
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困ったときには
