日本ヘンデル協会主催のオペラ公演のご案内です。
抜粋版になりますが、バロック・ジェスチャー付きの上演となります。


日本ヘンデル協会主催
〜日本ヘンデル協会コンサート・シリーズ Vol. 15〜

G.F.HANDEL
　オペラ「アレッサンドロ」　ALESSANDRO　HWV21

2010年9月10日（金）
　19：00開演（18：30開場）

牛込箪笥ホール（大江戸線牛込神楽坂より0分、東西線神楽坂より徒歩10分）

前売り4000円、当日4500円


〜出演〜
Alessandro　アレッサンドロ　横町あゆみ
Lisaura　　 リザウラ　　　　森　有美子
Rossane ロッサーネ　　　簗取　洋子
Tassile タッシーレ　　　森川　郁子
Clito クリート　　　　久保田潤子
Cleone クレオーネ　　　加藤　直紀
Leonato レオナート　　　長谷部千晶


ヴァイオリン　大西 律子、関口 敦子
ヴィオラ　　　上田 美佐子　
チェロ　　　　十代田 光子
コントラバス　栗田涼子
チェンバロ　　伊藤 明子




〜このオペラの作曲当時の背景〜

名カストラートのセネジーノ、名ソプラノのクッツォーニ
という二人の傑出した歌手の力によって人気を博してきたヘンデル。

しかし、移り気な聴衆の気持ちを引き止めるために、
さらに、
大プリマドンナのファウスティーナをイタリアからロンドンまで連れてきて上演したという超豪華キャスト共演のオペラ・・・
それがこの「アレッサンドロ」でした。

しかし、同じ舞台に二人のプリマドンナが立ったために、喧嘩や問題も勃発。
当時セネジーノやオペラそのものより、2人のプリマドンナにかなりの話題がさらわれていたようです。

ヘンデルは作曲にあたり2人のプリマドンナに
同じ数の、同じ程度の長さのアリアを配し、
一つずつアレッサンドロとのニ重唱を与えるなど、
気を配って作曲したことが、作品を通して、ありありと感じられます。

音楽で二人のプリマドンナに気を配った結果なのか、
オペラの内容は、
アレッサンドロ（アレクサンダー大王）の歴史に名高い英雄ストーリーではなく、
二人の恋人の間で揺れ動くアレッサンドロと、家臣の王への反発などが主軸となっています。

三人の名歌手の不満が出ないよう、それぞれに公平に個性的なアリア、見せ場を与えるよう苦心しているため、
素晴らしい音楽が散りばめられています。


また、このヘンデル協会の上演、
ヘンデルの時代に行なわれていた舞台上演の特徴である「バロック・ジェスチャー」をとりいれた演出です。

「バロック・ジェスチャー」についての詳細はこちらをご覧ください。
↓↓↓↓
http://www.handel-institute-japan.org/gesture.html

チケットのお申込は、トピ主のpupupuに直メいただければ折り返しお返事いたします。

皆様のご来場をお待ちしております。