AIPR(Association of Indigenous Peoples in the Ryukyus)の長期にわたる国連国際連合先住民作業部会への参加が、国連のB規約(市民的および政治的権利)人権委員会の日本政府に対する「琉球民族を国内立法下において先住民と公的に認め、文化遺産や伝統生活様式の保護促進を講ずること」という審査報告書を引き出した事は記憶に新しい。そして今年はAIPRの国連への働きかけに加え、ワッタールーチューの松島泰勝さんがグアムの先住民族であるチャモロの人々とともに国連の脱植民地化特別委員会の場で米国の植民地支配からの脱却を求め民族の自己決定を訴えている。