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開催終了1/26(木) pm7時半 第十九回文芸部勉強会『小説を書き真似る』司会:無味無臭改めエディーさん

詳細

2017年01月26日 16:53 更新

いつも、「半蔵門かきもの倶楽部」にご参加いただきありがとうございます。



今回のテーマは
『小説を書き真似る』
です。
書き真似ることで解ることもあるのではないでしょうか。

書くことがよく読むことにつながる、読むことがよく書くことにつながるようにとはよく言われることです。といっても、これが正しいという保証はありません。ということで、実践してみましょう。

今回は題材を使ってみようと計画しています。数ヶ月前に読書会でも使った本です。読書会に参加されてなくてもかまいません。

稲垣足穂『一千一秒物語』新潮文庫

短い断片のような文章の集まりです。数十ページどこをとっても、雰囲気だけでも大丈夫です。立ち読みだけで、本は持ってなくてもいいです。ねらいは何かをベースにしてみるということです。

ということで、他の作品を真似たというものでもいいです。

当日、手ぶらで、課題で出される文章を真似てみる。考えてきたものを発表してみる。このトピックに書き込んでみる。どんな形でもかまいません。フリーでお願いします。それでは、当日よろしくお願いします。

日時 1月26日(木)pm7:30開始 pm9:00 終了予定
※定刻にお出で願います。恐れ入りますが、開始10分前以前のご到着はご遠慮ください。

※ 開催場所、形式は「半蔵門でゆるい読書会」と同じで 下記の通りです 。

参加費
 1000円(紅茶またはワイン1杯付き)
 お食事をご希望の方はコメント欄でお申し込みください(別途500円。内容はお任せ願います)。
 また、確認の意味で、お食事不要の方は、お手数ですが、「食事不要」とご記入ください。
お土産について:読書会中に皆でつまめる菓子、果物などのお土産は歓迎です。なお飲み物のお土産はご遠慮ください。(CafeBarKIYONOは飲食店です。お食事の持ち込みはできません。飲物の持込は1000mlまで/ごと500円の持込料を申し受けます)

定員:10名

会場: 千代田区平河町2-2-5カフェバーKIYONO 電話5212-4146
地図:googleマップで「カフェバーきよの」で検索
http://bit.ly/p15SIR

参加申込 : 下記のコメント欄にお食事の要否を記載して、このイベントの参加クリックボタンを押してください。

コメント(70)

  • [31] mixiユーザー

    2017年01月24日 08:04

    >>[27]

    ありがとうございます!
    知り合いはミクシィをやっていなかったと思うので、当日ご紹介しますm(__)m

    それにしても皆さん、湧き上がるように書いていらっしゃってすごいですね(笑)
    私は当日までに思いつけたら、書き込もうと思います(>人<;)
  • [32] mixiユーザー

    2017年01月24日 10:23

    >>[30]

    チャーリーさんのお知り合いの方で定員になってしまったのでキャンセル待ちでお願いいたします。
    書かれた作品をアップされるのはご自由ですのでよろしくお願いいたします。
  • [33] mixiユーザー

    2017年01月24日 10:39

    すみませんが、仕事の都合でキャンセルいたします。
  • [34] mixiユーザー

    2017年01月24日 10:40

    >>[30] 私が参加不可になりましたので、どうぞ参加ボタンをぽちっとしてください。
  • [35] mixiユーザー

    2017年01月24日 23:37

    >>[34] すみません、ありがとうございます。
  • [36] mixiユーザー

    2017年01月24日 23:38

    >>[32] すみません、改めてよろしくお願いします。
  • [37] mixiユーザー

    2017年01月25日 08:55

    キャンセル待ちます。
  • [38] mixiユーザー

    2017年01月25日 20:23

    直前ですが、書いてみました。
    題材は芥川龍之介の『或阿呆の一生』の火花を借りました。
    明日、よろしくお願いしますm(__)m


    『赤色の瞳』

    彼女はストッキングのまま、雪の上を踏んで行った。ヒールは根元から折れていた。彼女は髪を舞いあげる北風の中に、パンプスの革の匂いを感じた。
    すると目の前にカラスが一羽降り立って、赤色の瞳で彼女を見つめた。彼女は何故か感動した。
    彼女のトートバッグは、上司にプレゼンする資料を隠していた。彼女は血のにじんだ足で雪の上を歩きながら、もう一度カラスを見た。
    カラスは相変わらず鋭い視線でこちらを見つめていた。彼女は人生を振り返っても、何も欲しいものはなかった。が、この赤色の瞳だけはーー、血よりも真っ赤な瞳だけは命と取り替えても手に入れたかった。
  • [39] mixiユーザー

    2017年01月25日 23:16

     芥川龍之介『歯車』、に倣って

     僕は東京駅のランチタイムである店に入りある料理を注文した。皿の上に乗つた肉の塊にかかつたソヲスの黒い色味の中に微かな酸味が交じつてゐて、舌の上にピリっとした刺激を残した。店の中にブラ下がつた赤いプラスチツクで作られた提灯とその中から漏れる黄ばんだ灯りが換気扇の音で前後に押されて引かれるそうゐつた光景が僕の眼の中に揺らいでゐた。
     やつと乗車した京浜東北線の車内はどこかのヘツド・フヲンから漏れ出した高音域の雑音によつて充たされゐた。「音量をしぼり給へ。」――誰かの怒鳴りかける声さえもその雑音によつてかき消された。僕の立つている場所は進行方向後方で連結部分の近くだが、震える夕方の陽の光は何よりも騒々しく京浜東北線電車内の広告という広告の光沢の鮮やかな面に対して強い光を投げかけてゐた。
  • [40] mixiユーザー

    2017年01月25日 23:52

     横光利一『機械』、に倣って

     しかし、エルモアのティッシュが使い終わって久しい。入用ならばいうべきである。花粉症は日に日に増して、イライラする度に叩くこけしの頭はずいぶんとへこみだしている。私はこけしの叩かれるその音の変化のあったことから叩きすぎではないかと疑い出していた。もう叩くのをやめなさいと私は自身に言い聞かせていたそのとき、叩いているその手を止めないでという声が聞こえていた。私以外いないはずのその部屋でそうでなくてもこけしが痛みを感じているのではないかとウスウス感じ始めているところではあった。なるほどこけしとても痛みを感じる感覚というものはあるのだということに気がついたその瞬間、少し横から叩いておくれと強まった声が聞こえた。お前さんは右利きだから右後ろからまわし込むように叩いてもらうのが反動がついて心地よいのだよ。そんなに手荒く扱うとこけしの首が飛んでしまうのでないかと警戒しながらも聞こえてくる声を無下にするわけにはいかず聞いている素振りを崩さずにいた。しかしながら、飛んでいるらしき花粉によって鼻がムズムズすることに耐えられずティッシュがないことを思い出して手鼻をかむとそうやってまた素っ気なく振る舞ってという声が聞こえてきた。しかたなく、手鼻をかんだままの中身を掴んだ手でもってこけしを叩きつづけて上から横から右後ろからまわし込むように。たしかに言われた通りで力が込もってよい一撃が炸裂したのだけれども、こけしの頭が少しグラッとしたような気にもなり不安な気持ちでいたところで、ああ、そこそことさらに強まった声が響いた。
  • [41] mixiユーザー

    2017年01月25日 23:55

    或る人の真似をしたつもりなんだけど、似てなかったらごめんなさい。



    『お稲荷さん』

    歩いていたらお稲荷さんが食べたくなった。

    とても天気のいい朝だった。青い空に雲一つ、か二つくらいのいい天気。
    通勤途中駅までの道を歩いていて、ふと頭に浮かんだ。お稲荷さん食べたい。
    こんなときはどうする?簡単だ。コンビニに行けばいい。
    コンビ二に行けばたいていのものは手に入る。美味しいかどうかは別にして、でも
    コンビニのお稲荷さんは、まぁイケるんじゃないか、と個人的には思っている。
    特に不味いと感じたことは、今まで一度もない。
    さて、どこでお稲荷さんを仕入れるかだが、家から駅までの間に三軒のコンビニがある。
    ほんのちょっと寄り道すればもう一軒。
    お稲荷さんはいつも品薄なかんじだけど、四軒のうちの、どこかには必ずあるだろう。
    全滅ということはまずありえない。確率的に。

    一軒目のコンビニでお稲荷さんゲット!だが一つしかなかった。人気があるので売れたのか、逆にないので
    多く仕入れず一個しかなかったのか、いずれにしろわたしのコンビ二お稲荷さん品薄説は、いまのところかなり信憑性高い(わたし調べ)ものと思われる。
    お稲荷さん二個入り、と半あぶりタラコおにぎり一つをコンビニで購入し、駅に向かう。飲み物(ミネラルウォーター)
    は職場のビルの中の販売機で買えばよい。電車に乗って、電車を降りて、駅から職場までの間にコンビニがまた四軒。今朝はもうコンビニに用はない。用はないが、ちょっと寄り道して見てみる。
    コンビニは様々な、それこそ色とりどりの商品がそろっている。消費消費に明け暮れる正に堕落した資本主義の象徴で、特に必要がなくても、なんとなく、なにかしら買ってしまう。庶民をハメるちょっとしたトラップのような存在だ。
    それがわたしの通勤途中に合計八軒も、ああ恐ろしい。だがわたしはもうその手には乗らない。
    三時のおやつ用にクッキー一つだけで、コンビニを後にする。
  • [42] mixiユーザー

    2017年01月26日 00:25

     魯迅『狂人日記』(竹内好訳)、に倣って


     今夜は、空気が美味い。
     まろやかで味に丸みがある。冬の空気の温度と車から掃きでるガスの調合が絶妙なのだろう。これで飯も進む。先ほどは茶碗に六杯食った。昨年の冬には八杯食ったこともある。だが用心しなきゃならん。炊き過ぎた飯は犬の餌になり下がる。あの日もあっという間に食い荒らされた。それどころか、一時間ほど吠えまわる。寝る前にあと三杯は食べてみたいところだが。
     おれが怖れているのは犬じゃなくて月のほうだ。

    ……

     飯が底をついた。
     三日も食べていない。月を見ても怖れを感じなくなった。犬たちは相変わらず寄り付く。なかでも一匹の犬には気を許すことが出来ぬ。
     奴らの腹はいっぱいに違いない。うちがダメなら他所へ行けば良いだけだ。吠えるのだけは相変わらずうちに寄る。
     おれも相変わらず子どもに食われる夢をみる。

    ……

     犬がいなくなった。
     外も静かだ。
     きっと世界は終わりに近づいている。

    ……

     うちの米櫃に飯があるように見える。
     犬が来ないので証明されている。
     ダマされてはいけない。空腹感は罪なのだ。

    ……

     ふたたび犬の声が聞えた。
     米が何処かにあるわけがない。
     うちの中は外よりも広い。
     子供たちさえいる。
     きょう世界は終わるのだろう。
  • [43] mixiユーザー

    2017年01月26日 00:56

    夏目漱石『夢十夜』「第八夜」、に倣って

    もうすでに何を真似しているのかわからなくなってしまった例

    『夢X夜』「第∞夜」


     床屋の赤い皮の椅子に腰かけると、皺々の背もたれの中に着物の体が沈む。手摺の下から伸びている銀色の鉄の棒状のなにかを手の中で弄んでいると、右の後ろから回し込むようにシーツがかけられる。
     軽い息苦しさが首の周りに巻かれた紙の上に感じる。家では巻くことのないようなキッチンペーパーが巻き付けられたことによる。首の周りの温度が熱い。
     さらに熱い温度の後から溢れ出す湿度が口びるを攻める。飲み物では口びるは気をつけて、食べ物によっても味わうことのないような口びるの上の熱さはすぐには引かずに、だんだんと冷たさに変わる。熱いのか冷たいのか分からない冷たさである。
     このまま心地よく温度が下がっていくに期待をもった頃、湿度のタオルは剝ぎ取られ、同じタオルでゴシゴシ。私の顔は床ではないですよ。
     庄太郎はいたって真面目である。何ひとつふざけているつもりはない。鋏を手に持って、紙質の素材を切るのではなく、人体の部分として伸びてきているかのようなタンパク質であるところの髪の毛を一束一束と人体の基になっている部分から切り離していく。
     うまく切り離すことが出来れば人体の基になっているところの人に褒められる。うまくというのはその髪の毛から切り離された方の人の人格によってということなのだが。そのようにして切り離されたところの髪の毛の方からのコメントはない。聞いてもよいけどコメントがあるものか。
     本当か。試していないのでわからないだけかもしれない。試してみたら、もし試しに聞いてみると、コメントが返ってくるかもしれない。痛まずにうまく切り離されただとか。飛ばすように切られたので爽快感があっただとか。その逆だとか。
     山になっている髪の毛が立ち上がる。もはやどの毛がどの束に属していたかもわかり知れる。それだけれども各々のコメントだけを発して庄太郎を悩ませる。庄太郎はそのように会話を繰り返すことで日毎の生業をたもっている。
  • [44] mixiユーザー

    2017年01月26日 01:59

     夏目漱石「こころ」、に倣って

     私はその人を先生と呼びたかった。勝手に呼べば良いと言われればそれまでだが、そういうわけにはいかない。自分の中では。ハッキリとさせたいこともある。先生と呼んでもいいですか。そんなふうに私は先生と呼びたい人に伺うタイミングを探していた。鎌倉の海水浴場のシャワーの部屋の並びのことである。
     アッという返事しかなかったのはシャワーの音が五月蝿かったからだろう。これでまた質問のチャンスを無駄にしてしまった。自分の中では。次の機会は一年後以降になる。
     彼がもしくは彼女が年下だろうが関係ない。私はその彼あるいは彼女または彼女あるいは彼を先生と呼びたい。実際のところ私は、その人が幾つであるのかを知らない。それにあわせて私はその人が、彼あるいは彼女または彼女あるいは彼そのまた彼女あるいは彼または彼あるいは彼女かをわかっていない。

     私は同じ時刻に浜へ行ってその人の顔をたしかめた。陽の光の加減では、その人のことが彼女または彼なのか分かるかもしれないからだ。それならば別の時間に来るべきだろうとも思うが、私には別で用事もあった。けれどもあちらはこちらのことに関してさりとて気にもとめず、こちらもとくに気にとめなかった。あの人の態度はいたって非社交的なのである。非社交性には非社交性で対抗するしかない。ツンデレにはツンデレだ。一日のある頃に超然としてやって来て、少しだけいて、また超然として帰っていく。周りがどれだけ騒がしくなっていても、そんなことにはほとんどお構いないの様子だ。だから私に対しても構いっこなしよというのは言い過ぎか。先生と思わず呼びかけてしまうその人はいつでも一人であった。
     あるとき先生、もう先生でいいや、のその人はいつものごとくで海の中に入ったと思いきや、水の中へ軽く肩まで浸かるようなしぐさだけして、そそくさと海から上がり立ち去って行ってしまった。いったい誰にアピールしているのだろう。先生の去ったあとには浴衣が一枚残っており、立ち去る先生は訪れたときと同じ出で立ちであったので、きっと先生の内側に着ていた浴衣に違いないと。
     
     次の日私は先生ともう呼んでしまっているその人のちょうどその後のタイミングで海の中へと飛び込んだ。そうして先生と私はもうすでに二人ぎりで一緒の方向へ向かうこととなった。広い蒼い海のどこかの表面にだんだん二人、もっと二人となって泳ぎつづけた。真昼の太陽の光が鮮やかに山の隆線までをかたどっていた。同時に揺れる海面に反射する太陽の光が明るすぎて何も見えなくなるくらいの感覚を私にもたらした。先生の顔さえも。見えないんだか見えるのだか充分にもうわからなくなってきていた。私は必要以上に頑張って踊ってみた。どこが良くなるんだか本当に理解不可能だった。先生は、もうほぼ本当の先生であるところのその人は、ぱたりと泳ぐことをやめて海の上に仰向けになってプカプカと浮かんでいた。太陽の光はもちろん平等に先生の平ぺったい顔を照らす。「愉快ですね」と私は声に出して言ってみたつもりだった。

  • [46] mixiユーザー

    2017年01月26日 17:20

    >>[45]

    ありがとうございます〜。
    お会いできるのを楽しみにしています!
    >JONYさん、食事はなしでお願いします。
  • [47] mixiユーザー

    2017年01月26日 18:17

    >>[46]

    よろしくお願いします!
  • [49] mixiユーザー

    2017年01月26日 18:36

    芥川龍之介『或阿呆の一生』「二十七 スパルタ式訓練」、に倣って

    僕は僕の右手と一緒に裏町を歩いていた。角を曲がったところで手袋をはめた左手に出くわして、僕の右手は嫉妬を始めた。左手のヤツもいい気になって普段あまり使われていない鬱憤を右手に向かって晴らし出した。普段はロクに握手などもしない双方なのに。
    「使われないから手袋の中でノンビリしていられるんだろう」
    右手の放った起死回生のひと言に左手は怒って手袋を飛び出した。
    「そんなことあるもんか。出入りなんかは簡単さ」左手の発言は負け惜しみのようにも響いた。
    両手の喧嘩にその属するところである僕はどうして良いか戸惑った。左手に加担したい人間心はあるのだが、右手を無下に扱うとあとあと困る。
    ……
    どこで手に入れたのか左手の入っていた手袋を交互に嵌めてみてはと提案しようと思ったその瞬間。
    「なんだこれ、右手専用じゃないか」
    一番喜んだのは左手だった。……

    http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/19_14618.html
  • [51] mixiユーザー

    2017年01月26日 20:11

    芥川龍之介『或阿呆の一生』「十八 月」、に倣って

    彼はある発電所の裏手に拾った落ち葉を積み上げた。一時間ごとに起こる上昇気流に乗って落ち葉は舞い上がった。綺麗に飛び散ることもあれば綺麗に飛び散らないこともあった。それを見ていた釣り人が何の目的なのかを尋ねた。
    彼は言葉を発せず隣にある大男の風呂桶を指差した。そこには釣り人が見たことのないほどたくさんの魚が入っていた。
  • [53] mixiユーザー

    2017年01月26日 20:15

    さなぎさん作

    駅のホームに立っていると 隣に 杖を持ち 白い髭を生やした老人がやってきた 老人は 線路の側に落ちている石を見つめ なにもせずただ立っている この駅に止まらない急行電車が通りすぎようと目の前にやってきた途端 老人は両目を大きく見開いて線路へと飛び込んだ 電車が急停車すると線路には杖だけが残り 彼の姿はなかった 駅員が点検を行っている間ふと上を見ると 足をばたつかせ空を飛ぶ 彼の姿を見つけた そうして電車が動き出すと 老人はまた 私の隣に立ち 石を見つめていた 私は恐ろしいと思いながら移動し 遠くから彼を見つめた 次の電車が老人の目の前までやってきたとき また線路に飛び込んだ 電車が止まると また線路には杖だけが落ちている まさか と思い 空を見上げると 今度は老人の姿はなかった ふと横を見ると 老人は私の隣に立っていた
  • [54] mixiユーザー

    2017年01月26日 20:26

    >>[23]

    なぜくすぐるのか、笑わせたいのか。人によってどこをくすぐれば笑うかは人によって違うとは考えないのか、他の場所に変えようとは思わないのか。そしてなぜ真顔なのか。なぜ真顔でいつまでも脇をくすぐるのか。怖いのだが、あまりにも怖いのだが、その顔の奥で、何を考えているのか
  • [55] mixiユーザー

    2017年01月26日 20:26

    月の青い夜に メトロの階段を上がると お月さまが怖い顔で睨んだ 四ツ辻を曲がり裏道に入ると黄色い建物があり、青い看板にCafebarと書いてあった 中に入るとカウンターの中の男がいきなり「君はこの本を読みなさい」と命令した 手渡された本の表紙には「ウイスキーの瓶の中の宇宙」と書かれていた。
  • [56] mixiユーザー

    2017年01月26日 20:37

    まみさん
  • [58] mixiユーザー

    2017年01月26日 23:14

    参加者のみなさま、
    おつかれさまでした。

    あれは勉強会として盛り上がったのでしょうか?
    なにかしら持ち帰るものがあれば良かったかと思います。

    今からでも、気にいった作品などありましたら感想書き込んでくださるのはウエルカムです。
    本日はありがとうございました!
  • [59] mixiユーザー

    2017年01月27日 00:03

    >>[50]

    ”原稿を攻撃する”という箇所に惹かれました。オリジナルかと思ったら、原稿は原作からですね。同じ仕掛けの上にもかかわらず原作からずいぶん違った影響を受けるのに、まめやさんの作品を個性を見ました。

    ”雨が上からも下からも”
    ”顔ごと雨に”
    ”雨の線を破壊する”
    上記から、雨がいろいろな角度から降ってきているところが紫色の火花と合わせて絵画的な印象を残しました。
  • [60] mixiユーザー

    2017年01月27日 00:12

    >>[52]

    原作の本屋に対して図書館にしたところで、空間の広さを感じました。世界と図書館はなぜだか相性良く思えます。

    探しているものが見つからないこと、中心があるのか分からいところの周縁をたどっているだけなことが、その読むべき本というのを曖昧な存在として浮かび上がらせているようです。
    ”探すべきもの”は、”探しているもの”か”見つけるべきもの”にしたほうが意味的に滑らかかと考えました。
  • [63] mixiユーザー

    2017年01月27日 00:24

    >>[38]

    ”紫いろの火花”を”赤色の瞳”に変えたチャーリーさんの英断が作品に文字通り色を付けたように見えています。ストッキング、ヒール、パンプス、トートバッグ、プレゼンのカタカナが繋がっているように感じるの同時に、漢字で書いた”赤色の瞳”にコントラストを与えている印象です。カラスの黒もそこに加担している。

    ”血のにじんだ足で雪の上”もとても色彩的でエロチックでした。原作の”紫いろの火花”に対して、”赤色の瞳”はいろの部分を漢字に変えたんですね。理由があれば教えてください。
  • [65] mixiユーザー

    2017年01月27日 00:48

    >>[53]
    あるいは、さなぎさん

    ”この駅に止まらない急行電車が通りすぎようと”の箇所が駅の雰囲気と併せて状況説明も効果的に表されているように見られました。電車のスピードと老人の動きのコントラストが伝わってくる。”足をばたつかせ空を飛ぶ”のにもゆっくりと優雅な印象あります。

    ”私は恐ろしいと思いながら”を直接的に説明しないのも良いかも。”また線路に””また線路には”の状況が繰り返されるところを読んでいて恐怖を味わいました。
  • [66] mixiユーザー

    2017年01月27日 01:17

    >>[41]

    ”美味しいかどうかは別にして”
    ”まぁイケるんじゃないか”
    ”特に不味いと感じたことは、今まで一度もない”
    上記で、コンビニのお稲荷さんへの勝手な感想をたたみかけるように続けているのが面白かった。話の焦点がが少しズレたりとかあれば、もうちょっと興奮しながら読めるのかも。お稲荷さん一本でひっぱると単調になりがちかな。

    ”わたしのコンビ二お稲荷さん品薄説”
    ”信憑性高い(わたし調べ)”
    怪しくっていいですね。その勝手な思い込みのセオリーが書かれている中の状況で否定されるか誇張されたりするのも面白いかも。

    ”三時のおやつ用にクッキー一つだけで、コンビニを後にする”
    目に浮かびやすく、話がうまくおさまった感じ。
    その直前の”消費消費に明け暮れる””庶民をハメるちょっとしたトラップ””ああ恐ろしい”に、少しばかり置いてかれてしまったような気になっていたので。
  • [68] mixiユーザー

    2017年01月27日 01:54

    >>[55]

    ”月の青い夜”という夜の種類の指定を効果的なつかみに見受けました。

    ”お月さまが怖い顔で睨んだ”の箇所から、月の人格描写が目に浮かんで微笑ましいです。”四ツ辻を曲がり裏道に入ると” ”黄色い建物があり、””青い看板”などと続いて、イメージが動きの中に重なりあわされている印象が残りました。

    「ウイスキーの瓶の中の宇宙」は意味的に変わってしまうにしても、「ウイスキーの中の宇宙」か「ウイスキーの瓶の宇宙」のほうが、言葉のキレが良いかもです。
  • [69] mixiユーザー

    2017年01月29日 11:28

    >>[63]

    先日はありがとうございました。
    久々でしたが、とても刺激になる会でした。今後もまたよろしくお願いします!

    ご質問の件ですが、文字面にしたときの見栄え、カタカナとのコントラストを意識して漢字にしてみました。
  • [70] mixiユーザー

    2017年01月29日 16:37

    >>[57] エディーさん

    先日はありがとうございます。

    あんな即興で書いた意味不明な作品が絶賛されると思ってなかったので戸惑いつつも、楽しんでもらえて良かったです。
    他人の文章を真似るのって思った以上に難しかったですが、新鮮味があってとても楽しかったです。

    ではでは、今後ともよろしくお願いします。

    さる
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