お疲れさまです。またもやご無沙汰気味で恐縮ですが、第八回読書会のお知らせです。

今回の課題本は江戸川乱歩の幽霊塔で、場所はジャックモノーを狙っています。舞台の洋館気分をちょっと味わいつつ、作品の話ができると素敵ですね。

Jacques Monod
092-724-8800
福岡県福岡市中央区西中洲6-29
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40020531/


日時は6/26日曜で、今回はお茶の時間14時〜15時の開始を予定しております。お店を押さえることが出来次第詳細を更新させていただきます。

告知が遅れてしまい、いつもより少し本を読む時間が短くなりますが、奮ってご参加いただけると嬉しいです(*´∀｀)


幽霊塔はイギリスのラブロマンス『灰色の女』が原作で、黒岩涙香（おじさんです）という人が翻訳したものが原型となりますが、涙香がここら辺の時代にありがちないい加減さで長らく原作が不明となっていた作品です。

涙香の作品では外国人名は日本人には馴染みにくかろうということで、舞台はイギリスで登場人物もイギリス貴族の設定なのですが、名前はガッツリ日本人と少し不思議な感じになっています。

そこで乱歩は書き直すにあたって舞台を長崎の洋館に移し、ついでに時計塔の内部などをちょっと複雑にしたりしたようです。

ちょっと紳士な冒険活劇をこの機会にいかがでしょうか？


ちなみに宮崎駿は乱歩の幽霊塔に並々ならぬ情熱を持っており、最近「僕が幽霊塔を映画にするならこうする、作らないけど！」という漫画が冒頭についたハードカバーが発売されました。

興味がある方はそちらも合わせてどうぞ〜